
ご予算に限りがあるなかで墓じまいを考えるとき、「この金額のなかで収まるのだろうか」「あとから別のお支払いが出てくるのでは」と不安になるお気持ちは、とてもよく分かります。
お墓の整理は、工事の費用だけで終わりではなく、ご遺骨の次の行き先や、お寺様へのお気持ちなど、別に考えておくお金もあります。
そこで大切なのは、お見積りに入るお金と、別にかかるお金を先に仕分けておくことです。最初に全体を見通せていれば、ご予算のなかで進められるかどうかを落ち着いて判断して頂けます。
ここでは、実際に頂いたご相談をもとに、費用を抑える進め方と、見積りの外で必要になりやすいお金、そしてその確かめ方をお伝えします。
※以下の事例は、お客様が特定されないよう地域名・金額の詳細などを伏せて一般化しています。
「お見積りに入るお金」と「別にかかるお金」を分けて考えます
らくサポのお見積りに含まれるのは、お墓の解体と撤去、ご遺骨の取り出し、区画を元の状態にお戻しするところまでの、工事に関わる費用です。ご相談やお見積りの段階で費用を頂くことはありませんので、まず目安を知ってからお考え頂けます。
一方で、次のようなものは工事のお見積りとは別に考えておくお金になります。
- ご遺骨の次の行き先の費用——永代供養や合同のお墓などへお納めする費用は、お預かり先にお支払いいただくもので、工事のお見積りには含まれません
- 魂抜き(お性根抜き)のお気持ち——お寺様へ直接お納めいただくのが基本です
- お寺様に関わるその他のお気持ち——地域やお寺様のお考えによって異なります
- 行政の手続きに関わる費用——改葬の手続きで書類をそろえる際に生じることがあります
ここで押さえておきたいのは、ご遺骨の数で変わるものがあるという点です。お納め先の費用はご遺骨の数に応じて決まることが多いため、いくつお骨があるかを先に確かめておくと、総額の見通しがぐっと立ちやすくなります。
実際のご相談から(6つのケース)
ケース1:ご予算の上限を先に決めていた方
この金額のなかで収めたいという上限がはっきりお決まりで、その範囲で収まるかどうかを先に知りたい、というご相談でした。
らくサポからは、工事の内容やご遺骨の数ごとに内訳を一つずつ積み上げてご提示すること、そしてご予算の上限を超えそうなときは作業に入る前に必ずご連絡することをお伝えしました。
対応結果:ご予算のなかで収まることを着手前に確認でき、安心して日程の相談へ進まれました。
ケース2:お寺様に伺った金額が思っていたより大きく感じた方
お墓参りの折にお寺様へ墓じまいのお考えを伝えたところ、ご遺骨のお納め先と撤去を合わせた話を聞き、思っていたより大きな金額に感じた、というご相談でした。
らくサポからは、まずお寺様に決まった石材店があるかどうかをご本人から伺って頂きたいとお伝えしました。お寺様のお考えによってお願いできる先が変わり、それによって工事の費用も変わるためです。
対応結果:確認する順番が整理でき、お寺様への相談からお見積りまでの段取りが決まりました。
ケース3:ご遺骨のお納め先の費用は見積りに入るのか知りたかった方
お墓の撤去のお見積りを受け取ったあとに、合同のお墓へお納めする費用は別途になるのか、というお問い合わせでした。
らくサポからは、工事のお見積りとお納め先の費用は別であることをお伝えし、お納め先の費用の内訳を確かめたうえで、両方をまとめてご案内しました。
対応結果:工事とお納め先を合わせた総額が見通せ、ご予算と見比べて検討して頂けました。
ケース4:魂抜きのお気持ちをどう考えればよいか迷われた方
墓じまいのときの魂抜き(お性根抜き)について、お気持ちをどのくらい用意しておけばよいか、工事の費用に含まれるのか、というご相談でした。
らくサポからは、魂抜きのお気持ちは工事のお見積りとは別で、お寺様へ直接お納めいただくのが基本であること、その考え方は地域やお寺様によって異なるため、日取りをご相談されるときに合わせて伺って頂くのが確実であることをお伝えしました。
対応結果:用意しておくものがはっきりし、お寺様へのご相談と工事の段取りを並行して進められました。
ケース5:ご遺骨の数で費用が変わると知らなかった方
お納め先を探しているが、提示された費用が何人分なのか分からない、というご相談でした。
らくサポからは、お納め先の費用はご遺骨の数で変わることが多いため、まずお墓のなかにいくつお骨があるかを確かめて頂きたいこと、お納め先はいくつか見比べて選んで頂けることをお伝えしました。
対応結果:ご遺骨の数を確かめたうえで費用を比べ、ご予算に合うお納め先を選ばれました。
ケース6:石材店へのお礼や心付けが要るのか気になった方
工事をお願いするとき、作業される方へのお礼や心付けを別に用意するものなのか、というご相談でした。
らくサポからは、お見積りにはご依頼いただいた工事に関わる費用が含まれており、別に何かを足して頂くことを前提にした金額ではないことをお伝えしました。そのうえで、お礼やお気持ちの慣習は地域によって異なりますので、気になるときはお申し込みのときにご相談くださいとお伝えしました。
対応結果:お支払いが必要なものとそうでないものを整理でき、迷いなく進められました。
ご予算のなかで進めるために、具体的にできること
費用は、お墓の大きさや場所、ご遺骨の数、そしてお納め先の選び方で変わります。私たちは「とにかくご契約頂く」ことを目的にしていませんので、ご予算に収まらないと分かったときは、そのことも正直にお伝えします。
- ご予算の上限を最初にお伝えください——その範囲で収まるかどうかを、内訳を分けてお返しします
- ご遺骨の数を先に数えておく——お納め先の費用はここで大きく変わります
- お寺様に、決まった石材店があるかを伺っておく——お願いできる先によって工事の費用が変わります
- お納め先の費用に、あとから続けて必要なものがあるかを申し込みのときに伺う——最初の一度でよいのか、その後も続くのかを確かめておくと安心です
- 区画をどこまで元に戻す必要があるかを管理されている方に確かめる——戻し方の決まりによって工事の範囲が変わります
- お急ぎでなければ、工事の時期をご相談ください——日程に幅を持たせられる場合は、段取りを組みやすくなります
- ほかでもお見積りを取って見比べてください——相見積もりは大歓迎ですし、内訳はご納得いただけるまでご説明します
まずは費用の目安をご自分で知りたい方へ
いくつかの質問に答えるだけで概算が分かる「墓じまい費用シミュレーター」もご用意しています。
まとめ
ご予算に限りがあっても、お見積りに入るお金と別にかかるお金を先に仕分けておけば、総額は十分に見通せます。工事のお見積りに含まれるのは解体・撤去とご遺骨の取り出し、区画をお戻しするところまで。ご遺骨のお納め先の費用と、お寺様へのお気持ちは別に考えておくお金です。そして、何にどれだけ必要かは、お寺様とお納め先に「ほかに要るものはありますか」と一言伺うだけで、はっきりします。おおよその目安を先に知りたい方は、墓じまい費用シミュレーターもご利用ください。ご予算の上限を伺えば、その範囲で収まるかどうかを正直にお返しします。お墓のことだけでなく、仏壇や実家の片づけまで含めた段取りのご相談としても承りますので、まずはお気軽にお声がけください。

