墓石の写真

【2026年3月更新】

「実家のお墓、このままじゃ管理できない…お墓が近くにあれば良いのだけど…」

地方の実家のお墓を年に数回しかお参りできず、帰省のたびに交通費と時間の負担を感じている。

お墓の管理責任を感じながらも、現実的には難しい。そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

実は、お墓の引っ越しは全国的にも多くの人が実施しており、その件数は年間約16万件以上にのぼります。

なぜなら、供養の本質は「形」ではなく「継続」にあるからです。

管理できず草が生い茂ったまま放置されるお墓より、形を変えても定期的に供養される方が、先祖への真の敬意となります。

また、近年では「墓じまい」(お墓の撤去)をして、樹木葬や永代供養墓といった承継者不要・管理費不要の新しいタイプのお墓に移す方が増えています。

従来の墓石を引っ越す方法と比べて費用を半額以下に抑えられる上、寺院や霊園が永続的に管理・供養してくれるため、子どもや孫に負担をかけない「子供世代のお墓」として選ばれているのです。

そこで今回は、お墓の引っ越しの正式な手続き、費用の目安、注意点などを具体的に解説します。

この記事を読み終えていただければ、お墓の引っ越しについて理解が深まり、納得しながら進めることができます。

ぜひ最後までお読みください!

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お墓の引っ越しは法律でも認められている

お墓の引っ越しは、正式には「改葬(かいそう)」と呼ばれ、墓地埋葬法という法律で認められた手続きです。

改葬とは、すでに埋葬または納骨されている遺骨を、別の墓地や納骨堂に移すことを指します。

「お墓を移すなんて、勝手にやっていいものなのだろうか」と不安に思う方もいるかもしれませんが、改葬は法律に基づいた正式な手続きであり、市区町村から「改葬許可証」を発行してもらうことで、適法に実施できます。

実際、厚生労働省の衛生行政報告例によると、2023年度(令和5年度)の改葬件数は166,886件と過去最多を更新しており、増加傾向が続いています。

つまり、年間16万件以上の方が、法律に則ってお墓の引っ越しを実施しているのです。

改葬が増加している背景には、地方から都市部への人口移動、核家族化、少子化といった社会構造の変化があります。

遠方のお墓を世代を超えて管理し続けることが現実的に難しくなり、自分たちの住まいの近くにお墓を移すことで、継続的に供養できる環境を整える方が増えているのです。

このように、お墓の引っ越しは法律で認められた正式な手続きであり、決して後ろめたいことではありません。

むしろ、供養を継続するための前向きな選択として、多くの方が実施している一般的な方法なのです。

お墓の引っ越しには「墓石を引越す」か「墓じまいをする」の2つの選択肢があります

お墓の引っ越しを検討する際、多くの方が「今ある墓石をそのまま移動させなければならない」と思い込んでいますが、実は大きく分けて2つの選択肢があります。

1つ目は「墓石ごと引っ越す」方法です。

これは、今あるお墓の墓石を解体・運搬し、新しい墓地で再び組み立てて設置する方法です。

先祖代々受け継いできた墓石をそのまま残したい、墓石に刻まれた家名や戒名を大切にしたいという方に選ばれています。

ただし、墓石の解体・運搬・再設置には専門業者の技術が必要で、距離や墓石の大きさによっては費用が高額になる場合があります。

2つ目は「墓じまいをして新しい供養方法を選ぶ」方法です。

墓じまいとは、今あるお墓を撤去し、遺骨を取り出して別の場所に移すことを指します。

移転先として、従来型の墓石を新たに建てることもできますが、最近では樹木葬や永代供養墓といった、承継者が不要で管理負担の少ない供養方法を選ぶ方が増えています。

これらは従来のお墓の2分の1以下の費用で契約でき、寺院や霊園が永続的に管理・供養を行うため、子どもや孫に負担をかけない「最後の世代のお墓」として人気が高まっています。

どちらの方法を選ぶかは、ご家族の価値観や経済状況、将来の管理体制によって異なります。

大切なのは、「お墓の形を守ること」ではなく、「供養を継続できる環境を整えること」です。

まずは墓じまいの進め方や費用、移転先の選択肢について具体的に調べることで、あなた自身が納得できる選択ができるはずです。

お墓の引越しの手続きは「改葬許可証」の取得から

お墓の引っ越し(改葬)を実施するには、必ず「改葬許可証」という公的な書類を取得する必要があります。

これは墓地埋葬法で定められた法的手続きであり、この許可証がなければ、遺骨を今のお墓から取り出すことも、新しい墓地に納骨することもできません。

改葬許可証は、現在お墓がある市区町村の役所で発行してもらいます。
具体的な手続きの流れは以下の5つのステップです。

お墓の引越しの流れ

1.まず、新しい墓地(霊園や寺院)を決め、「受入証明書(永代使用許可証)」を発行してもらいます。

2.次に、現在のお墓がある墓地の管理者(寺院や霊園)から「埋蔵証明書(納骨証明書)」を発行してもらいます。

3.これらの書類と、役所で入手できる「改葬許可申請書」を揃えて、現在お墓がある市区町村の役所に提出すると、改葬許可証が発行されます。

4.改葬許可証を受け取ったら、石材店に依頼して墓石を解体・運搬・移設、遺骨を取出します。

5.新しい墓地にお墓を移設し、取り出した遺骨を新しいお墓に納めたら完了です。

手続きは複雑に感じるかもしれませんが、多くの石材店や墓じまい専門業者は、書類の取得サポートや代行サービスを提供しています。

行政の改葬許可証の手続きについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もお読みください。

お墓の引越しにかかる費用は100万円〜300万円程度

お墓の引っ越しを検討する際、多くの方が最も気になるのが「いくらかかるのか」という費用面です。

お墓の引越しにかかる費用は、大きく分けて「今あるお墓の撤去費用」「墓石の運搬・移設費用」「新しいお墓の管理費」の3つに分類され、合計で100万円〜300万円程度が一般的な目安となります。

今あるお墓の撤去費用:20万円〜80万円程度

墓石の解体・撤去、遺骨の取り出し、墓地を更地に戻す工事などが含まれます。
墓石の大きさや墓地の立地条件(重機が入れるかどうか)によって費用は変動します。

墓石の運搬・移設費用:50万円〜150万円程度

墓石をそのまま引っ越して移設する場合、運搬・再設置費用として50万円〜150万円かかります。
一方、墓じまいをして遺骨のみを移動する場合は、郵送や手持ちで運べるため、数千円〜数万円程度で済みます。

新しい墓地の区画使用料:年5,000円〜1.5万円程度

新しく墓地区画を契約して墓石を移設する場合は、年間管理費が継続的にかかります。

その他の費用:数百円〜数千円程度

行政手数料(改葬許可証の発行など)がかかります。

墓じまいを選んだ時は30万円〜150万円程度

墓じまいを選択した場合、費用は大きく分けて「今あるお墓の撤去費用」「遺骨の移動費用」「新しい納骨先の費用」の3つに分類され、合計で30万円〜150万円程度が一般的な目安となります。

今あるお墓の撤去費用:20万円〜80万円程度

は、墓石の解体・撤去、遺骨の取り出し、墓地を更地に戻す工事などが含まれます。
墓石の大きさや墓地の立地条件(重機が入れるかどうか)によって費用は変動します。

遺骨の移動費用:5千円〜3万円程度

墓じまいをして遺骨のみを移動する場合、郵送や手持ちで運べるため、量に応じて5千円〜3万円程度で済みます。

新しいお墓の費用:20万円〜80万円程度

墓じまいをした後の新しいお墓は、樹木葬や永代供養墓といった新しいタイプのお墓が選ばれています。

一般的なお墓を建てる100万円よりも安価な、数十万円程度で契約でき、一般的には年間管理費も不要です。

その他の費用:数百円〜数千円程度

行政手数料(改葬許可証の発行など)がかかります。

費用を抑えるポイントは、新しい納骨先として樹木葬や永代供養墓を選択することです。

まずは墓じまいの費用相場について具体的に調べ、複数の業者から見積もりを取ることで、納得のいく選択ができるはずです。

「墓じまい」をした場合の選択肢は「樹木葬」「永代供養墓」の2つが主流です

墓じまいをした後の遺骨の納骨先として、現代では「樹木葬」と「永代供養墓」の2つが主流の選択肢となっています。

承継者が不要で、寺院や霊園が永続的に管理・供養を行うため、子どもや孫に負担をかけない「子供世代のお墓」として人気が高まっています。

樹木葬

墓石の代わりに樹木や草花を墓標とし、自然に還る形で供養する方法です。

費用は20万円〜80万円程度で、年間管理費が不要なケースが多く、自然志向の方や環境に配慮したい方に選ばれています。

個別の区画を持つタイプと、他の方と一緒に埋葬される合祀タイプがあり、費用や供養の形式が異なります。

永代供養墓

寺院や霊園が永続的に管理・供養を行う共同墓です。

費用は10万円〜50万円程度と比較的安価で、一般的に年間管理費も不要です。

最初は個別に安置され、一定期間(13回忌や33回忌など)が経過した後に合祀されるケースが一般的です。

宗教・宗派を問わない施設も多く、幅広い方に選ばれています。

どちらを選ぶかは、費用、供養の形式、立地、自分たちの価値観によって異なります。
まずは複数の霊園や寺院を見学し、具体的なプランや費用を比較検討することで、納得のいく選択ができるはずです。

永代供養について詳しく知りたい方は、こちらの記事でも詳しく解説しています。

(注意)地方から都心部へお墓を引っ越す場合は業者探しが困難

地方のお墓を都心部近くに引っ越す場合、業者探しで困難に直面することがあります。

お墓の引越しをする際は、現在の墓地の近くにある石材店へ依頼して引越しをしてもらう方法が一般的ですが、
基本的には同一県内の引越しにしか対応していない場合が多く、例えば地方から東京や大阪などの都心部へ引越し(墓石の移設)をする場合は、多くの石材店が対応してくれません。

石材店が遠距離の引越しに対応できない理由

墓石移動は、破損リスクがあるほか、新しい墓地区画に墓石を移設できるかを調査する必要があるため、遠距離の場合は物理的に対応が困難だからです。

墓石は重量があり、長距離輸送では振動や衝撃による破損の可能性が高まります。

また、移設先の墓地の規格や地盤の状態を事前に確認する必要があり、遠方の場合は現地調査のコストや時間が大きな負担となります。

そのため、地方から都心部へお墓を引越しする場合は、墓じまいをして、自分の住まいの近くで新しいお墓を契約することが現実的な選択です。

墓じまいは、既存の墓石を撤去し、新しいお墓を購入する方法です。

この方法であれば、地方の石材店には墓じまいのみを依頼し、都心部では新たに霊園や納骨堂を契約することで、遠距離の墓石移動に伴うリスクやコストを回避できます。

お墓の引っ越し・墓じまいは「親不孝」ではない

お墓の引っ越しや墓じまいに対して「親不孝ではないか」「先祖に申し訳ない」と罪悪感を抱く方は少なくありません。

しかし、供養の本質は「形」ではなく「継続」にあります。

管理できないまま放置され、草が生い茂ってしまっているお墓より、形を変えても定期的に管理・供養される方が、先祖への真の敬意となるのです。

お墓ビフォー

社会構造の変化により、従来型のお墓維持が困難になっている現実があります。

地方から都市部への人口移動、核家族化、少子化により、遠方のお墓を世代を超えて管理し続けることが難しくなっています。全国的にもお墓の引越しの件数は増加傾向にあり、過去10年で件数は2倍以上に増加しています。

新しいお墓の選択肢が多様化し、承継者不要の供養方法が確立されていることも、お墓の引越しや墓じまいが一般化している理由です。

従来の墓石タイプのお墓の他に、最近では樹木葬や永代供養墓といった、子どもや孫に管理負担をかけず、寺院や霊園が永続的に供養を行う仕組みが増えています。

値段も従来のお墓の2分の1以下で購入することができ、「子供世代のお墓」として人気が出ています。

お墓の引っ越しや墓じまいは、先祖を見捨てる行為ではなく、自分たちの住まいの近くで現実的に供養を続けるための誠実な決断です。

まずは墓じまいの進め方について調べ、手続きの流れや費用、移転先の選択肢を具体的に知ることで、あなた自身が納得し、親族とも前向きな話し合いができるはずです。

「子供世代のお墓」も一緒に考えると将来の負担を減らる

実家のお墓の引っ越しや墓じまいを検討する際、親のお墓だけでなく、自分たち夫婦の終活も一緒に考えることで、将来子どもに同じ負担をかけない「最後の世代のお墓」を準備することができます。

今、親のお墓の管理で苦労しているからこそ、子どもに同じ思いをさせない選択が重要です。

従来の墓石タイプのお墓は、承継者が代々管理し続ける必要がありますが、あなた自身が遠方に住んでいて実家のお墓参りに苦労しているように、将来あなたの子どもも同じ状況に置かれる可能性があります。

また、子どもがいない場合や、子どもが遠方に住む予定がある場合、将来的に無縁墓となるリスクがあります。

そのため、最近では樹木葬や永代供養墓といった、寺院や霊園が永続的に管理・供養を行う「承継者不要」のお墓が人気を集めています。

これらは一般的に年間管理費が不要で、子どもや孫に経済的・物理的な負担をかけません。

具体的な進め方として、まず実家の墓じまいを進めながら、自分たちの住まいに近い霊園や納骨堂を探します。

見学の際には、親の遺骨の納骨先だけでなく、自分たち夫婦が将来入る樹木葬や永代供養墓のプランも一緒に確認しましょう。

契約時には、承継者が不要であること、年間管理費の有無、永代供養の期間や方法を明確にしておくことが重要です。

実家のお墓の引っ越しや墓じまいは、親の供養を整理するだけでなく、将来の家族の負担を減らす機会でもあります。

「親のお墓で苦労した経験」を活かし、自分たちの終活も一緒に考えることで、子どもに負担をかけない供養の形を実現できます。

まとめ:墓じまいについて調べてみよう

お墓の引っ越しは「親不孝」ではなく、自分たちの住まいの近くで供養を継続するための前向きな選択です。

実際に、お墓の引越しは年間16万件に上り、多くの人が墓じまいと一緒にお墓の引っ越しを実施しています。

遠方のお墓を管理できないまま放置するより、形を変えても定期的に供養できる環境を整える方が、先祖への真の敬意となります。

また、実家のお墓の引っ越しと同時に、自分たち夫婦の終活も一緒に考えることで、子どもに同じ負担をかけない「子供世代のお墓」を準備することもできます。

お墓の引っ越しや墓じまいについて理解を深めたら、次は墓じまいの進め方について詳しく調べることをおすすめします。

墓じまいの具体的な進め方を知ることで、自分自身が納得して実家のお墓について考えることができます。

また、家族や親戚と一緒に、「現実的で誠実な選択」として話し合うことができます。

まずは墓じまいの基本的な流れと必要な手続きについて、詳しく調べてみましょう。

参考リンク:

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