お客様対応事例

墓じまいの手続きを進めようとして、改葬許可申請の用紙を前に手が止まってしまった、というお声をよく頂きます。
「亡くなった方のお名前」「没年月日」という欄があるのに、ご自身が生まれる前に亡くなった方や、顔も知らないご先祖が入っていて、何を書けばよいのか分からない——そういうご相談はとても多いものです。
結論から申し上げますと、空欄を埋める手がかりはいくつもあり、順番に当たっていけば形になります。そして、その段取りはお一人で抱えずにご相談いただけます。
ここでは、実際にお寄せいただいたご相談をもとに、記載事項をどう調べるかを具体的にお答えします。
※以下の事例は、お客様が特定されないよう地域名・お名前・日付などを伏せて一般化しています。

まず申請窓口で「様式と必要な記載事項」を確かめるのが出発点です

改葬許可申請は、お墓のある市区町村にお出しするものです。申請書の様式も、求められる記載事項の細かさも、お住まいの市区町村によって異なります。ですから、調べ始める前にまず申請窓口で「この用紙のどの欄を、どこまで埋める必要があるのか」を確かめるのが、いちばん無駄のない進め方です。必要な範囲が分かってから探せば、探す手間も絞れます。

そのうえで、お名前や没年月日の手がかりは、おおむね次の四つの方向から当たっていきます。

  • お墓そのものに彫られた文字——墓誌(墓標の側面や脇の石板)には、お名前と没年が彫られていることが多くあります。正面が家名だけでも、墓誌に並んでいる場合があります
  • お寺様や墓地の管理者の記録——過去帳や埋葬の記録が残っていることがあります。区画番号や区画の位置が分かると照会しやすくなります
  • 戸籍・除籍の謄本——役所で取得する書類です。どなたがどこまで取得できるかは法律で決まっているため、ご自身の場合にどう進めるかは役所の戸籍のご担当や、司法書士などの専門家にご確認ください
  • ご親族の記憶——ご年配のご家族が俗名やご命日を覚えていらっしゃることがあります。意外にここで一気に埋まります

お墓に彫られているのが戒名だけで、普段お使いだったお名前が分からないこともあります。その場合は、戒名とお名前の対応をお寺様や墓地の管理者の記録と照らし合わせていく形になります。どちらにしても、一度に全部そろえようとしなくて大丈夫です。分かる方から順に埋め、残った欄は窓口や記録側への確認に回していきます。

実際のご相談から(6つのケース)

ケース1:複数の方の没年月日がどれも分からなかった方

お墓に複数の方のお骨が納められているものの、どの方の没年月日も正確には分からず、申請のために調べる方法を知りたい、というご相談でした。

らくサポからは、まず申請窓口で様式と必要な記載事項を確かめて書くべき範囲を決めること、そのうえで墓誌の彫り字・墓地の管理者やお寺様の記録・ご親族の記憶の順に当たるのが探しやすいこととお伝えしました。

対応結果:やみくもに探す状態から抜け出し、確認する先と順番が決まって着手できました。

ケース2:お墓の正面が家名だけでお名前が彫られていなかった方

お墓の正面には家名だけが彫られており、個人のお名前がどこにも見当たらない、というご相談でした。

らくサポからは、墓誌や石の側面に彫られていないかお写真で一緒に確かめること、見当たらなければ区画番号と区画の位置を手がかりに墓地の管理者側の記録から確認を進める形になることとお伝えしました。

対応結果:石に文字がなくても記録から当たる道があると分かり、確認の段取りがつきました。

ケース3:彫られているのが戒名だけで普段のお名前が分からなかった方

一つひとつの石に戒名だけが彫られており、ご両親の分は覚えているけれど、ほかの方は分からない、というご相談でした。

らくサポからは、覚えていらっしゃる分を先に書き出していただければ十分なこと、残りは戒名とお名前の対応をお寺様や墓地の管理者の記録と照らし合わせて進める形になることとお伝えしました。

対応結果:分かる分だけ先に固め、残りは記録側の確認に回して、手続きを止めずに進められました。

ケース4:ご家族に尋ねてお名前が分かった方

手続きに必要なお名前が分からず困っていたものの、ご家族に聞いてみるという段階のご相談でした。

らくサポからは、お墓に入っていらっしゃる方の普段お使いだったお名前が分かるだけでも手続きの手がかりになること、ご家族に心当たりがあればそこから教えていただきたいこととお伝えしました。

対応結果:ご親族の記憶からお名前が分かり、お墓の確認と見積りの準備まで一気に進みました。

ケース5:記録の照会にご本人からの連絡が必要と言われた方

墓地の管理者へ記録を問い合わせたところ、名義人ご本人から直接ご連絡いただかないと詳しいことはお答えできないと言われた、というご相談でした。

らくサポからは、記録の扱いにはそうした決まりがあるため、その一本のお電話はご本人にお願いしたいこと、何をどう尋ねればよいかは一緒に整理してからお電話いただけること、その間も並行して進められる準備は進めておくこととお伝えしました。

対応結果:ご本人のお電話一本で記録の確認が動き出し、ほかの準備も止めずに進められました。

ケース6:戸籍や除籍の謄本で確かめたいとお考えだった方

墓地やお寺様に記録が残っていない場合に備えて、戸籍や除籍の謄本で没年月日を確かめられないか、というご相談でした。

らくサポからは、どなたがどこまで取得できるかは法律で決まっているため、ご自身の場合の進め方は役所の戸籍のご担当や司法書士などの専門家にご確認いただくのが確実なこと、墓じまいの側の段取りはこちらで受け持つこととお伝えしました。

対応結果:書類の取得は専門家に相談する道筋がつき、墓じまいの準備と並行して進められました。

具体的にできること

  • 改葬許可申請の書類の提出代行は、らくサポで行えます
  • お墓のお写真をお送りいただければ、墓誌や石の側面に彫られた文字を一緒に読み取り、申請書のどの欄に当たる情報かを整理します
  • お寺様や墓地の管理者への確認のご連絡は、代わってお伺いします。名義人ご本人からでなければ答えられないと言われた場合は、何をどう尋ねればよいかを整理してお渡しします
  • 申請の様式や必要な記載事項は市区町村によって違いますので、まず窓口で確かめる点をお伝えし、確認いただく項目を絞ってお渡しします
  • 戸籍や除籍の謄本の取得は法律の決まりがありますので、役所の戸籍のご担当や司法書士などの専門家へのご相談をご案内します
  • 分からない欄が残っている段階でも、お見積りやお骨の取り出しの段取りは進められます。すべてそろうのを待たなくて大丈夫です

まとめ

改葬許可申請の没年月日やお名前は、墓誌の彫り字、お寺様や墓地の管理者の記録、戸籍や除籍の謄本、ご親族の記憶という四つの方向から埋めていけます。様式や必要な記載事項は市区町村によって違いますので、まず申請窓口で書くべき範囲を確かめ、そこから分かる欄を順に埋めていくのが遠回りのない進め方です。空欄が残っている段階でのご相談でまったく構いません。お墓や仏壇、実家の片づけまで含めた段取り全体のご相談として、お電話でもLINEでもお気軽にお声がけください。「どこから手をつければよいか分からない」という最初の一歩を、一緒に整理させてください。

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