お客様対応事例

お墓じまいを考え始めたものの、お寺様とのお付き合いがまったくなく、お墓の魂抜きをどうすればよいのか分からない、というお声をよく頂きます。
ご家庭が神道である、信仰されている団体に僧侶という立場の方がいらっしゃらない、以前は神社にお願いしていたけれど今はどこにも属していないなど、ご事情はさまざまです。
仏式の魂抜きが前提の説明ばかりで、自分の家はどうすればよいのか書かれていない、という戸惑いは当然のことだと思います。
ここでは、実際にお寄せいただいたご相談をもとに、僧侶にあてがない場合にお墓の魂抜きをどう考え、何から確かめればよいのかをお答えします。
※以下の事例は、お客様が特定されないよう地域名・金額の詳細などを伏せて一般化しています。

魂抜きは「誰に頼むか」の前に「どこの決まりに従うか」から確かめます

お墓を閉じるときのお勤めは、魂抜き、お性根抜きなどと呼ばれます。仏式であればお寺様にお願いするのが一般的ですが、ご家庭の信仰によっては、僧侶という立場の方にお願いする形をとらないこともあります。そのため、お勤めが必ず要るものなのか、要るとすればどなたにお願いするのかは、ご家庭の信仰と、お墓のある場所の決まりの二つから考えていくと整理しやすくなります。

  • ご家庭の信仰の考え方——どのような形でお別れをするのがふさわしいか。お勤めをするかどうかも含めて、ご家族で決めて頂くことです
  • お墓のある場所の決まり——自治体が管理する公共の墓地、地域で管理されている墓地、お寺様や信仰の施設が管理する区画などで、求められる手続きが変わります
  • 管理している窓口への確認——返還のときに何をしてから明け渡すのかは、管理者にお尋ねするのがいちばん確実です
  • 行政の手続き——お骨を移すための届け出は、供養をするかどうかとは別に必要になります
  • お勤めの依頼先——お心当たりがなければ、当社でお手配できます

ご家庭の信仰の上ではお勤めが前提とならない場合でも、墓地のお作法として、あるいはご自身の気持ちの区切りとして、お勤めをしていただくという選び方もあります。どちらが正しいというものではありませんので、私たちから一方をおすすめすることはいたしません。

実際のご相談から(6つのケース)

ケース1:ご両親に信仰があり、僧侶にあてがない方

ご両親が信仰されていた関係でお付き合いのある僧侶がいらっしゃらず、お墓の魂抜きにあたるものをどうすればよいのか分からない、というご相談でした。お墓は自治体が管理する公共の墓地にありました。

らくサポからは、まず墓地を管理している窓口に、返還の際にどのような供養が求められるかを確認するのがいちばん確実であること、信仰の考え方の上では僧侶によるお勤めが前提とはならない場合もあること、それでも墓地のお作法として僧侶をお呼びしてお勤めをしていただく選び方もあることをお伝えしました。

対応結果:ご自身の信仰と墓地の決まりの両方を確かめたうえで、供養をどうするかを落ち着いて選んで頂けました。

ケース2:お付き合いのあるお寺様がなく、手配をご希望された方

どこかにお願いしたい気持ちはあるものの、頼れるお寺様に心当たりがまったくない、というご相談でした。

らくサポからは、お知り合いのお寺様がなければ当社でお勤めの手配もできること、その場合のお気持ちの分はお見積りの中に分けて記載してお出しすることをお伝えしました。

対応結果:どなたにお願いするかの心配が消え、費用の内訳も見える形で進め方を決めて頂けました。

ケース3:神道のご家庭で、どこにも属していない方

ご家庭は神道だけれども、今はどこの神社にもお願いしていないため、お勤めやお気持ちは必要ないと考えている、というご相談でした。お墓の土地は自治体からお借りしているものでした。

らくサポからは、お勤めをどうするかはご家庭のお考えで決めて頂いてよいこと、一方でお墓を返す際の届け出は土地をお借りしている自治体への手続きが必要になるため、そちらは別に進める必要があることをお伝えしました。

対応結果:供養の要否と行政の手続きは別のものだと整理でき、必要な段取りだけに絞って進められました。

ケース4:お骨の移し先まで含めて全体を知りたかった方

ご家庭は神道で、届け出・魂抜き・お骨の移し先の決定・撤去まで、一式で何が必要なのかまったく分からない、というご相談でした。お骨は複数あり、一部はご親族が引き取って供養される予定でした。

らくサポからは、いちばん先に決めるべきなのはお骨の移し先であること、届け出はご本人に代わって代行できること、お勤めをお願いする場合の目安は信仰によって幅があることをお伝えし、移し先の候補もあわせてご案内しました。

対応結果:何から手を付ければよいかの順番がはっきりし、移し先の検討から動き出して頂けました。

ケース5:信仰の施設が管理する区画にお墓があった方

信仰されている団体の敷地内にある区画にお墓があり、これから墓じまいをしたいが、どこに何を伝えればよいのか分からない、というご相談でした。

らくサポからは、まず区画を管理している窓口にお申し出頂くと、必要な書類の案内があること、お勤めはその窓口の僧侶が立ち会う決まりになっている場合があること、工事を担う石材店は指定がなく比べて選んで頂けることをお伝えしました。

対応結果:管理窓口への連絡とお勤めと工事の依頼先が別々の話だと分かり、順に進められました。

ケース6:信仰によって費用が変わるのか気にされた方

ご自身の宗派を挙げたうえで、その宗派だと墓じまいやお仏壇の引き取りはいくらになるのか、というご相談でした。

らくサポからは、費用が変わるのは信仰の違いによってではなく、お墓やお仏壇の大きさ・置かれている状況によることをお伝えし、必要な事項をお伺いして概算をお返ししました。

対応結果:信仰によって高くなるのではという心配が消え、大きさと状況をもとに概算を把握して頂けました。

具体的にできること

  • お墓を管理している窓口に、返還のときに求められることを確認します。ご自身で聞きにくい場合は、何をどう尋ねればよいかを一緒に整理します
  • お勤めをご希望で、お知り合いのお寺様がない場合は、当社でお手配できます
  • お勤めをされない場合も、お墓の撤去と行政の届け出は変わらず進められます
  • お骨を移すための届け出は、ご本人に代わって代行できます
  • お見積りは、工事の費用、届け出の代行、お勤めにかかるお気持ちの分を分けてお出しし、内訳をご説明します
  • お骨の移し先が決まっていない場合は、候補のご案内から一緒に考えます

まとめ

お寺様とのお付き合いがなくても、お墓じまいは進められます。大切なのは、ご家庭の信仰でお勤めをどう考えるかと、お墓のある場所の決まりで何が求められるかを、それぞれ確かめることです。お勤めをお願いしたいけれど心当たりがないという場合はお手配できますし、必要ないというお考えであれば、そのまま撤去と届け出を進めることもできます。私たちは、どの形を選ばれるかをご家族で決めて頂くための材料を、正直にお伝えする役目だと考えています。お墓のことだけでなく、お仏壇や実家の片づけまで含めた段取りのご相談としても承ります。まずは、今のご事情をそのままお聞かせください。お電話でも、こちらのメッセージからでも構いません。

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