
「墓じまいをしたいけれど、縁起の悪い時期や障りはないのかしら」——お墓のことになると、日取りやご家族の節目が気になって、なかなか一歩を踏み出せない方は少なくありません。
結論から申し上げると、宗教的に「必ず避けなければならない日」が決まっているわけではなく、ご家族が気にされる時期を避けたり、大切な日程に合わせたりして進めることができます。
ここでは、実際にお寄せいただいたご相談をもとに、時期の考え方と、ご家族の節目に合わせた進め方をご紹介します。
※以下の事例は、お客様が特定されないよう地域名・金額の詳細などを伏せて一般化しています。
墓じまいの「時期」の考え方
「縁起の悪い時期はありますか」というご質問は、とてもよくいただきます。時期を考えるときに整理しておきたいのは、次のような点です。
- 宗教的に「必ず避けるべき日」が定められているわけではありません。ご家族のお気持ちを大切に時期を選べば大丈夫です
- 民間の言い伝えとして、妊娠中やご家族の慶事の時期はお墓を動かすのを避けたいという考え方があります。気になる場合は、その時期を外して進められます
- お盆・お彼岸・法要など、ご家族が集まりやすい時期に合わせることもできます
- 改葬(お墓のお引越し)の許可証には有効期限が設けられている場合があり、取得の時期と工事の時期を逆算して段取りを組む必要があります
- 閉眼供養(魂抜き)・お骨の移動・墓石の撤去は工程を分けられるため、大切な日程を守りながら段階的に進められます
私たちは「とにかく早く契約していただく」ことを目的にはしていません。ご家族が気にされる時期やお気持ちを先に伺い、そこから逆算して無理のない段取りをご一緒に整えることを大切にしています。
実際のご相談から
ケース1:ご家族の出産を控え、時期の障りが気になった方
近いうちにご家族の出産・里帰りを控えており、「その時期にお墓を動かして障りはないか」とご不安なご相談でした。突然の電話ではなく事前に時間を合わせてほしい、というご希望も添えられていました。
らくサポからは、宗教的に必ず避けるべき日が決まっているわけではないこと、気になる時期は外して進められること、ご希望の季節から逆算して段取りを組めることをお伝えしました。ご連絡もご家族のペースを尊重して進めました。
対応結果:出産の時期を避け、ご希望の季節に合わせて閉眼供養から墓石の撤去まで、無理なく完了されました。
ケース2:決まった納骨日までに間に合わせたい方
新しい納骨先の納骨日がすでに決まっており、それまでに遺骨を取り出せるか、限られた日数で不安だというご相談でした。
らくサポからは、納骨日から逆算して、お見積り・改葬の手続き・閉眼供養・お骨の取り出しの順に段取りを組むこと、閉眼供養と同じ日に石材店も立ち会って、その場でお骨をお受け取りいただける形もご提案しました。
対応結果:納骨日までに遺骨を取り出すことができ、大切なご予定に間に合う形で完了されました。
ケース3:どうしてもこの日に、お骨だけ先に移したい方
ご都合のよい指定日に、まずお骨だけ移したい。解体工事は落ち着いてから別日でよい、というご相談でした。
らくサポからは、すべてを同じ日にまとめる必要はないこと、お骨の移動だけを先行して、墓石の解体は後日にできること、指定日に動ける業者を先に確認して段取りを組むことをお伝えしました。
対応結果:大切にされていた日にお骨の移動を済ませ、解体は後日、落ち着いた形で終えられました。
ケース4:いつまでに終えればよいか分からなかった方
ご供養の日は決まったものの、撤去工事をいつまでに終えればよいのか分からず、段取りに迷っていらっしゃるご相談でした。
らくサポからは、改葬の許可証に有効期限が設けられている場合があり、取得の時期から逆算して工事日を決める必要があること、隣り合うお墓との取り違いを防ぐ現地確認まで含めてご一緒に整理しました。
対応結果:許可の期限内に撤去まで終える日程で合意でき、迷いなく最後まで進められました。
ケース5:短い期間で終えたいが、間に合うか不安だった方
事情があってごく短い期間で墓じまいを終えたい、間に合うだろうかというご相談でした。
らくサポからは、間に合わない可能性のある工程は正直にお伝えしたうえで、先に進められる手続きから前倒しし、ご希望の期日を最優先に段取りする進め方をご提案しました。
対応結果:できることを前倒しして進めたことで、限られた期間の中でもご希望に沿う形で段取りが整いました。
時期について、具体的にできること
- 避けたい時期・ご希望の時期を伺い、そこから逆算して段取りを組みます
- 納骨日や法要など、大切なご予定に合わせたスケジュールを一緒に整えます
- お骨の移動だけを先行し、墓石の解体は後日にする、といった工程の分割も可能です
- 改葬の許可証の有効期限を踏まえ、期限内に終わる日程で管理します
- 突然のお電話ではなく、事前のご連絡でご家族のペースを尊重して進めます
まとめ
墓じまいに「必ず避けるべき縁起の悪い日」が決まっているわけではありません。ご家族が気にされる時期を避け、あるいは大切な日程に合わせて、無理のない形で進めることができます。「この時期で大丈夫かしら」「いつまでに終えればいいの」——そうした最初の迷いから、ご一緒に整理させてください。まずは状況を伺うところから、お気軽にご相談ください。

