
いざ墓じまいを進めようとしたら、墓地の使用許可証が見当たらない。
名義が自分ではないので、どう手続きしたらいいか分からない。
そんなご相談は、決して珍しいものではありません。
お墓を借りたのが何十年も前というお宅では、書類がどこにあるか分からなくなっているのが、むしろ普通のことです。
結論から申し上げますと、書類が手元になくても墓じまいは進められます。手元にないものは、たどり直して揃えていく。その段取りを一緒に組み立てるところから始められますので、ご安心ください。
※以下の事例は、お客様が特定されないよう地域名・金額の詳細などを伏せて一般化しています。
「書類がない」はつまずきではなく、最初の一歩です
墓じまいでは、ご遺骨を移すために改葬許可申請を行い、改葬許可証を受け取るという行政手続きがあります。その申請の場面で、墓地の使用許可証や埋蔵証明書といった書類が関わってきます。ただ、ここで大切なのは次の点です。
- 必要な書類の種類や様式は、お住まいの市区町村や墓地の管理者によって異なります。全国どこでも同じ、ということはありません
- 紛失した書類について、再発行をお願いできる場合があります。どなたの名義で、どんな手順で申請するかは、窓口のご案内に従う形になります
- 名義がご本人以外のお名前になっている場合、その方に関わる書類を添えるよう求められることがあります
- 書類の原本が要るのか、写しで足りるのかも、提出先の判断によって変わります
ですから、私たちがまずお伝えしているのは「お住まいの市区町村の窓口と、墓地の管理者にご確認ください」ということです。遠回りに聞こえるかもしれませんが、ここを先に押さえておくと、余計に何度も足を運ぶ事態を避けられます。何を聞けばよいのか、どの順番で動けばよいのかは、私たちの側でお客様に合わせて整理してお渡しします。
実際のご相談から(6つのケース)
ケース1:使用許可証をなくしてしまっていた方
手続きのために窓口へ出向いたところ、お墓を借りたときに発行された使用に関する書類が必要だと言われたものの、紛失して見当たらないというご相談でした。
らくサポからは、紛失した書類は再発行をお願いできる場合があるので、まず窓口でその場で申し出てみてほしいこと、再発行を待つ間に進められる準備は先に整えておけることをお伝えしました。
対応結果:窓口で再発行の手続きができ、書類が届いたところから申請を進める段取りに整いました。
ケース2:名義がご本人ではなかった方
再発行をお願いしようとしたところ、書類の名義がご本人ではなくご家族のお名前になっていて、自分の名前では申請できないのではないかとご心配されていました。
らくサポからは、名義の方に関わる書類を添えるよう求められる場合があること、お手元に届く宛先はご本人にしていただける場合もあるので、そこも含めて窓口でご確認いただくとよいことをお伝えしました。
対応結果:必要な添え書類を確認したうえで再発行を依頼でき、届いた書類で手続きを再開できました。
ケース3:印鑑に関する証明書を求められた方
届いた書類の必要書類欄に印鑑登録に関する証明書と書かれていて、車もなく窓口まで出向くのが難しい、どうしたらよいかというご相談でした。
らくサポからは、お住まいの市区町村によっては身近なお店の端末で受け取れる場合があるので、まずご確認いただくこと、名義の方のものが必要になるときはその方にお願いする形になることをお伝えしました。
対応結果:窓口まで何度も出向かずに書類を揃える道筋が見つかり、ご負担を軽くして進められました。
ケース4:書類は原本か写しかで迷った方
ご遺骨をお送りするときに、書類も一緒に同封するのか、写しでよいのか、どこにも書かれていなくて分からないというお問い合わせでした。
らくサポからは、同封が必要かどうかは受け入れ先によって異なるため、こちらで受け入れ先に確認してお返事することをお伝えし、確認のうえで改めてご連絡いたしました。
対応結果:同封の要否をはっきりさせてからお送りいただけたので、やり直しなく一度で済みました。
ケース5:昔の届けが出ておらず証明が取れなかった方
お墓に納められている方のうち、お一人分の記録が管理者側に残っておらず、証明が揃わないので手続きが止まってしまうのではないかとご不安でいらっしゃいました。
らくサポからは、記録が残っている方の証明で行政手続きを進められる場合があること、どなたのご遺骨をどこへお移しするのかを整理して窓口と受け入れ先に確認すること、確認が取れ次第ご報告することをお伝えしました。
対応結果:揃う書類から手続きを組み直し、止まっていた墓じまいの段取りを前に進められました。
ケース6:区画の番号が分からなかった方
お墓を管理していたご家族が体調を崩され、書類も区画の番号も分からない、お墓の正確な場所さえ説明できないというご相談でした。
らくサポからは、お墓に刻まれているお名前と、昔のお写真や墓地の管理者へのお問い合わせから区画をたどれること、場所の説明はこちらで引き受けることをお伝えしました。
対応結果:手がかりから区画を特定でき、書類が何もない状態からお見積りまで進められました。
具体的にできること
- 紛失した書類について、どこへ再発行をお願いすればよいか、何を添えればよいかを整理してお渡しします
- 窓口や墓地の管理者に何を聞けばよいかを、お客様のご事情に合わせて書き出してお渡しします。聞き漏らして何度も出向く事態を防げます
- 名義がご本人以外のお名前になっている場合も、どなたに何をお願いすることになるのかを先にはっきりさせます
- ご遺骨の受け入れ先に必要な書類は、こちらで受け入れ先に確認してご報告します
- 区画の番号や正確な場所が分からないときは、残っている手がかりからたどってお見積りまで進めます
- 遠方で窓口まで出向けない、お電話だけで進めたいといったご事情も、お申し込み時にご相談ください
まとめ
墓地の使用許可証が見当たらない、名義が自分ではない、何が必要なのかも分からない。その状態からでも墓じまいは始められます。必要な書類やその扱いは、お住まいの市区町村や墓地の管理者によって異なりますので、まずは窓口でご確認いただくのが確実です。そのうえで、何をどの順番でご確認いただくか、どこを私たちが引き受けるかを整理してお渡しします。お墓のことだけでなく、仏壇やご実家の片付けまで含めた段取り全体のご相談としても承っています。「書類がなくて動けない」というところで止まってしまう前に、どうぞお気軽にお声がけください。

