
【仏壇の魂抜きって何?】
意味・流れ・費用相場をすべて解説!
目次
あなたの仏壇、処分前に「魂抜き」は必要?
「仏壇を処分したいけど、魂抜きって本当に必要?」「やらないとバチが当たるの?」
そんな疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、仏壇の魂抜き(閉眼供養・おしょうぬき)の意味、必要性、流れ、費用相場などをわかりやすく解説します。
さらに、魂抜き不要派の考え方や、宗派による違いも紹介しますので、読めば「今、何をすべきか」が明確になります。
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この記事を読んで理解できること
- 魂抜きの必要性とメリット
- 流れと費用
- 意外と知らない!安く魂抜きする方法
1. 魂抜きとは?意味と役割を解説

魂抜きとは、仏壇に宿るご先祖様の魂を抜いて、仏壇を「ただの家具」に戻すための儀式です。正式には「閉眼供養」とも呼ばれ、住職(お坊さん)にお経をあげてもらいます。
魂が宿ったまま仏壇を処分するのは、供養不足とされることが多く、精神的な不安や後悔につながることも。
2. 魂抜きはなぜ必要?やらないとどうなる?

魂抜きしないとどうなる?
魂抜きをしなくても法的に罰せられることは無いですが、心残りになることも。
- 心の整理がつかず、罪悪感や不安が残る
- 仏教的には「供養が不十分」と見なされる
- 地域や親族によっては非礼とされることも
魂抜きのメリットは?
同時にメリットも抑えておくと良いでしょう。
- 精神的に安心できる
- ご先祖様に対する礼を尽くせる
- 親族間のトラブルを防げる
3. 魂抜きの流れと準備

魂抜きは宗派の寺院などに相談するとスムーズにできます。当日の準備まで合わせて確認しておくと良いでしょう。
手順 | 内容 |
---|---|
1. 寺院に依頼 | 菩提寺または近隣の寺院へ連絡 |
2. 日程調整 | 宗派や地域により六曜や仏滅を避けると良い |
3. 当日の用意 | 仏壇の掃除、お布施の用意、線香や供花などを用意 |
4. 読経・供養 | 住職の読経とともに、感謝を伝えます |
4. 魂抜きの費用相場と注意点

魂抜きは最低でも10,000円はかかります。
費用はしっかり抑えておきましょう。
項目 | 相場 | 備考 |
---|---|---|
お布施 | 10,000〜30,000円 | 明確な決まりはなく「お気持ち」 |
往復交通費 | 数千円〜 | 遠方の場合は実費相談 |
読経料 | 上記に含まれる場合が多い | 宗派・お寺によって異なる |
注意点
- お布施は封筒の用意が必要
おすすめの封筒はこちら - 封筒に「御布施」と書き、水引は不要が一般的
- のし袋の表書きは薄墨ではなく、通常の黒墨
5. 魂抜きが不要なケースとは?

- 宗派によっては形式にこだわらない場合(例:浄土真宗では「魂が宿る」という考えが薄い)
- 自然な気持ちで感謝を込めればよいとする考え方
- 親族や本人が「特に必要ない」と判断した場合
▼ただし注意!
親族の意向を無視した判断は、トラブルの元になることも。できる限り話し合いましょう。
6. 魂抜きの後にするべきこと

- 仏壇処分:自治体で粗大ごみに出すか、業者に依頼
(⇒関連記事「仏壇の処分費用は最低1,000円〜最大8万円!安く処分する3つのコツ」) - 仏具の供養:位牌、過去帳、遺影なども一緒に供養対象になることが多い
- 感謝を伝える:一言でも「ありがとう」を添えるだけで気持ちが整理されます
7. 意外と知らない!安く魂抜きする方法

あまり知られていない事ですが、複数の仏壇を一斉に魂抜きする『合同供養』というものがあります。
一般的には、仏壇処分の専門店に依頼すると、回収した仏壇を他の仏壇とまとめて供養するため、
1基あたり5000円前後で魂抜き可能なこともあり、費用を抑えつつしっかり供養ができます。
魂抜きの後に処分まで考えている方は検討してみると良いでしょう。
8. まとめ:安心して仏壇を手放すために

仏壇の魂抜きは、ご先祖様への感謝と敬意を示し、自分自身の気持ちにも区切りをつける大切な儀式です。
費用や手続きに不安を感じるかもしれませんが、住職や仏壇処分の専門業者に相談すれば安心して進められます。
迷ったら「やってよかった」と思える選択を。
“魂抜き・仏壇処分同時にしたい”
というあなたへ
