
「浄土真宗だと、魂抜きの呼び方が違うと聞いたけれど、どうお願いすればいいの?」——宗派の作法のことになると、急に分からなくなって不安になりますよね。
浄土真宗では、たしかに他の宗派でいう「魂抜き」「お性根抜き」とは、呼び方も考え方も少し違います。
ですが、呼び方が違うからといって、身構えたり難しく考えたりする必要はありません。
ここでは、実際にお寄せいただいたご相談をもとに、浄土真宗での呼び方や供養の考え方の違いを、宗派を尊重しながら分かりやすくお伝えします。
※以下の事例は、お客様が特定されないよう地域名・金額の詳細などを伏せて一般化しています。
浄土真宗では「魂抜き」ではなく「遷仏法要」などと呼びます
浄土真宗では、亡くなった方は阿弥陀如来のお力によってすぐに極楽浄土へ導かれると考えます。そのため、お仏壇やお位牌に魂が宿るとは、もともと考えません。他の宗派でいう「魂抜き」「お性根抜き」——お仏壇に宿ったとされる魂をお払いする、という捉え方とは、出発点が少し違うのです。
- 呼び方:「魂抜き」「お性根抜き」ではなく、「遷仏法要(せんぶつほうよう)」などと呼ばれます
- 考え方:もともとお仏壇やお位牌に魂が宿るとは考えないため、「魂を抜く」という捉え方をしません
- 作法:ご縁のあるお寺様に法要をお願いする場合もあれば、宗派の考え方のうえでは特別な儀式を要しないとされる場合もあります
大切なのは、どの宗派が正しい・優れているというお話ではない、ということです。それぞれの宗派に、それぞれの考え方と作法があります。浄土真宗のご家庭は、浄土真宗の考え方に沿って進めていただければ大丈夫です。
実際のご相談から(5つのケース)
ケース1:「魂抜き」と伝えてから、浄土真宗では呼び方が違うと知った方
はじめは「仏壇の魂抜きをお願いしたい」とご相談くださり、お話を伺ううちに、ご家庭が浄土真宗と分かりました。
らくサポからは、浄土真宗では「魂抜き」ではなく遷仏法要などと呼び、考え方も少し違うことを、穏やかにご説明しました。呼び方が違っても、大切なお仏壇をきちんとお見送りするという意味合いは変わらない、ともお伝えしました。
対応結果:呼び方の違いに戸惑うことなく、ご自分の宗派に沿って、安心して次の段取りに進まれました。
ケース2:呼び方の違いを承知のうえで、お気持ちとして供養も希望された方
「浄土真宗なので呼び方は少し違うようですが、供養も一緒にお願いしたい」と、宗派のご事情をご自身で添えてご相談くださいました。
らくサポからは、宗派の本来の作法のうえでは供養は要らないとされる旨をまずお伝えしました。そのうえで、お気持ちとして供養をご希望なら、引き取ったあとに供養までお引き受けできることをご案内しました。
対応結果:宗派の作法とご自身のお気持ちの両方を大切にした形で、納得して供養込みでお任せいただけました。
ケース3:宗派の考えのうえで供養は済ませ、お処分だけを進めた方
「浄土真宗なので」と、供養は宗派の考え方のうえで済んでいる前提で、お処分の手配と費用の目安だけを知りたいというご相談でした。
らくサポからは、宗派の考え方を尊重し、供養を無理におすすめすることはせず、お処分の流れと費用の目安だけを正直にお返ししました。
対応結果:ご家族と相談するお時間を持ちながら、必要な手配だけで進められる見通しが立ちました。
ケース4:別の宗派の親族と同じにしなくてよいのか迷った方
ご親族が別の宗派で「魂抜きをした」と聞き、「うちも同じようにしないといけないのか」と迷っていらっしゃいました。
らくサポからは、宗派ごとに作法が違い、浄土真宗には浄土真宗の考え方があること、どちらが正しいというものではないことをご説明しました。
対応結果:他の宗派に合わせる必要はないと分かり、ご自分の家の宗派に沿って、落ち着いて進められました。
ケース5:お寺への段取りが分からず不安だった方
浄土真宗だが、お寺に何を頼めばよいのか、そもそも供養は必要なのかが分からず、不安を抱えていらっしゃいました。
らくサポからは、宗派の本来の作法のうえでは特別な儀式を必須としないとされる旨と、それでも区切りとして法要をご希望なら段取りをご案内できる旨をお伝えしました。お付き合いのあるお寺様がいらっしゃらない場合のご相談も承れることも添えました。
対応結果:何を準備すればよいかがはっきりし、必要な範囲だけで、お仏壇を手放す段取りが整いました。
浄土真宗のお仏壇で、具体的にできること
- 浄土真宗での呼び方(遷仏法要など)と考え方の違いを、宗派を尊重しながらご説明します
- 宗派の作法のうえで供養が要らないとされる場合は、その旨を正直にお伝えします(無理に供養をおすすめしません)
- お気持ちとして供養をご希望の場合は、引き取ったあとの供養までまとめてお引き受けできます
- お付き合いのあるお寺様がいらっしゃらない場合のご相談も承ります
- お仏壇の大きさやお住まいの状況を伺い、お処分の費用の目安を正直にお返しします
まとめ
浄土真宗では、「魂抜き」ではなく遷仏法要などと呼び、もともとお仏壇に魂が宿るとは考えないなど、他の宗派とは呼び方や作法が少し違います。ですが、呼び方が違っても、大切なお仏壇をきちんとお見送りしたいというお気持ちに変わりはありません。私たちは、宗派の作法では供養が要らないとされる場合はその旨を正直にお伝えし、それでもお気持ちとして供養をご希望なら、その願いにもきちんとお応えします。「呼び方が違って戸惑う」「何をお願いすればいいか分からない」——そんな最初のご不安を、お電話やLINEで、一緒に整理させてください。
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