
仏壇を自分で処分する方法
仏壇処分業者が現場でしている手順を紹介
目次
仏壇の処分、自分でできる?その答えと実践手順を解説
「仏壇って自分で処分していいの?」「粗大ごみで出していい?」「解体してもバチは当たらない?」仏壇を処分したい時、こんな疑問が出てきますよね?
結論から言うと、仏壇の処分は自分でも可能です。
この記事では、仏壇処分業者が現場でしている処分の手順を紹介。さらには、費用相場、供養の考え方、注意点を解説します。
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この記事を読んで理解できること
- 自分で処分できる2つの方法
- 自分で仏壇を処分する3ステップ
- 処分前に知っておきたい魂抜きについて
自分で仏壇を処分する方法
自分で処分する方法は大きく2つあり、粗大ごみに出すか、解体して可燃ごみに出すかです。
それぞれの特徴を抑えることで、悩む事なく処分できます。
方法 | 費用 | 特徴 |
---|---|---|
粗大ごみ(オススメ) | 1,000円〜2,000円前後 | 安価で最も簡単な方法 |
可燃ごみ | 0円 | 解体が必要だが無料で処分できる |
市区町村の粗大ごみに出す(オススメ)
特徴
- 安価で最も簡単な方法
- 魂抜きを事前に行えば家具として処分可能
注意点
- 大きさ・材質により出せない自治体もある
費用目安
- 1,000円〜2,000円前後(処理券シールを購入)
可燃ごみに出す
特徴
- 解体して袋に詰められれば、無料で処分できる方法
- 魂抜きを事前に行えば後悔なく処分可能
注意点
- 工具の準備が必要
- 仏壇は重たいのでケガに注意
- 誤って周囲を傷つけないように注意
費用目安
- 0円(可燃ごみ袋)
【注意】仏壇を処分する前に知っておきたい「魂抜き」とは?

自分で仏壇処分するときに注意したいのが、魂抜きです。
魂抜きとは、仏壇や位牌、仏像に込められたご先祖様の魂を抜く儀式のことで、仏壇をそのまま処分してしまうと「魂ごと捨てる」ことになるため、必ず行うのが一般的です。
ゴミ出しに魂抜きが必要な市区町村も存在
魂抜きを済ませている仏壇しかごみに出せない自治体も存在するので、必ず確認しましょう。
魂抜きは必要ない場合もある
一部の宗派では、魂抜きを必ずしも必要としない場合があります。
魂抜きが原則不要な宗派
- 浄土真宗
- 神道
- 無宗教
魂抜きの必要有無や、依頼の手順はこちらでも解説していますので参考にしてください。
→仏壇の魂抜きって本当に必要?|仏壇処分業者が本音で判断基準を解説
自分で処分する時の3つのステップ
自分で仏壇を処分する時は、以下の3つのステップに沿って実施すると、後悔なくスムーズに処分できます。
1.仏壇の中身をすべて確認する
仏壇の中には、通帳や現金、遺影や位牌などが保管されている場合があります。
処分前に見落としがないよう、引き出しや奥のスペースまでしっかり確認しましょう。
2.魂抜きをするか検討する
魂抜きは「仏壇を家具に戻す儀式」です。
できる限り、お寺に依頼して読経をしてもらいましょう。
魂抜きはらくサポでも対応しています。
3.市区町村の粗大ごみルールを確認する
粗大ごみとして出す場合は、サイズ測定と申し込みが必要です。
例えば、名古屋市なら一辺が30cmを超える木製品は粗大ごみに分類され、処理手数料が発生します。
市区町村の粗大ごみルールは、「市区町村名 粗大ごみ 出し方」で検索すれば詳細を確認できます。
一部の自治体では、戸別回収にも対応していますので、屋外に出すだけで回収してくれます。
自分で解体して処分する場合
自分で解体する際は、以下の内容を参考にしてください。
DIYに慣れている方であれば、ドライバーなどの工具で分解し、可燃ごみ・不燃ごみに分けて処分できます。
仏壇の構造は「上台(上段)」「中台」「下台(引き出し)」に分かれており、多くはネジ止め、または、木製ホゾ組構造です。
ステップ①:上段の扉・内部装飾の取り外し
- 観音開きの扉や金具をドライバーで外す。
- 内部にある装飾や金箔、仏像台座なども丁寧に取り外す。
ステップ②:上台の分離
- 上台は中段に乗っているだけか、ビスで固定されている。
- ネジを外し、必ず2人以上で慎重に持ち上げて分離する。
ステップ③:中段・下段の解体
- 引き出しを外し、背板や側板をドライバー・バールで解体。
- ハンマー等を使用する場合は、木くずが飛ばないよう配慮。
- 板ごとに「可燃」「不燃」「金属」などに分別する。
注意点
- 仏壇の一部に金属や鏡が使われている場合、不燃ごみ扱いになります
- 見た目で素材が判断できない場合は、自治体に問い合わせると安心です
- 大きな仏壇の場合は、木材を切断するノコギリの準備が必要です
まとめ:自分で処分する場合でも魂抜きはしましょう
仏壇の処分は単なる「モノの処分」ではなく、気持ちの整理と向き合う大切な機会です。
特に、粗大ごみとして処分する際は、市区町村から魂抜きを求められるケースがあります。
Check
この記事を読んで理解できたこと
・仏壇は、粗大ごみ または 可燃ごみで自分で処分可能
・粗大ごみ処分時は自治体ルールを要確認
・自分で解体する際は必要な工具を揃える
いずれにせよ、魂抜きを済ませ、敬意をもって手放すことがトラブル回避と心の安定につながります。
あなたに合った方法で、穏やかに仏壇とお別れができることを願っています。
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高さ:80cm未満の仏壇 | 13,000円(税込14,300円)〜 |
高さ:120cm未満の仏壇 | 18,000円(税込19,800円)〜 |
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