
毎年届くお墓の管理費のご請求が、少しずつ重く感じられるようになった。そんなお声を、私たちはとてもよく頂きます。
お参りに行ける回数が減っても支払いは毎年続きますし、お子様やお孫様の代にその負担を引き継ぐことを思うと、このままでよいのだろうかと迷われるのは自然なことです。
ここでは、墓じまいをすると管理費のお支払いがどうなるのか、そして支払いに困っているときにどんな進め方があるのかを、実際に頂いたご相談をもとにお答えします。
※以下の事例は、お客様が特定されないよう地域名・金額の詳細などを伏せて一般化しています。
お墓を撤去して区画をお返しすれば、その区画の管理費はかからなくなります
年間管理費は、お墓そのものではなく「区画をお預かりして管理する」ことに対して納めるものです。ですから、お墓を撤去して区画を更地でお返しすれば、その区画に対するお支払いは終わります。ただし、いつの分までお納めするか、途中の期間をどう精算するかは管理される側の決まりによって違いますので、手続きを始める前に確認したうえで進めるのが確実です。あわせて、次の点も知っておいて頂くと迷いが減ります。
- お骨の移し先によって、その後の負担は変わります——はじめに納める分だけで済む先もあれば、毎年の負担が続く先もあります
- 滞っている分がある場合は、先に整理しておくと手続きが進めやすくなります
- お支払いが難しいご事情は、正直にお話しした方が話が前に進みます——事情を汲んで頂けることは少なくありません
- 名義の方が亡くなったままになっている場合も、整理のうえで手続きを進められます
- 撤去の費用は、お墓の大きさ・土台の造り・搬出のしやすさで変わります
まずは費用の目安をご自分で知りたい方へ
いくつかの質問に答えるだけで概算が分かる「墓じまい費用シミュレーター」もご用意しています。
実際のご相談から(6つのケース)
ケース1:継ぐ人がいないまま毎年の請求とお付き合いが続いていた方
お父様が亡くなり、お墓を引き継ぐ方がいなくなる見通しというご相談でした。毎年の管理費の請求に加え、季節ごとのお寺様とのお付き合いや役員のお役目もあり、遠方でお墓をきれいに保つことも難しい、と迷っておられました。
らくサポからは、お墓を撤去して区画をお返しするところまで一通りお手伝いできること、まずは現地でお見積りを取り、そのうえでご家族と話し合って決めて頂いて構わないこと、そして移し先によってその後の維持の負担が変わることをお伝えしました。
対応結果:費用の目安と進め方の全体像がつかめ、ご家族で相談したうえで次の一歩を決めて頂けました。
ケース2:代替わりで過去の分をまとめてご請求された方
お墓を引き継いだあとに、これまでの分をまとめた管理費のご請求が届き、数十万円台の金額に驚かれたというご相談でした。以前は請求書が届いたことがなく、そういう決まりがあること自体をご存じなかったそうです。
らくサポからは、まずはご請求の根拠となる決まりや対象の期間をお寺様に落ち着いて確認して頂くこと、これまでお世話になった気持ちの分としてお納めできる範囲をご自身で決めて相談する進め方があること、感情的に対立せずに区切りをつけた方がその後の手続きも進めやすいことをお伝えしました。
対応結果:ご自身が納得できる範囲を決めて話し合いに臨む方針が定まり、墓じまいの検討にも落ち着いて進めました。
ケース3:年金生活で毎年の負担が重くなった方
名義の方が十年以上前に亡くなったあとも、代わりに毎年の管理費を払い続けてこられた方からのご相談でした。ご自身が仕事を離れ、体調も万全でないなかで、これ以上は支払いを続けられないというお気持ちでした。
らくサポからは、そのご事情を正直にお寺様にお話しすることをおすすめし、名義が古いままの場合の整理の仕方や、お骨の移し先の考え方を順にご案内しました。
対応結果:ご事情を伝えたところ理解が得られ、お骨の受け入れ先も含めて話が前に進みました。
ケース4:お参りで支払いのお知らせに気づき、滞りに困った方
久しぶりにお参りに行ったところ、管理費のお納めをお願いする掲示に気づき、支払いが滞っていると分かったというご相談でした。お子様の学費もかかる時期で、これ以上は続けられないが、放っておくのも忍びないというお気持ちでした。
らくサポからは、お墓の大きさや土台の造りによって撤去の費用が変わること、目安だけならお電話でもお返しできること、正確な金額は現地でお見積りを取るのがいちばん確実なことをお伝えしました。
対応結果:おおよその費用感を先に把握でき、放置せずに区切りをつける方向で段取りを進められました。
ケース5:維持の負担が軽い移し先を探しておられた方
墓じまいのあと、お骨をどこに移すかを考えるなかで、毎年の維持の負担がほとんどかからないところに移した知り合いの話を聞いた、そういう先を紹介してもらえるか、というご相談でした。
らくサポからは、お住まいやお墓の近くで候補をいくつかご紹介できること、移し先によって、はじめに納める分だけで済むところと毎年の負担が続くところがあるため、そこを比べて選んで頂きたいことをお伝えしました。
対応結果:複数の候補を見比べたうえで、その後の負担が続かない移し先を選んで頂けました。
ケース6:墓じまいのあとに追加の負担が出ないか心配された方
工事の内容を詰めるなかで、区画の一部を残す形にした場合、あとから管理者の方に費用を求められることはないか、というご心配のご相談でした。
らくサポからは、その点は思い込みでお答えせず、管理者の方に確認したうえで改めてご連絡することをお伝えしました。
対応結果:確認のうえで正確にお返事し、不安を残さないまま工事の内容を決めて頂けました。
具体的にできること
- いつの分まで納める必要があるか、区画をお返しする際の扱いはどうなるかを、事前に確認したうえで段取りします
- お墓の大きさや土台の様子、前の道の広さをお伝え頂ければ、撤去費用の目安をお返しします
- 正確な金額は現地でお見積りを取り、内訳をご説明します。相見積もりで比べて頂いて構いません
- お骨の移し先は、その後の維持の負担も含めて複数の候補をご紹介し、比べて選んで頂けるようにします
- 役所へ出す書類や、お墓の名義が古いままの場合の整理も、順を追ってご案内します
- お寺様や管理される方へのお話の切り出し方も、これまでのご相談をもとに一緒に考えます
- すぐに決められない場合は、いったん考える時間を取って頂いて構いません。ご相談だけでも承ります
まとめ
お墓を撤去して区画をお返しすれば、その区画の年間管理費のお支払いは終わります。大切なのは、いつの分まで納めるか、滞っている分をどうするか、お骨をどこに移すかを、順番に整理していくことです。その一つひとつを、私たちが一緒に確認しながら進めます。費用の目安を先に知りたい方は墓じまい費用シミュレーターもお使い頂けます。お墓のことに限らず、仏壇や実家の片づけまで含めた段取りのご相談としても承ります。「毎年の支払いが重い」という今のお気持ちを、まずはそのままお聞かせください。

