
水戸市の墓じまい補助金まとめ
申請手順を詳しく解説
【2025年9月更新】
「お墓を継ぐ人がいない」「遠方で管理が難しい」「今のうちに整理しておきたい」。
そんな理由で「墓じまい」を検討される方が増えています。
ですが、「水戸市では補助金は出るの?」「手続きはどうするの?」「費用が不安…」といった悩みも多く聞かれます。
本記事では、水戸市の補助金制度の有無から、費用相場、供養の選択肢、費用を安く抑える具体策まで、わかりやすく解説します。
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この記事を読んで理解できること
- 水戸市の補助金制度の有無とその理由
- 墓じまい費用のリアルな相場と内訳
- 補助金がなくても費用を抑える具体的な方法
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水戸市に墓じまい補助金制度はある?
水戸市では、以下の市営墓地に限り墓じまいの費用を助成する補助金制度があります。
- 水戸市「水戸市公園墓地」(浜見台霊園・堀町公園墓地)
補助金の対象となるのは市営墓地のみです。その他の寺院の墓地や、個人墓地などには補助金は適用されません。
早急に墓地を使用する必要がある市民に墓地を供給することを目的とし,当分,使用する見込みのない墓地の返還を促進するため,水戸市公園墓地返還促進事業を実施しており、事業に協力いただいた方に協力金を交付しております。
補助金(還付金)概要 | 墓地使用許可日の翌年度から7年以上経過している、納骨をしていない墓地を返還することで、「返還協力金」が交付されます。 |
補助(還付)額 | 70,000円〜294,000円 墓地の種類・区画の大きさによって協力金の金額が異なります。 |
対象墓地(霊園) | 浜見台霊園・堀町公園墓地(市営墓地) |
対象期間 | 墓地使用許可日の翌年度から7年以上経過していること |
申請対象者 | 墓地使用許可を得た使用者本人、もしくは代理人で、使用料の未納・管理料の未納がないこと |
申請方法 | 使用者が墓地に納骨をしていないことを確認したうえで、市へ返還申請書の提出 |
申請窓口 | 水戸市役所 衛生事業課 電話番号:029-232-9160 |
注意点
- この「返還協力金」はあくまで未使用=納骨をしていない墓地が対象であり、実際に遺骨を納めたお墓を墓じまいしたケースには適用されません。
- 未使用の状態から7年以上経過している墓地が対象のため、近年使用許可の降りた墓地は対象外です。
- 墓地を返還する際にも、その年度の管理料(1年分)は支払う必要があり、管理料の還付はありません。
申請方法
ステップ1:適用条件を満たしているか確認する
返還協力金の対象者であることを確認しましょう。
- 使用許可日の翌年度から7年以上経過
- 区画内に納骨実績がない
- 墓地管理料に未納がない
ステップ2:返還届を提出
必要書類を準備し、市役所へ提出しましょう。
- 提出先:水戸市役所 衛生事業課
- 必要書類(例):
- 公園墓地返還申出兼協力金交付申請書
- 区画墓地返還届
- 墓地使用許可証(無い場合は申請時に申出)
- 相手方登録申請書(振込口座の登録用)
- 通帳のコピー(口座番号等がわかるページ)
必要書類はこちらからダウンロードできます。
ステップ3:還付金額の決定・受け取り
市で内容を確認後、問題がなければ、承諾通知書が墓地使用者へ送付されます。
承諾通知書の送付後、約1か月前後で登録口座に下記の通り協力金が振り込まれます。
種別 | 区分 | 金額 |
---|---|---|
浜見台霊園 | 特別霊域(4~36平方メートル) | 26,250円/1平方メートルあたり |
第1種(12平方メートル) | 294,000円 | |
第2種(8平方メートル) | 168,000円 | |
第3種(6平方メートル) | 115,500円 | |
第4種(4平方メートル) | 70,000円 | |
堀町公園墓地 | 4平方メートル | 70,000円 |
補助金以外で墓じまいの費用を抑える方法

墓じまいの補助金以外で、墓じまいにかかる費用を抑える5つの方法をご紹介します。
- 行政手続きを自分でする
- 相見積もりをとる
- 地元の業者に依頼する
- 次の改葬先とセットで依頼する
- 閑散期に依頼する
1.行政手続きを自分でする
墓じまいでは、ご遺骨をほかの場所に移す時に、改葬許可証が必要になります。
お墓じまい業者の中には、この行政手続きが料金プランにセットなとっているケースがありますが、
この改葬許可申請書の入手・記入・提出を自分で行えば、代行費用(1〜5万円)が節約できます。
自分ですると数日で手続きが完了するため、時間に余裕のある方は自分で手続きを済ませると費用の節約ができます。
(参考)水戸市の改葬許可手続き:水戸市ホームページ(相談窓口)
また、行政手続きを省略して「墓石の撤去のみ」に対応してくれる業者を選ぶことで、全体の費用をぐっと抑えることができます。
2.相見積もりをとる
「お世話になったお寺だから…」と、そのまま墓じまいもお寺にお願いしようと考える方は多いです。
しかし実は、お寺にそのまま依頼すると費用が高くなってしまうケースが殆どです。
- お寺は提携の石材業者へ外注するので相場よりも割高になるケースが多い
- お寺は基本的に1社だけと提携しているため、比較検討ができない
- お寺との関係性から、料金について細かく聞きづらい
複数の石材店から見積りを取得し、比較検討することで無駄なお金を掛けずにお墓じまいすることができます。
3.地元の業者に依頼する
お墓じまいにかかる費用は、大きく以下のように構成されます
- 墓石の運搬処分費用
- 重機や運搬車両費
- 墓地までの交通費や移動にかかる人件費
この中で、交通費や人件費は、施工業者の事務所から墓地までの距離が近ければ費用を抑えることができます。
出来るだけお墓の近くの石材店から見積もりを取るようにしましょう。
4.次の改葬先とセットで依頼する
墓じまいを行う際、新しい納骨先(永代供養墓や樹木葬など)も同時に依頼できる業者を選ぶと、全体の費用を抑えられます。
撤去から納骨までをワンストップで対応してくれる業者は、手続きや人員の重複が少ないため、個別に依頼するよりセット割引やパッケージ料金が適用されることがあります。
たとえば、
- 墓石撤去+永代供養墓への納骨セットで 30万円 → 25万円に割引
- 同じ霊園内に永代供養施設が併設されており、運搬費が無料
また、新しい改葬先との提携がある業者であれば、空き状況や費用感も事前に把握でき、無駄な手間や時間も省けます。
費用面・安心感の両面でメリットが大きいので、改葬先がまだ決まっていない場合も、セット対応可能な業者に一度相談してみましょう。
5.閑散期に依頼する
墓じまいの費用を抑えたいなら、業者の“閑散期”を狙うのが賢い選択です。
一般的にお墓の依頼が集中するのは、以下の時期です:
- 春・秋のお彼岸
- お盆や年末年始
これらの繁忙期は業者のスケジュールが埋まりやすく、料金が割高になる場合もあります。
一方で、お彼岸やお盆シーズン以外は比較的依頼が少なく、柔軟な日程調整や割引対応をしてもらえる可能性があります。
予定に余裕がある方は、こうした時期をあえて狙って業者に見積りを依頼することで、コストダウンが期待できます。
まとめ:不安がある方は事前見積りしてみよう
水戸市では、現在「墓じまいの補助金制度」はありません。だからこそ、費用面への不安を解消するためにも、事前にしっかり見積りを取りましょう。
特に、墓じまい後の納骨先や供養方法は費用差が大きいため、早めに情報を集め、複数の業者に相談することが、後悔しない選択への第一歩になります。
多くの業者は、見積もりは無料で提示してくれます。
墓じまい専門の相談窓口や石材店に気軽に問い合わせてみてください。