墓石の写真

【2026年7月更新】

墓じまいの挨拶状や連絡文の例文を探しても、「このまま使って本当に失礼にならないかな」と手が止まっていませんか。

墓じまいの連絡は、相手がご親族でも住職でも墓地管理者でも、一度送ってしまえば取り消せません

言葉を選び間違えて「非常識な人だ」と思われないか——慎重な方ほど、その一通に身構えてしまうものです

結論からお伝えします。

墓じまいの挨拶状・連絡文は、相手別(親族・お寺・墓地管理者)に合わせた例文と「何をどんな順で書くか」の型さえ押さえれば、失礼なく筋を通した形で伝えられます

名前や墓地名を差し替えるだけで、今日中に文面を仕上げられます。

ただ一つ、注意したい点があります。

どの相手にも同じ文面を使い回すと「雑」「礼を欠く」と受け取られることがあります。

ご親族への連絡と住職への挨拶状では、書き出しの言葉も順番も変えるのが安心です

「そのまま使う」のではなく「相手に合わせて選ぶ」——これが穏便に終えるための鍵になります。

実際、過去のご相談でも「親族に自分から手紙で連絡を入れるのは気が引ける、どう書けばいいか分からず正直こわい」というお声をいただいてきました。

同じ立場で立ち止まる方は少なくありません

この記事では、親族・お寺・墓地管理者の相手別に、そのまま使える例文と「何をどんな順で書くか」の型をお伝えします。

例文を選んで名前や墓地名を差し替えれば、手紙・はがき・LINEのどれでも文面が完成します

読み終えるころには「これで失礼にならない」と確信して、ためらっていた連絡を前に進められます。

まずは、なぜ相手別に書き分けるのかという理由から順番に見ていきます。

この記事を読んで分かること

  • 相手ごとに文面を変える大切さ
  • 親族・お寺・管理者に使える文例
  • 文面に共通する四つの流れ
  • 封書・はがき・LINEの選び方

ぜひ最後までお読みください!

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連絡文は相手別に書き分けると失礼なく伝わる

墓じまいの連絡文は親族・お寺・墓地管理者の相手別に書き分けると失礼なく伝わると示すイラスト

例文が見つかっても「この文面で本当に大丈夫かな」と立ち止まるのは、慎重すぎるからではありません。

相手を意識せずに文面を使い回すと、誠意が正確に伝わらないことがあるからです。

墓じまいの連絡で相手になるのは、大きく分けて三つです。

長年付き合いのあるご家族・ご親族、先祖代々の縁で結ばれてきたお寺、そしてお寺以外が管理する霊園などの墓地管理者です。

ただし、お墓を管理しているのはそのお寺であることが多く、その場合はお寺への一通が管理者への連絡も兼ねます

相手によって、立場も関係性も、期待される敬意の種類もまったく異なります

たとえば、親族への連絡を「区画番号は〇〇番です」と始めれば冷たい印象になり、住職への挨拶状で費用の事情から切り出せば感謝が感じられないと受け取られます。

逆に、墓地管理者への連絡に「先祖への申し訳なさ」を長々と綴っても、相手が必要とする情報が伝わりません

相手によって「何を、どんな言葉で、どの順番で伝えるか」が変わります。

まず、三者それぞれで大切にすべき点を一覧で整理します。

相手とくに大切にすること書き出しの一言の例
親族(ご家族・ご親族)これから墓じまいをする意向を丁寧に伝える墓じまいを考えており、まずご連絡します
お寺(住職)長年のご縁への感謝を先に伝える長年にわたり先祖の供養をお引き受け頂きありがとうございます
墓地管理者(お寺以外の霊園)手続きに必要な情報を簡潔に伝える長年お墓の管理をお引き受け頂きありがとうございます

この違いを押さえるだけで、「どの相手に何を最初に書くか」の迷いは大きく減ります

なお、墓じまい全体の流れや費用・手続きの全体像を先に把握しておきたい方には、墓じまい完全ガイド|費用相場や手続きの流れを全て解説が、連絡文を送る前後の段取りまで一通り確認できて便利です。

同じ文面の使い回しは礼を欠くと伝わる

一つの例文をすべての相手にそのまま送る方法は、手軽に見えます。

しかし受け取る側からすれば「自分への連絡として書かれたものではない」という印象を与えることがあります

ご親族は、あなたの家族の事情をよく知っている存在です。

だからこそ、事務的な通知だけが届くと「聞いていなかった」「急に言われても」と戸惑わせてしまいやすい立場です。

住職には、感謝を先に伝えずに本題から入ると「礼を欠く」と感じられることがあります。

墓地管理者には逆に、感情的な文面が長く続くと必要な情報が埋もれ、手続きが滞ることさえあります。

同じ文面を使い回すことは、三者すべてに「的外れな配慮」を届けることになりかねません。

相手ごとに文面を変えることは、礼儀の問題であるとともに、伝わる連絡にするための実用的な判断でもあります。

書く順番の基本になる四つの流れ

どの相手に対しても、伝える内容の順番には基本の型があります。

それが次の四つの流れです。

  1. 経緯:墓じまいを決めた背景や理由を簡潔に説明し、「なぜこの連絡が来たのか」をまず理解してもらう
  2. お詫び・心配り:親族には「突然のご連絡で驚かせてしまうこと」、住職には「長年のご縁にもかかわらず」など、相手の気持ちに配慮する一言を添える
  3. お礼:親族には「これまでのお付き合いへの感謝」、住職には「長年のご供養への感謝」を伝える
  4. 今後の意向:いつ墓じまいを行うか、遺骨の行き先はどうするか、相手にお願いすることは何かを明示する

最初に経緯を置くのは、突然の連絡という印象を和らげるためです。

ひと言の心配りがあるかないかで受け取る側の印象は大きく変わり、最後の今後の意向が明確なほど、相手は次に何をすればよいかを判断しやすくなります

この四つの順番は、相手が親族でも住職でも墓地管理者でも、骨格として共通して使えます。

次の章から、相手別にこの型を当てはめた具体的な例文をお伝えします。

墓じまいの際にお寺との交渉や親族への説明が不安な方は、墓じまいの交渉のコツ|お寺と親族に角を立てない進め方に、実際のやり取りのコツがまとまっています。

親族への連絡文はこの例文で筋を通せる

親族への連絡文はこれから墓じまいをする意向をお知らせ・ご相談の形で丁寧に伝える例文で筋を通せると示すイラスト

親族への連絡は、墓じまいの挨拶状の中でもっとも心理的なハードルが高いと感じる方が多い部分です。

ご親族は、先祖のお墓に思い入れを持っていることも多く、これから墓じまいをすることを、いつ・どう切り出せばよいか悩む声をよくお聞きします。

決まってから事後に伝えるのではなく、これからのこととして早めに連絡するのが、関係を保つコツです。

しかし、連絡をためらい続けると、かえって「知らないうちに話が進んでいた」という状況を生んでしまいます。

早めに筋を通した形で連絡を入れることが、関係を壊さず墓じまいを進めるうえで大切です

書き出しで墓じまいの意向を丁寧に伝える

親族への連絡文で迷いやすいのが、書き出しの言葉です。

「このたび、墓じまいをすることになりました」と決まったことだけを伝えると、受け取ったご親族は「急に言われても」と戸惑ってしまいます

大切なのは、これから墓じまいを考えている——という「これからのこと」として、お知らせやご相談の形で切り出すことです。

あわせて、突然お手紙でお伝えすることへのひと言を添えると、より丁寧な印象になります。

具体的には、次のような書き出しが使いやすいです。

「突然のお手紙にて失礼いたします。このたび、〇〇のお墓について墓じまいを考えており、まずはご連絡を差し上げました。」

この書き出しなら、一方的な通知ではなく、これからのことをご相談する連絡として受け取ってもらいやすくなります

親族への連絡文を書く前に、墓じまいの準備として何が必要かを整理しておきたい方は、墓じまい準備の完全ガイド|用意するもの一覧と進め方を解説で全体像を確認しておくと、文面に書く「今後の意向」の部分が具体的になります。

そのまま使える例文と差し替えポイントの確認

近しいご親族への連絡文の例文です。

カッコ内を、ご自身の状況に合わせて差し替えてお使いいただけます。

(近しいご親族への連絡文・例文)

拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

突然のお手紙にて失礼いたします。本来であれば直接お話しすべきところ、まずは書面にてご連絡を差し上げます。

このたび、(墓地名または所在地)にございます(家名)のお墓について、墓じまいを考えており、ご連絡申し上げました。
(理由を一文で添える。例:高齢となり墓参りが難しくなってきたこと、また跡を継ぐ者がおらず、先々のことを考えてのことです。)

ご先祖様のお墓に関わる大切なことですので、皆様のお気持ちも伺いながら進めたいと思っております。ご意見やご心配な点がございましたら、どうかお聞かせください。

遺骨は(移転先または供養の方法)。
(例:永代供養墓に移す予定です。)今後とも先祖への供養を続けてまいります。

ご不明な点やご意見がございましたら、いつでもご連絡ください。何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具

(差出人名・日付)

(年長のご親族への連絡文・例文)

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

突然のお手紙にて大変失礼いたします。本来であれば直接お伺いしてご相談すべきところ、まずは書面にてご連絡申し上げます。

このたび、(墓地名または所在地)の(家名)墓について、墓じまいをいたしたいと考えております。
(理由を一文で添える。例:私どもの体力的な事情と、将来の管理継承の問題を考え、このたびの決断に至りました。)

長年にわたりご先祖様のお墓をともに大切にしてきたご親族の皆様に、このようなご連絡をすることを大変心苦しく思っております。

遺骨は(移転先または供養の方法)を予定しております。引き続き丁重に供養してまいりますので、何卒ご理解いただけますと幸いです。

ご意見やご不明な点がございましたら、遠慮なくお声がけください。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

敬具

(差出人名・日付)

差し替えが必要な箇所は、主に次の四つです。

  • 墓地名または所在地:どのお墓のことかを相手が特定できるよう、霊園名や所在地の市区町村名を入れる
  • 家名:「〇〇家のお墓」のように、どの家のお墓かを明示する
  • 理由の一文:墓参りが難しくなった、跡継ぎがいない、遠方に住んでいるなど、ご自身の実情を一文で簡潔に添える(長くする必要はありません)
  • 遺骨の移転先または供養の方法:永代供養墓、樹木葬、納骨堂など、決まっていれば具体的に。未定なら「現在移転先を検討中です」と添えるだけで十分

親族への連絡は、送る前に「これで失礼にならないか」という不安が一番大きくなる場面です。

しかしこの例文の構成——墓じまいの意向を伝える書き出し、経緯の説明、お礼、今後の意向とお願い——をそのまま使えば、筋を通した形で伝えられます

もし連絡のあとにお金や権利の話でこじれてしまったら、その墓じまいトラブル、弁護士は必要?3つの判断基準と相談窓口を解説に判断基準がまとまっています。

お寺・墓地管理者への挨拶状はこの例文で礼を尽くす

お寺・住職への挨拶状は、墓じまいの連絡の中でもとくに言葉を慎重に選びたい一通です。

お寺との関係は、単なる墓地の管理契約ではありません。

先祖代々の供養をお願いしてきた長年の縁があり、住職にとっても、長くお付き合いのある家との別れは少なからず感慨深いことです。

なお、お墓を管理しているのはそのお寺であることが多く、その場合はこの一通が墓地管理者への連絡も兼ねます(お寺以外が管理者のときの伝え方は章の最後でお伝えします)。

その縁への敬意を、文面からきちんと伝えられるかどうか。

それが、お寺との関係を穏便に終えられるかどうかの分かれ目になることがあります。

お寺との関係やお布施のことをあらかじめ整理しておきたい方は、菩提寺の墓じまいはどうやる?|手順・費用・住職への話し方を全て解説に、住職への話し方や手続きの流れがまとまっています。

書き出しは「長年のご縁への感謝」を先に置く

住職への挨拶状でもっとも大切なことは、「感謝を先に伝える」という一点です。

どれだけ正当な理由があっても、感謝より先に本題を切り出すと、長年の縁を軽んじているという印象を与えかねません

住職は、法要や納骨のたびに家族の側にいてくれた存在です。

その関係性に対して、まず「長年にわたりご供養いただいたことへの心からの感謝」を書き出しに置くことが、礼を尽くす挨拶状の出発点になります。

具体的には、次のような書き出しが使いやすいです。

「〇〇寺のご住職様におかれましては、長年にわたり先祖の供養をお引き受けいただき、心より御礼申し上げます。」

この一文が最初に来ることで、続く墓じまいの報告が「縁を切りたい」という通知ではなく、「感謝を持ちながら苦渋の決断をした」という誠意ある連絡として受け取られやすくなります

感謝に続けて、経緯・お詫び・今後の意向を先ほどの型どおりに重ねます。

なお、魂抜きのお願いもこの挨拶状の中で伝えるのが一般的です。

魂抜きの依頼方法や当日の流れは、墓じまいの魂抜きって何?|依頼方法や費用・当日の流れまで完全解説で詳しく解説しています。

そのまま使える例文と差し替えポイントの確認

お寺の住職への挨拶状の例文です。

カッコ内を、ご自身の状況に合わせて差し替えてお使いいただけます。

(住職への挨拶状・例文)

拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

(お寺の名前)のご住職様におかれましては、長年にわたり(家名)先祖の御霊をお守りいただき、また折々の法要や供養をお引き受けいただきましたことを、心より厚く御礼申し上げます。

このたびは、誠に勝手ながら、(墓地名または所在地)にございます(家名)のお墓について、墓じまいをお願い申し上げたく、お手紙にてご連絡差し上げた次第です。
(理由を一文で添える。例:私どもも高齢となり、今後の墓参りや管理が難しくなってまいりました。また跡を継ぐ者もおらず、先々のことを考え、このたびの決断に至りました。)

長年ご縁をいただいてきた(お寺の名前)様に、このようなお申し出をすることを大変心苦しく存じております。ご住職様はじめ皆様には、これまで変わらぬお心遣いをいただき、本当にありがとうございました。

遺骨は(移転先または供養の方法)。
(例:永代供養墓に移す予定でおります。)先祖への供養は引き続き丁重に続けてまいります。

つきましては、お墓の撤去に先立ちまして、魂抜きのお勤めをお願い申し上げることは可能でしょうか。ご都合のよい日時をお知らせいただけますと幸いです。

何かとご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

敬具

(差出人名・連絡先・日付)

差し替えが必要な箇所は、主に次の五つです。

  • お寺の名前:正式なお寺の名前を確認して記載する(省略や通称ではなく正式名称が礼儀)
  • 家名:「〇〇家」のように、どの家の墓であるかを明示する
  • 墓地名または所在地:どこのお墓かを住職が特定できるよう、霊園名や所在地を入れる
  • 理由の一文:高齢による墓参りの困難、後継者不在、遠方への転居など、実情を一文で簡潔に(簡潔さがかえって誠実さを伝えます)
  • 遺骨の移転先または供養の方法:永代供養墓、樹木葬、納骨堂、散骨など、決まっていれば具体的に。未定なら「現在移転先を検討中でございます」と一言添える

一点補足します。

お布施やお寺との関係を終える際の費用については、挨拶状の中では触れないのがおすすめです。

金額の話は、住職と直接お会いする際や電話でのやり取りの中で進めるのが一般的です。

挨拶状はあくまで「ご縁への感謝と墓じまいの意向をお伝えする場」と位置づけると、文面がすっきりまとまります。

この費用の相場や支払いの必要性は、墓じまいの離檀料はいくら?費用相場と払う必要性についても解説で解説しています。

墓地管理者がお寺以外なら短い事務連絡でよい

お墓の管理者は、多くの場合そのお墓のあるお寺です。

お寺にお墓がある方は、上の挨拶状がそのまま墓地管理者への連絡を兼ねるため、別に管理者宛ての文面を用意する必要はありません

一方、公営墓地・市営墓地や民間霊園にお墓がある場合は、管理者がお寺とは別になります。

この場合は、感謝を尽くす挨拶状というより、手続きを進めるための短い事務連絡で十分です

次の三点を簡潔に伝えます。

  • 区画番号:契約書や管理通知書に記載された番号を正確に書く(手元になければ霊園名と埋葬者名で代替できることもあります)
  • 撤去の意向:「検討中」ではなく「墓じまいを行いたい」と明示する
  • 希望時期:いつごろ撤去工事を希望するかの目安(未定でも「〇年〇月ごろ」で十分)

宛先は、公営・市営墓地なら自治体の担当窓口、民間霊園なら管理事務所です。

宛先の管理者が誰か分からない場合は、お墓の管理者が誰か調べる方法|上手な調べ方と確認後の進め方を解説が参考になります。

親族とお寺(墓地管理者)への文面がそろえば、墓じまいの連絡という最初のハードルを越えたことになります

例文を差し替えて文面を仕上げる手順

「例文は分かった。でも、どこから手をつければいいか」と迷う方に向けて、親族とお寺への例文を使って実際に文面を完成させる進め方を、順を追って説明します。

まず、相手別に差し替える箇所を一覧で確認しておきます。

連絡する相手差し替える主な箇所
親族墓地名・家名・理由の一文・遺骨の行き先
お寺(住職)お寺の名前・家名・墓地名・理由の一文・遺骨の行き先

相手を決める→例文を選ぶ→差し替えて完成させる

文面を仕上げる手順は大きく三つです。

一つずつ進めれば、その日のうちに文面が完成します

  1. 今日連絡する相手を一人に絞る:相手すべてに一度に連絡しようとすると手が止まりやすくなります。まず一人に絞ります。一般には、近しいご親族に先に筋を通しておくと、「後から聞いた」という不満が生じにくくなります。その後にお寺への挨拶状を送る順が王道です
  2. 差し替え箇所を手元で確認する:相手向けの例文を用意し、差し替えが必要な箇所を書き出します。区画番号は管理通知書や永代使用許可証、お寺の名前や霊園名は過去のお知らせや領収書で確認できます。不明な箇所は「後で記入」と印をつけ、分かる箇所から先に埋めれば作業は止まりません
  3. 名前・墓地名を差し替えて文面を仕上げる:情報がそろったら例文に当てはめます。「自分の言葉で書かなければ失礼では」と感じる方もいますが、礼儀正しい文章の型は、むしろ使い回すことで礼を尽くせます。ただし理由の一文だけは、ご自身の実情を正直に添えると、文面全体に誠実さが加わります

文面が仕上がったら、声に出して一度だけ読み返します。

何度も読み返すと「これで本当に大丈夫か」という不安が膨らみやすいので、一度で十分です。

どちらの相手を先にすべきか迷う方は、墓じまいの交渉のコツ|お寺と親族に角を立てない進め方に、連絡の順番を含めた進め方が解説されています。

手紙・はがき・LINEのどれで送るかを選ぶ

文面が完成したら、次に「どの手段で送るか」を決めます。

相手と内容に合わせて選ぶのが基本です。

手紙・はがき・LINEの使い分け

  • 封書(手紙):三者すべてに最も丁寧。住職と年長の親族への連絡は封書が基本。便箋に縦書き、二重封筒が丁寧な印象
  • はがき:内容が短い場合や墓地管理者への事務的な連絡向き。親族・住職には媒体が軽すぎると受け取られることがある
  • LINE:日ごろ連絡を取り合う近しい親族への最初の一言に。正式な連絡は封書で改めて送るのが理想

封書は便箋に縦書きが基本で、横書きでも失礼にはあたりません。

宛名は、住職であれば「〇〇寺 ご住職様」、親族であれば「〇〇様」と記載します。

LINEを使う場合は、「一言お伝えして、後ほど改めてお手紙をお送りします」という添え方が自然です。

送る前の最後の確認

  • 差し替えのカッコ書きが残っていないか
  • 感謝またはお詫びの一文が書き出しにあるか
  • 遺骨の行き先(今後の意向)が書かれているか
  • 管理者宛てには連絡先を明記したか

文面が仕上がり、送る手段が決まれば、あとは送り出すだけです。

「これで失礼にならないか」という不安は、型を確認し差し替え箇所を埋めた時点で十分に対処できています

ためらっていた一通を送り出すことが、墓じまいを穏便に進める最初の行動になります。

まとめ:例文を確認して連絡文を送り出そう

墓じまいの挨拶状・連絡文は、相手別に書き分けることで、失礼なく筋を通した形で伝えられます。

この記事でお伝えしてきたことを、最後に整理します。

親族への連絡文は、これから墓じまいをする意向を、お知らせやご相談の形で丁寧に切り出すのが出発点です。

お寺への挨拶状は、「長年のご縁への感謝」を最初に置くのが礼を尽くす条件です。

お墓の管理者はそのお寺であることが多く、公営・民営霊園が管理者のときだけ短い事務連絡を添えれば十分です。

どの相手への連絡文も、書く順番の基本は「経緯→お詫び→お礼→今後の意向」です。

名前・墓地名・理由の一文・遺骨の行き先を手元の書類で確認して当てはめれば、ゼロから考えずに文面が仕上がります。

送る手段は、お寺と年長の親族へは封書が基本です。

近しい親族へはLINEで先に一言添えてから封書で送る流れも自然です。

完璧を求めてためらい続けるより、筋を通した一通を送り出すことが、相手との関係を大切にする行動です

まず例文と型を確認し、連絡する相手を一人決めることから始めてみてください。

連絡文を送り終えたら、墓じまいは次の手続きへ進みます。

あわせて確認しておきたいテーマを、下の参考リンクにまとめました。

参考リンク:

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