
福島市の墓じまい補助金まとめ
申請手順を詳しく解説
【2025年9月更新】
「お墓を継ぐ人がいない」「遠方で管理が難しい」「今のうちに整理しておきたい」。
そんな理由で「墓じまい」を検討される方が増えています。
ですが、「福島市では補助金は出るの?」「手続きはどうするの?」「費用が不安…」といった悩みも多く聞かれます。
本記事では、福島市の補助金制度の情報から、費用相場、供養の選択肢、費用を安く抑える具体策まで、わかりやすく解説します。
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この記事を読んで理解できること
- 福島市の補助金制度の概要
- 補助金制度の申請方法と注意点
- 墓じまいの費用を抑える具体的な方法
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福島市の墓じまい補助金制度
福島市では、以下の墓地の使用者に限り補助金(還付金)制度が存在します。
- 福島市営墓地(新山霊園・御山墓地・岩谷墓地・渡利墓地・天王寺墓地)
補助金の対象となるのは市営墓地のみです。その他の寺院の墓地や、個人墓地などには補助金は適用されません。
補助金制度の概要
遺骨を埋蔵していないかつ使用許可を受けてから3年以内の返還であれば、使用料の二分の一の金額を還付することができます。
補助金(還付)概要 | 市営墓地を返還し、使用を中止することで、墓地使用料の一部を「還付金」として返還請求できる制度 |
補助(還付)額 | ・新山霊園: 遺骨を埋蔵していないかつ使用許可から3年以内の返還 → 使用料の1/2還付 ・御山墓地・岩谷墓地・渡利墓地・天王寺墓地: 使用許可から3年以内の返還 → 使用料の1/2還付 |
対象墓地(霊園) | 福島市営墓地(新山霊園・御山墓地・岩谷墓地・渡利墓地・天王寺墓地) |
申請対象者 | 市営墓地の使用許可を受けた使用者、または承継手続きを終えた相続人 |
申請方法 | 墓じまい時に、市役所へ使用墓地返還届と改葬許可申請書を提出 |
申請窓口 | 福島市 環境衛生課 電話番号:024-573-2557 |
注意点
- 使用許可から3年以内の返還を条件に、永代使用料の半額の返還が認められています。
- 返還届や改葬許可申請を墓じまい前または同時に提出し、使用料還付請求の手続きを行うことが前提です。
- 新山霊園に限り、納骨済みの墓地を返還する場合には、還付の対象とならないため事前の確認が必要です。
申請方法
ステップ1:改葬許可を申請し、墓地を原状回復する
墓じまいが決まったら、市へ改葬許可を申請します。
許可が降りたら、墓石や外柵を撤去し、更地に原状回復しましょう。
墓石撤去や更地化は石材店や墓じまい業者が対応してくれます。
ステップ2:墓地の返還届を提出する
墓地の原状回復が完了したら、市へ必要書類を提出しましょう。
- 必要書類(例)
- 使用墓所返還届
- 墓所使用許可証
- 墓所使用料還付請求書
ステップ3:還付金額の決定・受け取り
市の担当課が、墓所の撤去状況(原状回復がされているか)を確認します。
問題がなければ、支払った永代使用料の1/2が還付が銀行振込で還付されます。
- 新山霊園の場合:納骨なしかつ使用許可から3年以内の返還 → 1/2還付。
- 御山・岩谷・渡利・天王寺霊園の場合:使用許可から3年以内の返還 → 1/2還付。
補助金以外で墓じまいの費用を抑える方法

これから墓じまいを業者に依頼する方に向けて、上手に墓じまいを進めるために、
墓じまいの補助金以外で、墓じまいにかかる費用を抑える5つの方法をご紹介します。
- 行政手続きを自分でする
- 相見積もりをとる
- 地元の業者に依頼する
- 次の改葬先とセットで依頼する
- 閑散期に依頼する
1.行政手続きを自分でする
墓じまいでは、ご遺骨をほかの場所に移す時に、改葬許可証が必要になります。
お墓じまい業者の中には、この行政手続きが料金プランにセットなとっているケースがありますが、
この改葬許可申請書の入手・記入・提出を自分で行えば、代行費用(1〜5万円)が節約できます。
自分ですると数日で手続きが完了するため、時間に余裕のある方は自分で手続きを済ませると費用の節約ができます。
(参考)福島市の改葬許可手続き:福島市ホームページ(相談窓口)
また、行政手続きを省略して「墓石の撤去のみ」に対応してくれる業者を選ぶことで、全体の費用をぐっと抑えることができます。
2.相見積もりをとる
「お世話になったお寺だから…」と、そのまま墓じまいもお寺にお願いしようと考える方は多いです。
しかし実は、お寺にそのまま依頼すると費用が高くなってしまうケースが殆どです。
- お寺は提携の石材業者へ外注するので相場よりも割高になるケースが多い
- お寺は基本的に1社だけと提携しているため、比較検討ができない
- お寺との関係性から、料金について細かく聞きづらい
複数の石材店から見積りを取得し、比較検討することで無駄なお金を掛けずにお墓じまいすることができます。
3.地元の業者に依頼する
お墓じまいにかかる費用は、大きく以下のように構成されます
- 墓石の運搬処分費用
- 重機や運搬車両費
- 墓地までの交通費や移動にかかる人件費
この中で、交通費や人件費は、施工業者の事務所から墓地までの距離が近ければ費用を抑えることができます。
出来るだけお墓の近くの石材店から見積もりを取るようにしましょう。
4.次の改葬先とセットで依頼する
墓じまいを行う際、新しい納骨先(永代供養墓や樹木葬など)も同時に依頼できる業者を選ぶと、全体の費用を抑えられます。
撤去から納骨までをワンストップで対応してくれる業者は、手続きや人員の重複が少ないため、個別に依頼するよりセット割引やパッケージ料金が適用されることがあります。
たとえば、
- 墓石撤去+永代供養墓への納骨セットで 30万円 → 25万円に割引
- 同じ霊園内に永代供養施設が併設されており、運搬費が無料
また、新しい改葬先との提携がある業者であれば、空き状況や費用感も事前に把握でき、無駄な手間や時間も省けます。
費用面・安心感の両面でメリットが大きいので、改葬先がまだ決まっていない場合も、セット対応可能な業者に一度相談してみましょう。
5.閑散期に依頼する
墓じまいの費用を抑えたいなら、業者の“閑散期”を狙うのが賢い選択です。
一般的にお墓の依頼が集中するのは、以下の時期です:
- 春・秋のお彼岸
- お盆や年末年始
これらの繁忙期は業者のスケジュールが埋まりやすく、料金が割高になる場合もあります。
一方で、お彼岸やお盆シーズン以外は比較的依頼が少なく、柔軟な日程調整や割引対応をしてもらえる可能性があります。
予定に余裕がある方は、こうした時期をあえて狙って業者に見積りを依頼することで、コストダウンが期待できます。
まとめ:不安がある方は事前見積りしてみよう
墓じまいは、行政の手続きや、管理者や業者への連絡など、不慣れなことが多くあることかと思います。
だからこそ、費用面への不安を解消するためにも、事前にしっかり見積りを取りましょう。
特に、墓じまい後の納骨先や供養方法は費用差が大きいため、早めに情報を集め、複数の業者に相談することが、後悔しない選択への第一歩になります。
多くの業者は、見積もりは無料で提示してくれます。
墓じまい専門の相談窓口や石材店に気軽に問い合わせてみてください。