お客様対応事例

私たち「らくサポ」が、毎日のご相談で大切にしていることがあります。

それは、「お客様にとっていちばん良い形を、お客様と一緒に考える」ということです。

仏壇のお片付け、お墓のこと、ご実家の整理——終活まわりのご相談は、人生のなかでも数えるほどしかない、誰にとっても初めての出来事です。
だからこそ「何から手をつければいいか分からない」「これくらいの規模で、いくらかかるものなのか想像もつかない」というお声を、私たちは毎日のように頂きます。

そんなときに心がけているのは、専門家として、ご要望をそのまま受け取るのではなく、本当に必要なことは何かを一緒に整理する ことです。

ときには「これはご自身でも十分できますよ」とお伝えすることもあります。本当はご自身でできることまで、当社の売上のためにお引き受けすることはいたしません

その代わり、私たちがお手伝いした方が良いと判断したご相談は、適正価格で、最後まで責任を持ってお預かりいたします。
担当する作業者の手配も、お寺さまや市役所とのやり取りも、お客様のご負担にならない形でお引き受けします。

本ページでは、実際にご相談いただいたお客様の事例をもとに、私たちがどのようにお話を伺い、どのようにご一緒に答えを見つけているのかをご紹介します。

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はじめに

2026年5月のある日。
福岡市東区から糸島市へのお引越しに伴うお仏壇の配送について、私たちの窓口へ一本のお電話を頂きました。
譲り受け先の戸建てのお仏壇を、糸島市内のご新居までお運びしたい——というご相談です。

「上の天板の部分っていうかですね、そのところとのクリアランスが5ミリぐらいしかないんですよ」

搬出元の戸建ては間口が狭く、お仏壇のいちばん上の天板と通路上部とのすき間がわずか5ミリ
前日にご自身で試しに動かしてみたものの、現状のままでは通り抜けが難しい——というご事情でした。
さらに、搬入先のご新居も二階が住居スペースで、玄関で回し入れることになりそう。
そもそも入る大きさのものなのか」という根本のご不安からのご相談です。
約17分のお電話のなかで、私たちはお仏壇の解体・組み立て前提でのご見積りの段取りと、事前の現地お下見をご一緒に整理して参りました。

項目 内容
ご相談地域 福岡県(搬出元:福岡市東区/搬入先:糸島市)
サービス お仏壇の配送(お引越しに伴う移動)
お仏壇の大きさ 高さ約150cm(台座を含めたサイズ)
このお電話の位置付け お初めてのご相談・現地お下見お見積りへの段取り
特殊なご事情 搬出元の通路天板とのクリアランスがわずか5mm/搬入先も間口・回り込みに不安
お電話の長さ 約17分

この記事のお話

  • お客様のご事情:福岡市東区の戸建てから糸島市のご新居へ、譲り受けたお仏壇(高さ約150cm)を配送したい。搬出元の天板クリアランスが5mm、搬入先も間口・回り込みの不安あり
  • らくサポがお伝えしたこと:通常の配送料金では難しいご事情のため、現地お下見からのご見積りに切り替え/解体・組み立てを前提とした場合の留意点(元の状態に戻る保証は難しい)/ご供養(魂抜き)は搬入後でもご対応可
  • お電話の結末:現地お下見のお見積りへ進めることでご合意。ご日程調整のうえ、私たちの窓口から折り返しご連絡する段取りに

第1章:「カードは使えますか」——ご相談はお支払い方法のご確認から

お電話の冒頭、お客様のお言葉は、まずお支払い方法のご確認からでした。

「支払い方法は現金か振り込みのみですか。カードとかは使えないんですかね」

担当者は「基本的には現金かお振り込みのご案内になりますが、カードのご希望でしょうか」とお戻しさせて頂き、社内でカード決済のご対応の可否を確認のうえご案内する旨をお伝えしました。

お仏壇のお引越しのご相談で、最初のお言葉がお支払い方法だったのは、譲り受け先の戸建てから新しいご自宅へ、限られたお日にちのなかで段取りを組まなければいけない——という背景がうかがえるものでした。
お支払いの段取りまで含めて、最後まで滞りなく進めたい」というご事情を、お客様は冒頭からお伝え下さっていたのだと、お電話を振り返って思います。

お引越しに伴うお仏壇の配送では、お支払いに関するご質問はよく頂きます。
料金体系のご案内の前に、お支払いの段取りをお伺いしておくと、お見積りからお申し込みまでの流れがスムーズになります。

第2章:「福岡市の東区から糸島市まで」——お運び先と高さのご確認

お支払い方法のお話のあと、担当者は配送のご経路をお伺いしました。

「えっと、福岡市の東区から、糸島市。前原近い方ですね」

搬出元は福岡市東区、搬入先は糸島市——福岡県内とはいえ、距離にして数十キロのお引越しです。
続けて担当者は、料金のお見立てに必要なお仏壇の高さをお伺いしました。

「だいたい100。ちょっと少しだけ、動かしたんですよ。下の台座の部分がちょっと抜けたので、まあその分で行くと150ぐらいですかね」

ここで一つ、ご事情が明らかになりました。
お仏壇は本体の上に台座が二つ重なっており、台座を含めると高さが約150cm。
台座を抜くと約100cm——という構造でした。
「台座だけはご自身で別途お運びになるのでも構わない」というお客様のお気持ちを受け、担当者は料金の見立てをご一緒に整理させて頂きました。

「本体だけですね。かしこまりました。150センチですね」

台座のお取り扱いについて、お電話のなかで整理させて頂いたお話を表にまとめると、次のとおりです。

段取りの選択肢 内容 料金への影響
本体+台座をまとめて配送 お仏壇全体(高さ約150cm)を一括でお運び 高さ区分のお料金が大きくなる
本体のみを配送・台座はご自身で 本体(高さ約100cm相当)を担当業者がお運び・台座はお車などで 高さ区分のお料金を抑えられる
台座も別便で担当業者が対応 本体と台座を別々の段取りで 別途お見積り

「お仏壇のサイズによって料金が変わる」とお伝えするだけでは、お客様にとってはどこまでをお願いし、どこからをご自身でお運びになるかの判断材料が足りません。
お電話のなかで、構造に合わせた選択肢をご一緒にご整理させて頂きました。

第3章:「上の天板とのクリアランスが5ミリしかない」——お運び元の通路の難所

ここから、このご相談のいちばんの核に入っていきます。
担当者が「搬出元と搬入先の経路で、お仏壇が通りにくい場所や階段はございますか」とお伺いしたところ、お客様はすぐにご事情をご共有くださいました。

「搬出先の方の、間口が狭いんですよ。一階に置いてあって、外階段を使って下ろせるようにはなってるみたいなんですけど」

一階に置いてあるのに、外階段を使って下ろす」——その時点で珍しいご事情ですが、お話はさらに核心へ進みます。

「お仏壇のそのまあ、一番上のその天板あたりっていうかですね、そのところとのクリアランスが5ミリぐらいしかないんですよ」

通路の上部とお仏壇の天板のすき間がわずか5ミリ
お客様は前日にご自身で試しに動かしてみたものの、現状のままでは通り抜けが難しい——というご事情でした。

「単純にちょっとその上の天板とかをこう少しあのバラせるような業者さんとかではない、まあ職人さんがですね、ではないとちょっとそこ通らないと思うんですよ」

天板の部分だけはばらさないと搬出もできない」というご見立ては、お客様ご自身で前日に現地を確認されたうえでのお話でした。

「そういったことを対応してもらえる、ちょっと今業者さんを探しててですね」

担当者は、お仏壇の構造についてお伺いを重ねました。

「ばらすというところなんですけれども、仏壇がその組み立てられるようなタイプなんですかね」

「覗き込んだ感じで行くと、宮大工のようなはめ込んだ感じで——多分こう叩き込んではめてあるような感じの構造になってるみたいなんですよ。その天板の部分」

組み立て式のお仏壇ではなく、宮大工の手によって叩き込んで嵌め込まれた構造らしい——という見立てでした。
お客様は「バラせるといえばバラせるでしょうけど、そういった知識がある職人さんではないと」と、お仏壇の構造に対する敬意も込めてお話しくださいました。

ここで、担当者から重要なご案内をさせて頂きました。

「お仏壇を一回解体してもう一回組み立てるとなりますと、通常の料金では対応ができなくなってしまうんですね。ちょっと現地を見させて頂く形にはなるかと思いますが、もちろんそういう形でもよろしいでしょうか」

「お見積りだけ先に出して」ではなく、現地を見させて頂いてからのお見積り——通常の配送料金とは別の段取りに切り替えるご提案です。

第4章:「入るものなのかどうかを見てもらった方が」——お運び先のご不安

搬出元のご事情のお話のあと、担当者は搬入先(糸島市のご新居)の状況をお伺いしました。

「搬入先の方も二階なんですよ。一階が店舗になってて、二階が住居になってるんですよね」

「階段登ったところで、これかなあ、回るのかな一回。多分ここのその、見に来ていただいてやれるかどうかを見てもらった方がいいですよね」

搬入先も一階が店舗・二階が住居という構造で、階段を上った先でお仏壇を回し入れる動きが必要になりそう——という、お客様ご自身が現地でご確認になったうえでのお見立てでした。

「ここの玄関部分のところでこう持って上がって、ここでこう回るのかなっていう感じがするんですよね。横幅があるので」

「そもそも入るもんなのか、っていうのがちょっと不明なところでもあります」

そもそも入る大きさのものなのか」——配送のご相談で、お客様ご自身がそのご不安をお持ちのまま業者にご相談される、というのは、決して珍しいことではありません。
むしろ「現地を見ない限り、誰にも分からない」というのが、お仏壇配送のご事情の本当のところでもあります。

担当者は、お仏壇の解体・組み立て前提でお話を進めるにあたって、もう一つ大切なお伝え をさせて頂きました。

「ばらすのは問題ないと思うんですけれども、組み立ての、元の状態に組み立てるというところで、元の状態になる保証がちょっと難しいなというところなんですね」

「お仏壇は基本的に、販売された時に組み立てあげられて、そのあと解体することを想定されてないので。一回解体して搬入先で組み立てるといったような作業を想定しているんですけれども、その組み立てた時に、元に戻るかどうかも、ちょっと怪しいなというところなんですよ」

「お任せください、元通りにします」と言い切ることは、宮大工の手仕事で組まれたお仏壇ではお約束しきれない——担当者はそのご事情を、率直にお伝えしました。

お客様は、こうお返しくださいました。

「もう仕方ないですよね。その戻るかどうかっていうのは、分からないっていうのは、わかりました」

解体・組み立て前提のお仏壇配送でお伝えしていること

  • お仏壇は本来、解体・再組み立てを想定して作られていないことがあります(特に宮大工仕事のお仏壇)
  • 解体ご自体はご対応可能でも、元の状態に組み戻る保証はお約束しにくいご事情があります
  • その前提をご共有のうえでも、お運びをご希望される場合は現地お下見のお見積りでご検討頂けます

第5章:「魂抜きはどうすれば」——お引越しの段取りとご供養

ご見積りの段取りのお話のあと、お客様からはもう一つご質問を頂きました。

「もともと、その大物さん使ってあったわけじゃないですか。何て言えばいいんですかね、魂抜きっていうんですかね、そういうのって、あのいただくような——よそ様のそのお仏壇を譲り受けるわけなので、まそういっ、きちんとしてもらえたらなと思うんですが、そっちの方もお願いすることできるんですかね」

譲り受け先のお仏壇でしたので、お客様としては「前のご所有者の方の魂をきちんと抜いてからお運びしたい」というお気持ちでした。
担当者は、ご対応は可能であること、ただしお坊さまの調整が必要でもう少しお時間が必要になることをお伝えしました。

続いてお客様からは、お作法についてのご質問が続きます。

「これはやはり搬出の時点でするべきなんですか。それともその搬出した後に、まあ魂抜きっていうかですね、そういったことをやってもいいっていう記事を見たりもしたんですけど、大丈夫なもんなんですかね」

担当者は、お作法に則ると動かす前に行うのが基本であること、ただし実際の運用ではいろいろなかたちがあることをお伝えしました。

  • お作法どおりに、お動かしになる前にご供養される方
  • 搬出・搬入が終わったあとに、まとめてご供養される方
  • ご供養そのものをご希望にならない方

「お作法どおりが絶対」ではなく、お客様のお気持ちとご事情に合わせた選択肢をお伝えする——これは、お仏壇のご相談を頂く窓口として大切にしている姿勢の一つです。

お客様は、こうお決めになりました。

「時間もギリギリなんで、まあ後からっていう感じで大丈夫なんで、ちょっと、そこは一応——お願いできますか。供養そのものは搬入してからでもお願いしたいなと思います」

お引越しを優先し、ご供養は搬入後に——譲り受け先のお家の引き渡し期日が今月末に迫っているご事情のなかで、お客様がお選びになった一つのご判断でした。

「現地を見させて頂いてから」というご段取りは、料金のためではなく、お客様のお仏壇に最後まで責任を持ってお運びするための、私たちのお作法の一つです。

このご事情のお電話は、約17分。
「カードは使えますか」というお支払い方法のご確認から始まり、お仏壇の構造、搬出元の天板クリアランス5mm、搬入先の回り込み、解体・組み立ての見通し、ご供養の段取りまで——お客様がお持ちだったすべてのご不安を、ご一緒に整理させて頂いた一本のお電話でした。

このお電話の結末は、現地お下見のお見積りへ進めるご合意でした。
お見積り自体は無料で、ご日程の調整のうえ、私たちの窓口から折り返しご連絡する段取りでお別れしました。

ご相談の段階 手段 用途
初回のお電話 お電話 ご事情のお伺い・お段取りのご提案・ご合意
現地お下見 訪問 搬出経路・搬入経路・お仏壇の構造を実地で確認
お見積りのご提示 お電話/メール 解体・組み立ての作業内容と料金のご提示
お申し込みご確定 お電話/メール ご日程の確定・お振込み段取り
配送当日 訪問 解体・搬出・配送・搬入・組み立て

解体・組み立て前提のお仏壇配送でお伝えしていること

  • お仏壇は本来、解体・再組み立てを想定して作られていないことがあります(特に宮大工仕事のお仏壇)
  • 解体ご自体はご対応可能でも、元の状態に組み戻る保証はお約束しにくいご事情があります
  • その前提をご共有のうえでも、お運びをご希望される場合は現地お下見のお見積りでご検討頂けます

ご事情を率直に伺うところから。
それが、らくサポが大切にしていること

お仏壇の配送のご相談は、現地を見ない限り、料金もお手配の段取りも本当のところは決まらない——というのが、私たちが日々のお電話のなかで感じていることです。
今回のように天板とのすき間が5ミリしかなく、搬入先も回り込みが必要で、お仏壇は宮大工の手で組まれている——というご事情では、なおさらです。

私たちは、お電話のなかで「料金はこれくらいです」と言い切るのではなく、お客様のご事情にとっていちばん無理のない段取りを、ご一緒に整理することを大切にしています。
「解体すれば必ず元通りに戻ります」と言ってお預かりすることもしません。
難しいご事情は難しいとお伝えしたうえで、それでもお運びをご希望されるなら、現地でしっかりとお下見させて頂いたうえで、最後まで責任を持ってお引き受けする——そのお作法を、譲り受け先のお仏壇のような大切なお品物であればこそ、なおさら守りたいと思っています。

ご供養のお作法も、お客様のご事情によって、お引越しの前にされるのか、搬入後にされるのか、あるいはなさらないのか——選択肢はいろいろあります。
「こうしなければいけない」とお伝えするのではなく、お気持ちとご事情に沿うかたちを、お電話のなかでご一緒にお考えする窓口でありたいと、私たちは日々のご相談のなかで考えております。

お引越しに伴うお仏壇の配送で、搬出経路や搬入経路にご不安をお持ちの方、譲り受け先のお仏壇のお運びをお考えの方、ご供養の段取りも含めてご整理されたい方——どんなご事情でも、まずはお電話一本でご相談ください。
お電話が難しい方は、LINEからもお問い合わせ頂けます。
ガイドブックも無料でお送りしております。

仏壇のお引越しの詳しい流れについては、らくサポの仏壇移動サービスのご案内もご参照ください。

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「引越し業者に断られた」「天板や間口のクリアランスが厳しい」「譲り受けたお仏壇を新しい家へお運びしたい」「ご供養の段取りも一緒にお願いしたい」——どんなご事情でも構いません。
まずは状況を伺うところから、ご一緒に整理させていただきます。

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