
私たちらくサポが大切にしていること
私たち「らくサポ」が、毎日のご相談で大切にしていることがあります。
それは、「お客様にとっていちばん良い形を、お客様と一緒に考える」ということです。
仏壇のお片付け、お墓のこと、ご実家の整理——終活まわりのご相談は、人生のなかでも数えるほどしかない、誰にとっても初めての出来事です。
だからこそ「何から手をつければいいか分からない」「これくらいの規模で、いくらかかるものなのか想像もつかない」というお声を、私たちは毎日のように頂きます。
そんなときに心がけているのは、専門家として、ご要望をそのまま受け取るのではなく、本当に必要なことは何かを一緒に整理する ことです。
ときには「これはご自身でも十分できますよ」とお伝えすることもあります。本当はご自身でできることまで、当社の売上のためにお引き受けすることはいたしません。
その代わり、私たちがお手伝いした方が良いと判断したご相談は、適正価格で、最後まで責任を持ってお預かりいたします。
担当する作業者の手配も、お寺さまや市役所とのやり取りも、お客様のご負担にならない形でお引き受けします。
本ページでは、実際にご相談いただいたお客様の事例をもとに、私たちがどのようにお話を伺い、どのようにご一緒に答えを見つけているのかをご紹介します。
2026年5月のある日。
鹿児島県南さつま市にお墓をお持ちで、ご自身は東京にお住まいというお客様から、私たちらくサポへ一本のお電話を頂きました。
「墓じまいの件で。私の身内のお墓を全部撤去しようかなと思ってるんですけれども。親類が一人二人しかいなくて、もう相談して墓じまいの方向で進めたいと。費用はいくらぐらいかかるのか」
そして、ご相談の核となるお言葉は、これでした。
「お寺さんからは……ちょっと相談したんですけれども、30年お付き合いがないので。ご遺骨の預かりができないと、いうこともあって、その辺、どうしたらいいか。何か方法があるかないか」
長年お付き合いの途絶えていた菩提寺さまから、ご遺骨をお預かりすることはできない――そう言われたあとに、何ができるか、いくらかかるか、どこに頼めばいいのか。
お電話を頂いた時点で、お客様はその答えを探していらっしゃる状況でした。
このお電話は、おおよそ15分のやり取りでした。
そのなかで私たちは、散骨という方法、概算費用、インターネット上の費用情報との差、そしてご遺骨を受け入れて頂けるお寺さまをどう探すかを、ひとつひとつご一緒に整理していきました。
ご相談のポイントを整理すると、次のようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| お墓の場所 | 鹿児島県南さつま市・金峰町 |
| ご相談者様 | 東京在住・ご親類少なめ |
| ご遺骨数 | 4体分 |
| お寺の状況 | 30年お付き合いがなく、お寺から受入断り |
| ご案内した選択肢 | 散骨(1体2万3000円×4=9万2000円) |
| 総額レンジ | 33万円〜63万円(お墓撤去+散骨+お寺供養) |
この記事のお話
- お客様のご事情:鹿児島県南さつま市にお墓があり東京在住。ご縁のあったお寺から30年お付き合いがないことを理由にご遺骨をお預かりできないと断られた
- らくサポがお伝えしたこと:散骨という選択肢(1体2万3000円)/南さつま市は散骨なら改葬許可申請不要/インターネットの100〜200万円とは違う実際の総額
- お電話の結末:他社相見積中。約15分のお話で「330,000円〜630,000円」の現実的な総額をご案内。決定後の再連絡をお約束
目次
第1章:「お寺さんからお骨は預かれない」――菩提寺さまからのお断り
お電話の冒頭、お客様のお話の前提として、いくつかのご事情がありました。
- お墓の場所は 鹿児島県南さつま市 の金峰町
- ご自身は 東京にお住まい
- ご親類は「一人二人しかいない」状態
- 菩提寺さまとは 30年お付き合いがなかった
- そのお寺さまにご相談した結果、ご遺骨の預かりはできないとお断りされた
私たちらくサポにご相談を頂くお客様のなかには、こうした「長年お付き合いの途絶えていた菩提寺さまから受け入れを断られた」というご事情を抱えていらっしゃる方が、少なからずいらっしゃいます。
長年お付き合いの絶えていた檀家関係を、墓じまいというタイミングで一度だけ動かそうとしたとき、お寺さまの側からも「30年もお付き合いがなかった檀家のお骨は、急にお預かりできない」というお返事になるケースは、現実にあります。
ここでは、お寺さまの判断が正しい・間違っているという話ではありません。
長年の時間の積み重ねが、両者の関係をそういう形にしていた――というご事情です。
私たちはお客様のお話を伺いながら、「30年お付き合いがなかったお寺さまから、ご遺骨の預かりはできないとお断りされた」というお話を、ありのままに受け取りました。
そして、そこから先の「では何ができるか」を、ご一緒に考える立場に立ちました。
第2章:東京から鹿児島・南さつま市のお墓へ――管理する人がいないなかでのご決断
お電話のなかで、お客様はこうお話しくださいました。
「もう親類系は誰もいないんで、私、東京なんですよ」
「あの、お墓まで管理する人間も誰もいないと、状態になるんで」
東京にお住まいで、鹿児島・南さつま市にあるご家族のお墓を管理する人が、ご自身以外にいらっしゃらない――。
これは、墓じまいというご決断にいたる典型的なご事情のひとつです。
ご親族のお墓を放置できない、しかしご自身の生活圏は遠く離れていて頻繁には通えない、ご親類も少なく、引き継ぐ次世代がいらっしゃらない。
そんな状況のなかで、「自分の代で、きちんと整理しておこう」とご決断されるお客様は、私たちらくサポにご相談頂く方の 中心的な層 でもあります。
担当者からは、まずご遺骨をどうされるかを伺いました。
「お墓じまいですね、お墓の撤去もそうなんですけれども、ご遺骨をどうするかというところを決めないといけないんですね」
「東京の方で再度ご供養をされるか、あるいは散骨と言って、海の方に粉状にしてご供養するといった方法もあるんですけれども、ご希望としてはお手元に置いておきたいか、それとも多少費用がお安い形でご供養させて頂くか、どちらをご希望でいらっしゃいますかね?」
ご遺骨を お手元(東京)でご供養 するか、お安い費用で散骨や永代供養 をするか。
最初の大きな分かれ道です。
お客様のお答えは、はっきりしていました。
「もうどこかのお寺さんに、まあ、提携のお寺さんにご供養してもらって終わりにしたいなと思ってるんです」
お手元に置くのではなく、お骨を受け入れてくださるお寺さまにご供養をお願いして、終わりにしたい。
それが、お客様のご意思でした。
第3章:「焼却灰にしてしまう方法はないんですか?」――ご遺骨をどうするかのご相談
担当者から、ご遺骨を受け入れて頂けるお寺さまの所在についてご説明しました。
「ご遺骨を受け入れされるお寺さま、鹿児島県ですと、だいたい都心部に集中してるんですね。例えば鹿児島市ですとか、霧島市ですとか、この辺りにございますけれども」
「ちょっと金峰町には、おそらくないはずなんですね」
南さつま市・金峰町の近隣に永代供養先がほぼないこと――これも、お客様が判断材料として知っておくべき情報です。
そのうえで、お客様からこんなご質問を頂きました。
「もう焼却灰にしてしまうという方法はないんですか?」
「それもございます」と担当者はお答えしました。
ここからお話は 散骨 の方向に整理されていきます。
「焼却処分も、どちらにしろ海に散骨するという形でご供養を差し上げますので、その場合は、ご遺骨お一名様につき2万3000円でご供養を差し上げます」
ご遺骨は4体分。
「四体あるんで、かける四」
「かける四になりますね、その場合は」
ご遺骨4体分の散骨費用=2万3000円 × 4 = 9万2000円。
お客様にも、その場で計算をお伝えしました。
そして、ここで担当者からひとつ、行政手続きについてもお伝えしました。
「今回は散骨をされるので、役所の手続きは、南さつま市の場合はおそらく不要なはずなんですね。お客様がされることもなければ、代行という形もする必要がない、といった形になってくるかと思います」
通常のお墓の引越し(改葬)であれば、市区町村役所への改葬許可申請が必要になります。
しかし散骨の場合、自治体によっては改葬許可申請が不要になることがあります。
南さつま市はそのケースに該当する見込みです、と率直にお伝えしました。
「お客様がやられる必要もなければ、当社で代行する必要もない」――この「やらなくていい手続き」を率直にお伝えすることも、私たちらくサポが大切にしていることのひとつです。
| ご遺骨の行先 | 概要 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 永代供養(鹿児島市・霧島市のお寺) | お骨をお寺に納骨・定期的に供養 | 別途お見積り |
| 海洋散骨 | 粉骨して海に散骨・4体で9万2000円 | 1体2万3000円×4体 |
| 散骨+お寺での読経供養 | 散骨前または後にご住職に読経頂く | 散骨代+3万3000円 |
第4章:「200,000円から500,000円ほど」――お墓の撤去費用と幅の理由
ご遺骨の話に続いて、お墓の撤去費用に話題が移りました。
お客様のお墓は、二メートル四方(おおよそ一坪ちょっと)の大きさで、畑の真ん中に建っているとのこと。
担当者からの概算は、こうでした。
「概算といってもですね、200,000円から500,000円ほどというぐらいになるかと思います」
お客様の率直なご反応は、こうでした。
「なんで200,000円から500,000円って値段が違うんですか?」
「同じお墓の大きさといっても、墓石の種類ですとか、墓石そのものの大きさですとか、車両が入るかどうかとか、人がどれぐらい必要かどうかで、大きく変わってくるんですね」
「なので、正確なお見積りは現地を見ないとちょっとお出しできないんです」
お墓の撤去工事のお見積りには、ある程度の幅がどうしても必要になります。
お電話だけで「○○円です」と確定的にお伝えすることは、現地を見ていない以上、私たちにはできません。
20万円から50万円の幅でご概算をお伝えしたうえで、現地調査でお見積りを確定する――この順番が、私たちが守っているお仕事の進め方です。
第5章:「インターネットには100万、200万と書かれていますが」――情報源と実際の差
お電話のやり取りのなかで、お客様からこんなお言葉が出ました。
「東京なんで、その辺の事情がよくわからなくて。当たり前だと売られましたから」
「だから多分、こう会社でポンと出して、100万、200万だっていうのが、あんのかな?」
ここに、お電話を頂く多くのお客様が抱えていらっしゃる 不安の核 があります。
インターネットで「墓じまい 費用」を検索すると、「100万円」「200万円」「300万円かかるケースもあります」――そのような情報が、目立つ場所に表示されます。
それらが嘘の情報というわけではなく、確かに そのくらいかかるケースは存在する のですが、ご相談の出発点でその金額を見てしまうと、「自分のお墓じまいもそれくらいかかるんだろうか」という不安からスタートすることになります。
担当者は、率直にお答えしました。
「100万円もですね、お墓じまいまでかからないですね」
「インターネットに書かれてる情報は、まあ、大きくかかる場合もありますよ、といった情報が中心になってきますので、まあ、少なくとも当社で100万、200万のお見積りを出したことはございませんね」
「当社で100万、200万のお見積りを出したことはございません」――この一言は、お電話だからこそ率直にお伝えできた言葉でした。
インターネットの情報を否定するのではなく、「そういうケースもあります、でも当社の実際のお見積り実績ではそこまでにはなりません」と、当社の実績ベースで率直に。
このお電話の場合の現実的な総額は、お墓の撤去(高い方の見積りで50万円)+散骨費用(4体分で9万2000円)+ご希望に応じてお寺さまの読経供養(3万3000円・らくサポ手配の場合)= おおよそ33万円〜63万円 ほどになる、と担当者からお伝えしました。
「330,000円から630,000円という風にお考え頂ければと思います」
100万円・200万円ではなく、33万円〜63万円。
お客様にとっては、ここで初めて「現実的な金額の幅」をご認識頂けたのではないかと思います。
| 費用項目 | 下限 | 上限 |
|---|---|---|
| お墓の撤去工事 | 20万円 | 50万円 |
| 海洋散骨(4体分) | 9万2000円 | 9万2000円 |
| お寺の読経供養(希望時) | 3万3000円 | 3万3000円 |
| 合計(概算) | 約33万円 | 約63万円 |
第6章:お見積りの全体像と、決定後のご連絡を待つお約束
お電話の終盤、お客様はこう仰いました。
「わかりました。まあ、今走り出したばっかしなんで。3か月後、半年後かなと思ってるんですけれども」
「いろいろ他にも見積りを取ってるんで、ありますよね」
「まあ、とりあえず概算ということで承りますね」
ご相談を始められたばかりのタイミング。
3か月後・半年後に向けて、複数社からお見積りをお取りになって、ご自身でご比較されたうえでご判断される――ということでした。
私たちらくサポは、「ここですぐにお決めください」と前のめりにお願いすることはしません。
お客様が複数の選択肢を比較され、納得してご判断頂けるよう、お客様のペースに合わせて情報をお伝えします。
「決定しましたら、また連絡差し上げたいと思いますので」
「はい、かしこまりました。お待ちしております」
ご決定のタイミングで、改めてご連絡を頂く――そのお約束で、このお電話は静かに終わりました。
このお電話でお伝えした「材料」を整理すると、次のとおりです。
- 南さつま市近辺の永代供養先はほぼないため、散骨が現実的な選択肢
- 散骨の場合、南さつま市では改葬許可申請が不要な見込み
- ネットの「100〜200万円」は最大ケースの情報・当社実績では33〜63万円
- ご決定は3か月後・半年後でも構わない
この事例の対応のポイント
- 長年お付き合いのなかったお寺から断られたご事情を判定せず、ありのまま受け取った
- 南さつま市の近隣に永代供養先がほぼないことを率直にお伝えし、散骨という選択肢をご案内した
- 散骨なら改葬許可申請が不要と「やらなくていい手続き」を率直にお伝えした
- ネット情報の「100〜200万」ではなく当社実績で33〜63万円の現実的な総額をお伝えした
おわりに――「お寺さまから断られた後」の方にこそ、率直な情報を
このお電話のなかで、私たちが大切にしたのは、お客様の状況を判定したり評価したりしないことでした。
長年お付き合いのなかった菩提寺さまからご遺骨を預かれないと言われたこと。
ご親類が少なく、ご自身が東京から鹿児島のお墓を整理することになったこと。
インターネット上の100万円・200万円という金額情報に戸惑われていたこと。
そのすべてに対して、私たちらくサポがお伝えできるのは、「実際にお越し頂いたケースで、当社がどのようにお引き受けしてきたか」という事実だけです。
ご遺骨を受け入れて頂けるお寺さまは、鹿児島では都心部に集中していて、南さつま市の金峰町近辺にはおそらくない――。
だから、散骨という方法をご検討頂ける。
散骨をされる場合、南さつま市では役所の改葬許可申請は不要になる可能性が高い――。
お墓の撤去は20万円から50万円程度、散骨は1体2万3000円、お寺さまのご供養は3万3000円程度。
合わせて33万円から63万円ほどになる――。
これらは、ひとつひとつが、お客様がご自身でご判断するための 材料 です。
私たちらくサポは、その材料をできるだけ正確に、率直に、お渡しすることをお仕事としています。
そして、ご決定はお客様のものです。
3か月後でも、半年後でも、他社さまをご比較されたうえでのご判断でも、私たちはお客様のペースを尊重します。
そのうえで、ご相談頂いた皆さまには、「いつかきっと、らくサポへもう一度お電話してみよう」と思って頂ける窓口でありたい――そう願って、お電話一本一本を大切にしています。
墓じまいのご相談はこちら
らくサポでは、墓じまいのご相談を年中無休でお受けしています。
お見積もりは無料、何度でもご相談いただけます。
- お電話でのご相談:050-5794-7378
- LINEでのご相談
「お寺から受け入れを断られた」「ネット情報の金額に戸惑っている」「散骨という選択肢を知りたい」——どんなご事情でも構いません。
まずは状況を伺うところから、ご一緒に整理させていただきます。


