
「先祖のお墓が、隣の親戚のお墓とくっついていて…このままでも墓じまいできるのかしら」——地方のお墓では、親族どうしで一つの区画を使っていたり、隣り合うお墓が物理的につながっていたりすることは、決して珍しくありません。
結論から申し上げると、親戚のお墓と一体になっているお墓でも、墓じまいはできます。
ご自分のお墓の部分だけを丁寧に撤去し、隣の親戚のお墓には手をつけない、という進め方が可能です。
ここでは、実際にお寄せいただいたご相談をもとに、その具体的な進め方をご説明します。
※以下の事例は、お客様が特定されないよう地域名・金額の詳細などを伏せて一般化しています。
親戚のお墓と一体でも、自分の部分だけ墓じまいできます
隣り合うお墓や、親族で共有する区画は、地方のお墓では珍しくありません。一体になっていても、次のような点を先に整理すれば、ご自分のお墓の部分だけを墓じまいすることができます。
- どこからどこまでが自分のお墓か(隣の親戚のお墓との境目)を確認する
- 撤去範囲はご自分のお墓の部分だけに絞れる(隣のお墓には影響を出さない)
- 共有している外柵・巻石・土台は、残すかどうかで撤去範囲と費用が変わる
- 区画を親戚と共有している場合は、事前に親族の同意を得ておくと安心
- 墓地ごとの取り決め(土台は残してよい等)を管理者に確認しておく
私たちは、お墓のお写真と区画のご状況をお送りいただき、どこまでを撤去し、どこを残すのかを一つずつ確認したうえで進めます。隣の親戚のお墓を取り違えたり、共有部分を無理に壊したりすることのないよう、範囲を丁寧に見極めることを大切にしています。
実際のご相談から(5つのケース)
ケース1:隣の親戚のお墓と一体になっていた方
先祖代々のお墓が、隣の親戚のお墓と同じ枠の中で一体になっていて、自分の分だけ墓じまいできるのか不安だ、というご相談でした。
らくサポからは、お墓のお写真と区画のご状況を確認したうえで、ご自分のお墓の本体と墓誌だけを撤去し、共有している巻石は残す形にすれば、隣の親戚のお墓には一切影響を出さずに進められるとお伝えしました。
対応結果:ご自分のお墓の部分だけを丁寧に撤去する範囲でお見積りを整え、親戚のお墓はそのまま残す形で、納得して進められました。
ケース2:共同墓地で自分のお墓がどれか心配だった方
地区の共同墓地に親族のお墓が並んでいて、どれが自分の代のお墓か、隣と取り違えられないか心配だ、というご相談でした。
らくサポからは、航空写真やお墓に刻まれたお名前をもとに、撤去するお墓を一つずつ特定してから工事に入るので、隣の親戚のお墓を取り違える心配はないとお伝えしました。
対応結果:撤去するお墓を事前に特定でき、隣接するお墓に触れることなく、安心して段取りを進められました。
ケース3:一つの区画に複数の石塔があった方
一つの区画にご先祖の石塔が複数あり、そのうち一部だけ残したいが、全部撤去すべきか迷う、というご相談でした。
らくサポからは、「石塔の一部だけを撤去する場合」と「区画をすべて更地に戻す場合」の2通りでお見積りをお出しでき、どこまで撤去するかはご希望に合わせて選べるとお伝えしました。
対応結果:撤去する範囲を2つの案で比べたうえで、必要な部分だけを撤去する形を選び、費用も抑えて進められました。
ケース4:区画を親戚と共有していた方
区画を親戚と共有していて、墓じまいを進める前に親族の同意が得られるか気がかりだ、というご相談でした。
らくサポからは、区画を親族で共有している場合は、事前に皆様の同意を整えておくと後々のすれ違いを防げること、親族の立ち会いや手配のご希望にも合わせられるとお伝えしました。
対応結果:親族と話し合う時間を取り、皆様が納得したうえで進める段取りに整えられました。
ケース5:隣のお墓と土台や外柵を共有していた方
隣の親戚のお墓と土台や外柵を共有していて、どこまで撤去が必要なのか分からない、というご相談でした。
らくサポからは、墓地によっては土台の処分は不要という取り決めがある場合もあるため、管理者に確認したうえで撤去範囲を決めると無駄がないとお伝えしました。
対応結果:墓地の取り決めを確認して撤去範囲を必要な部分に絞り、共有部分を残す形で費用も抑えられました。
具体的にできること
- ご自分のお墓の部分だけを撤去し、隣の親戚のお墓は残す(部分的な撤去)
- お写真やお墓に刻まれたお名前をもとに、撤去するお墓を事前に特定
- 「一部だけ撤去」「区画すべて更地」など、範囲を分けてお見積り
- 共有している外柵・巻石・土台を残すかどうかのご相談
- 区画を共有する親族との同意・立ち会いの段取りのご相談
- お墓の管理者へ確認しておくべきことの整理
まとめ
親戚のお墓と一体になっているお墓でも、ご自分のお墓の部分だけを丁寧に撤去し、隣の親戚のお墓は残す形で墓じまいを進められます。大切なのは、どこからどこまでが自分のお墓かを先に確認し、共有している部分をどうするか、親族の同意も含めて整理することです。お墓のお写真をお送りいただければ、あなたのお墓に合わせた撤去範囲と概算を正直にお伝えします。「隣とくっついているから無理かもしれない」と諦める前に、まず一度ご相談ください。

