墓石の写真

【2026年5月更新】

「墓じまいの供養に立会うことになったけど、何を着て行ったらいいの…?」

「初めてのことだけど、マナー違反だと思われたくない…」

墓じまいの日が近づくにつれ、どうしたらいいのか分からず情報を探し始めているのではないでしょうか。

故郷の親戚や住職の前で恥をかきたくない、けれどネットで調べても「平服でよい」「弔事に準じて」と書いてあって、結局どれが正解なのか分からない。

そんな板挟みの不安を抱えている方は、決してあなただけではありません。

結論からお伝えすると、墓じまい当日の正解は「略喪服(地味な平服)」です。

さらに、服装・持ち物・マナーという3点さえ押さえておけば、親戚や住職に失礼なく、施主として堂々と一日を終えることができます。

なぜなら、墓じまいの閉眼供養は正式な葬儀ほど厳格ではない一方で、ご先祖様と親族への礼儀として「弔事に準じた装い」が求められるからです。

そこで今回は、施主として押さえておきたいすべてを順を追ってご紹介します。

Check

この記事を読んで理解できること

  • 男女別の具体的なコーディネート例
  • 当日持参すべき4つの持ち物
  • お布施の金額相場と渡し方
  • 住職・親戚への挨拶例

読み終えていただければ、「この服装で、この準備をして行けば間違いない」という確信が持てるはずです。

ご先祖様への最後のお礼を、心穏やかに、胸を張って迎える準備を一緒に整えていきましょう。

ぜひ最後までお読みください!

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墓じまい当日の服装は「略喪服(地味な平服)」が正解

墓じまい当日の服装で迷ったら、結論は「略喪服(地味な平服)」です。喪服ほど厳格である必要はありませんが、ご先祖様と親族への礼儀として、弔事に準じた装いを選ぶのが基本となります。

とはいえ、参列者の構成や住職からの案内によっては、もう少しカジュアルに整えてよい場合もあるため、まずは「どこまで崩してよいのか」の判断軸を押さえておきましょう。

喪服必須ではないが弔事に準じた装いが基本

墓じまいの当日に行う閉眼供養(魂抜き)は、お墓に宿るご先祖様の魂を抜き、墓石を「撤去しても良い状態」に戻すための法要です。

葬儀のように厳格な決まりがあるわけではありませんが、ご先祖様と最後にお別れをする大切な儀式である以上、平服とはいえ「弔事に準じた装い」が求められます。

具体的には、黒・濃紺・チャコールグレーなどのダークカラーで全身を統一し、光沢のある素材や派手な装飾を避けるのが基本です。

ジーンズやスニーカー、明るい色のジャケットなど、普段着の延長になってしまう装いはマナー違反と受け取られかねません。

「平服でよい」と言われると普段着でも問題ないように感じますが、弔事における平服とは「略喪服」を指すと覚えておくと迷いません。

喪服ではないけれど、誰が見ても弔事の場にふさわしいと分かる落ち着いた服装、これが施主として恥をかかない正解の装いです。

身内のみや平服指定なら家族や親族に服装を確認しておこう

参列者が施主夫婦や兄弟姉妹など身内のみで行う場合や、住職から事前に「平服でお越しください」と案内があった場合は、もう一段階簡略化したコーディネートでも失礼にはあたりません。

具体的には、以下の通りです。

女性ジャケット:ダーク系
スカートorパンツ:同系色のセットアップ
男性ジャケット:濃紺やチャコールグレー
スラックス:落ち着いた色

ただし、簡略化してよいといっても、デニム素材や明るい色味、カジュアルすぎるシャツは避け、あくまで「弔事の場である」という前提は崩さないことが大切です。

また、地域や寺院によって慣習が異なる点にも注意が必要です。

たとえば、地方によっては身内だけの法要でも準喪服が常識とされていたり、お寺の方針で正式な装いを求められたりする場合があります。

地元を離れて暮らしている方ほど、現地の感覚と都会の感覚にズレがあることを意識しておきましょう。

最も確実なのは、案内をくださったお寺の住職、もしくは現地に詳しいご家族や親戚に「当日はどのような服装が望ましいでしょうか」と一言確認しておくことです。

事前のひと手間で、当日の不安は驚くほど軽くなります。

男女ともにダーク系で揃えれば失礼にならない

「略喪服が正解」と分かっても、いざクローゼットを開けてみると「このワンピースは派手すぎないかしら」「このネクタイは大丈夫かな」と手が止まってしまうものです。

そこで頼りになるのが、男女別の具体的なコーディネート例です。色のトーンを揃えるだけで、誰が見ても弔事にふさわしい装いに整いますので、ご自身やご主人の手持ちの服と照らし合わせながら確認してみてください。

女性の服装目安

女性施主の基本形は、黒・濃紺・グレーのワンピースまたはアンサンブルです。

ひざ下丈で袖がある、装飾の少ないデザインを選べば、年齢を問わず落ち着いた印象に仕上がります。

ジャケットを羽織れる2点セットなら、屋外での閉眼供養から会食までを一着で対応できるため、施主としても動きやすくおすすめです。

足元は黒のストッキングに、ヒールが3〜5センチ程度の低めのパンプスを合わせます。

墓地は石や砂利で足元が不安定なことが多いため、ピンヒールや高さのあるヒールは避け、歩きやすさを優先してください。

サンダルやオープントゥ、エナメル素材の華やかな靴は弔事の場にふさわしくありません。

アクセサリーは、一連の白パールのネックレスとシンプルなパール、もしくは黒のイヤリング・ピアスを選ぶのが定番です。

二連のネックレスは「不幸が重なる」ことを連想させるため避けましょう。

指輪は結婚指輪のみ、腕時計や髪留めも黒や落ち着いた色味で揃え、化粧は薄めのナチュラルメイクが基本です。

バッグは布製や光沢のない黒で、金具が目立たないものを選ぶと全体の調和が取れます。

男性の服装目安

男性施主の基本形は、黒・濃紺・チャコールグレーの無地スーツです。

新たに買い揃える必要はなく、お仕事で着用しているダークスーツでも、無地で地味なものであれば問題ありません。

ストライプ柄でも目立たない細い線であれば許容範囲ですが、迷ったら無地を選んでおくのが無難です。

シャツは白無地のレギュラーカラーが基本です。

ボタンダウンやカラーシャツ、ストライプ柄はカジュアルな印象が強いため避けてください。

ネクタイは黒またはチャコールグレー、濃紺といった落ち着いた色味の無地、もしくはごく控えめな織り柄であれば失礼にあたりません。

葬儀ほど厳格に「黒無地ネクタイ」と決まっているわけではありませんが、明るい色や派手な柄は避けるのが鉄則です。

足元は黒の無地靴下と、紐付きの黒革靴を合わせます。スニーカーやローファー、茶色の革靴はカジュアルすぎるため不可です。

ベルトも黒で統一し、金具が光る装飾的なものは選ばないようにしましょう。

腕時計はシンプルな文字盤のもの、結婚指輪以外のアクセサリーは外しておくのが基本です。

ハンカチは白か黒の無地を胸ポケットではなく内ポケットに忍ばせ、必要なときにさっと取り出せるようにしておくと安心です。

夏場の閉眼供養では、ジャケットを脱いでもよいか迷う方も多いですが、儀式の最中は着用しているのが礼儀です。

猛暑日の屋外法要などで住職から「上着はお脱ぎください」と声がかかった場合のみ、白シャツ姿で参列して構いません。

当日の持ち物は「数珠・お布施・ハンカチ・お供え物」の4点で足りる

服装が整ったら、次に気になるのが「当日、何を持って行けばいいの?」という点です。

施主として参列する以上、忘れ物があると慌ててしまいますし、親戚の前で恥ずかしい思いをすることにもなりかねません。

とはいえ、必要な持ち物は意外とシンプルで、「数珠・お布施・ハンカチ・お供え物」の4点を押さえておけば十分です。

前日のうちに一つの紙袋やバッグにまとめておけば、当日の朝に慌てることもありません。

まずは持ち物全体を一覧で確認しておきましょう。

持ち物内容・選び方の目安
数珠宗派を問わない略式数珠でOK。
女性用は白や淡いピンクの小ぶりな珠
男性用は黒や茶色の大きめの珠
お布施お布施袋に入れ、ふくさ(紫・紺・グレー・深緑など)で包む
ハンカチ白または黒の無地を1〜2枚
お供え物故人の好物・季節の果物・日持ちする和菓子など。表書きは「御供」

数珠:宗派を問わない略式のものでよい

数珠は仏式の法要に欠かせない持ち物のひとつで、閉眼供養の際にも手にしておくのが基本です。

「うちの宗派の正式な数珠を持っていないから不安」と感じる方もいらっしゃいますが、施主や参列者が持つ数珠は、宗派を問わず使える「略式数珠」で問題ありません。

略式数珠は玉が一連になっているシンプルな形で、女性用は白や淡いピンクの小ぶりな珠、男性用は黒や茶色の大きめの珠が一般的です。

仏具店はもちろん、デパートの仏具コーナーや大型の生活雑貨店でも手に入り、価格も数千円程度から揃います。

一つ持っておけば今後の法事や葬儀でも長く使えますので、これを機に揃えておくと安心です。

数珠は移動中にバッグの中で他の物と擦れないよう、専用の数珠袋やふくさに包んで持参するのが丁寧な扱い方です。

法要の最中は左手にかけて持ち、合掌するときは両手の親指と人差し指の間にかけて手を合わせます。

使い方が不安な場合は、住職の所作にそっと合わせれば失礼にあたりません。

お布施:落ち着いた色のふくさに包む

お布施は、施主が当日忘れてはいけない最重要の持ち物です。お布施袋に包んだうえで、必ず「ふくさ」に包んで持参しましょう。

ふくさは慶事用と弔事用で色が分かれており、弔事には紫・紺・グレー・深緑など落ち着いた色味のものを使います。

紫は慶弔どちらにも使える万能カラーですので、一つ持っておくと便利です。

お布施袋を裸のままバッグに入れたり、当日その場で財布から出したりするのは作法に反しますので、必ず前日までに準備しておきます。

お布施の金額相場や表書きの書き方など、施主として押さえておくべき作法は、墓じまいのお布施はいくら包む?相場・マナー・渡し方を徹底解説で詳しく解説しています。

お供え物:故人の好物や季節の果物が定番

お供え物は、ご先祖様への最後のお別れの気持ちを込めて用意します。

定番は故人が生前好きだった食べ物や飲み物、季節の果物、日持ちする和菓子などです。

リンゴやみかんといった果物、最中やどら焼きのような個包装の和菓子、お線香やろうそくなども喜ばれます。

一方で、肉や魚など殺生を連想させるもの、香りの強すぎる花などは避けるのが無難です。

お供え物は、墓前にきれいに並べやすいよう、のし紙をかけてもらうとより丁寧な印象になります。表書きは「御供」とし、施主の名字を入れてもらいましょう。

ハンカチ:白または黒が2枚あると安心

ハンカチは白または黒の無地を一枚、できれば予備をもう一枚バッグに入れておくと安心です。

墓地での儀式は屋外で行われることが多く、夏は汗を拭き、冬は涙や鼻水を押さえる場面も出てきます。

レースや刺繍が華美なもの、明るい色柄のものは避け、シンプルな無地を選びましょう。

この4点に加えて、線香・ろうそく・マッチ(ライター)はお寺や石材店が用意してくれる場合がほとんどですが、念のため事前に確認しておくと万全です。

お布施は「金額・表書き・渡し方」の3点を押さえれば失礼にならない

施主として最も悩ましいのが、住職にお渡しするお布施ではないでしょうか。

「いくら包めばいいの?」「袋の表書きは何と書くの?」「どのタイミングで渡せばいいの?」と、迷い始めると切りがありません。

けれども実は、お布施で押さえるべきポイントは「金額・表書き・渡し方」の3点だけです。

この3つを事前に確認しておけば、住職に対して失礼なく、施主としての務めを堂々と果たすことができます。

金額相場は3万円から10万円が目安

墓じまいの閉眼供養(魂抜き)でお渡しするお布施の相場は、3万円から10万円程度が目安とされています。

地域や寺院、住職との関係性によって幅がありますが、一般的にはこの範囲内で包めば失礼にあたりません。

迷ったときは中央値である5万円前後を基準に考えるのが無難です。

日頃からお寺との付き合いが深い場合や、長年お世話になった本家のお墓を閉じる場合は7万円から10万円、付き合いが浅い場合や分家の小規模なお墓の場合は3万円から5万円と、ご自身の事情に合わせて調整してください。

なお、墓じまいでは閉眼供養のお布施とは別に、寺院墓地から離れる場合には「離檀料」が発生することがあります。

離檀料の相場は5万円から20万円程度が一般的で、こちらも地域差や寺院の方針により変動します。お布施と離檀料を混同してしまうと金額感を見誤りますので、別々に準備するものと認識しておきましょう。

金額に迷ったときは、菩提寺に直接「皆様はどのくらい包んでいらっしゃいますか」と尋ねても失礼にはあたりません。

むしろ、勝手な判断で少なすぎる金額を包むより、率直に相談したほうが住職との関係も良好に保てます。

お布施の金額相場やお寺への確認の仕方については、墓じまいのお布施はいくら包む?相場・マナー・渡し方を徹底解説でより詳しく紹介していますので、あわせて参考にしてください。

表書きは「お布施」と黒墨で書く

お布施袋の表書きには、中央上段に「御布施」または「お布施」と黒墨で書きます。

葬儀の香典では薄墨を使いますが、お布施は僧侶への謝礼であって弔事の悲しみを表すものではないため、必ず濃い黒墨で書くのが正しい作法です。

市販のお布施袋には「御布施」と既に印字されたものも多く、それを使えば字に自信がない方でも安心です。

表書きの下段には、施主の姓または「○○家」と記入します。中袋がある場合は、表面に金額を旧字体(壱・弐・参・伍・拾など)で「金伍萬圓」のように書き、裏面に住所と氏名を記載するのが正式な形です。

お布施袋は、奉書紙で包む正式な形式と、白封筒を使う略式があります。

一般的には白無地の封筒や、市販のお布施専用袋で十分です。郵便番号の枠が印刷された封筒や、二重封筒(不幸が重なるとされる)は避けてください。新札を用意するのが望ましく、「事前に準備していました」という丁寧な気持ちを表します。

お布施の渡し方

そして最も大切なのが渡し方です。

お布施は手渡しではなく、必ず「ふくさ」に乗せて差し出すのが作法です。ご自宅に切手盆がない場合は、ふくさで代用すれば問題ありません。

住職の前で慌てて袋を裸のまま差し出すのは大変失礼にあたりますので、必ずふくさに包んだ状態で持参してください。

渡すタイミングは、儀式が始まる前の挨拶のときか、儀式が終わった後のお礼のときが一般的です。

ふくさからお布施袋を取り出し、文字が住職の正面から読めるよう向きを整えてから、両手で「本日はどうぞよろしくお願いいたします」または「本日はありがとうございました」と一言添えて差し出します。

この所作をひとつ覚えておくだけで、施主としての品格がぐっと上がります。

住職・親戚への挨拶と参列する親族は事前に決めておこう

服装と持ち物が整っても、最後に残るのが「当日、誰に何と声をかければいいの?」という人間関係の不安です。

施主は儀式の進行役であると同時に、住職や親戚をもてなす立場でもあります。

とはいえ、長々とした挨拶を用意する必要はなく、シンプルな定型文をいくつか覚えておくだけで十分です。

さらに参列者する親族と香典の扱いについても、事前に決めて連絡しておけば、当日になって「来ると思っていなかった親戚が来た」「香典を受け取るべきか迷った」という慌ただしさを避けられます。

住職へは「本日はどうぞよろしくお願いいたします」と簡潔に伝える

住職への挨拶は、難しく考える必要はありません。儀式の前後で、それぞれ一言ずつ気持ちを込めて伝えれば、それで十分に施主としての務めを果たせます。

儀式が始まる前は、住職が到着されたタイミングで「本日はどうぞよろしくお願いいたします」と頭を下げて挨拶します。

もう少し言葉を添えるなら、「本日はお忙しい中、お越しいただきありがとうございます。何卒よろしくお願いいたします」とすれば、より丁寧な印象になります。お布施は、この挨拶のタイミングでお渡しするのが一般的です。

儀式が終わった後は、「本日は誠にありがとうございました。おかげさまで、無事に閉眼供養を終えることができました」と感謝の言葉を伝えます。

長年お世話になった菩提寺の場合は、「先祖代々、長きにわたりお世話になりました。心より感謝申し上げます」と一言添えると、これまでの関係への敬意が伝わります。

また、住職に遠方からお越しいただいた場合は「御車代」として5千円から1万円を包むこともあります。

御車代は、お布施とは別の白封筒に入れ、それぞれ表書きを書いて準備しておきましょう。

挨拶の言葉は、緊張で頭が真っ白になってしまいそうなときは、メモに書いて当日の朝に確認しておくだけでも安心感が違います。

完璧な言葉遣いよりも、感謝の気持ちが伝わることが何より大切です。

参列者は近しい親族が基本

墓じまいの閉眼供養に参列する範囲は、葬儀ほど広くなく、近しい親族のみで行うのが一般的です。

具体的には、施主とその配偶者、施主の兄弟姉妹とその配偶者、故人(祀られているご先祖様)の直系親族あたりが基本となります。

ただし、お墓に祀られているご先祖様の兄弟姉妹がご健在の場合や、本家・分家の関係で関心を持つ親戚がいる場合は、声をかけておくのが望ましいでしょう。

「相談もなしに墓じまいを進めた」と後から言われるトラブルを避けるためにも、案内状や電話で事前に意向を確認しておくのが安心です。

特に故郷を離れて暮らしている場合は、地元に残る親戚への連絡を一段と丁寧に行うことをおすすめします。

参列の案内は、儀式の1か月前を目安に、日時・場所・服装の目安・会食の有無を伝えます。

「平服でお越しください」と添える場合も、相手の年代によっては「平服=普段着」と誤解されることがあるため、「黒や濃紺など落ち着いた色の服装でお越しください」と具体的に書き添えると親切です。

香典の有無は地域慣習に応じて事前案内する

香典の有無については、地域や家ごとの慣習が大きく分かれるところです。

墓じまいは葬儀ではないため、本来は香典を必要としない儀式ですが、地域によっては「お供え」や「御仏前」として包むのが一般的な場合もあります。

施主としては、参列案内の際に「お気持ちだけで結構ですので、お供え物などはお気遣いなくお越しください」と一言添えておけば、参列者も判断に迷わずに済みます。

逆に、地域の慣習で香典を包むのが当然という地域では、「お気持ちで」と曖昧にせず、慣習に従って受け取り、後日お礼の品をお返しするのが丁寧です。

会食の有無も事前に決めておきましょう。

閉眼供養の後、近くの料亭や仕出し弁当を囲んでお斎(おとき)の席を設けるのが伝統的ですが、近年は親族のみで簡単に済ませたり、会食を省略して解散したりするケースも増えています。

遠方から来てくださる親戚への感謝の気持ちを込めて、簡単なお食事の場を設けるか、難しい場合は手土産をお渡しする形でも喜ばれます。

事前にこれらを決めて参列者に伝えておけば、当日は「誰が何時にどこへ来て、どう動くか」が明確になり、施主であるあなた自身も落ち着いて儀式に臨めます。

まとめ:服装・持ち物・マナーの3点を準備して当日を迎えよう

ここまで、墓じまい当日に施主として押さえておきたい服装・持ち物・マナーの3点について、具体的に解説してきました。

最後に、改めて全体を振り返り、明日からの準備に活かせる行動の順番を整理しておきましょう。

墓じまい当日の服装は、略喪服(地味な平服)を基本とすれば、親戚や住職の前でも失礼にあたりません。

落ち着いた暗めの色で合わせれば、それだけで「きちんとした施主」として認識されます。

喪服にすれば重すぎる、平服にすれば軽すぎる、という板挟みの不安は、この一言で解消できます。

持ち物は「数珠・お布施・ハンカチ・お供え物」の4点を前日までにまとめておけば、当日の朝に慌てることはありません。

マナーの中心となるお布施は、「金額・表書き・渡し方」の3点さえ押さえておけば、住職に対して失礼にあたりません。閉眼供養の相場は3万円から10万円、迷ったときは中央値の5万円前後を基準にすれば安心です。

そして、当日になってから慌てないためにも、準備は次の順番で進めるのがおすすめです。

1.クローゼットを開けて、当日着る予定の服装を確認してみてください。

2.数珠・ふくさ・お布施袋・お供え物といった当日の持ち物を、一つずつ揃えていきます。

3.最後に、お寺へ電話で「当日の服装は平服で構わないでしょうか」「皆様はお布施をどのくらい包んでいらっしゃいますか」と一言確認しておけば、地域や寺院特有の慣習にも対応できます。

墓じまいは、ご先祖様への最後のお別れの儀式です。

何十年、あるいは何百年と続いてきたお墓を閉じるという大切な節目だからこそ、「自分の判断で親戚に恥をかかせたくない」「ちゃんとした人として一日を終えたい」というお気持ちは、ごく自然なものです。

当日は、ご先祖様への感謝の気持ちを胸に、堂々と施主としての務めを果たし、心穏やかに一日を終えていただければと思います。

なお、墓じまい全体の流れや費用相場、その後の供養先の選び方など、当日の儀式以外の準備についてもう少し全体像をつかんでおきたい方は、墓じまい完全ガイド|費用相場や手続きの流れを全て解説をあわせてご覧ください。

施主としての全体準備が一通り見渡せるようになります。

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