
「仏壇を処分するとき、御本尊はどう扱えばいいのか」——お仏壇の中央にお祀りしている御本尊(仏像や掛軸)は、仏壇本体とは意味合いが違うため、同じように手放してよいのか迷われる方は少なくありません。
ここでは、実際にお寄せいただいたご相談をもとに、御本尊の扱い方の考え方と、選べる方法を、具体的な事例を交えてお答えします。
※以下の事例は、お客様が特定されないよう地域名・金額の詳細などを伏せて一般化しています。
御本尊は「仏壇本体」とは分けて考えます
御本尊(ご本尊)は、お仏壇の中央にお祀りしている仏像や掛軸のことで、ご家庭で手を合わせてきた信仰の対象です。木や紙でできた「もの」ではありますが、仏壇本体と同じ感覚でそのまま手放してよいのか、と戸惑われる方は多くいらっしゃいます。基本の考え方は、手放す前に魂抜き(閉眼供養・お性根抜き)を済ませて、御本尊にこめられたお気持ちに一区切りをつけてから、というものです。そのうえで、次のような選び方があります。
- 魂抜き(閉眼供養)を済ませてから、仏壇本体と一緒にご供養して手放す
- 御本尊だけを、菩提寺や授与元のお寺にお返しする
- 仏壇の中の掛軸・御本尊も含めて、まとめてお引き取り・ご供養に出す
- 宗派によって作法が異なる(浄土真宗ではお性根抜きは要らないとされる、宗派によっては授与元へお返しするのが本来とされる など)
私たちは、御本尊だけを別に扱いたいというご希望も、仏壇とまとめて整理したいというご希望も、まずお気持ちを伺ってから段取りをお組みします。ご自身でお寺にお返しになった方がよい場合は、その方が費用もかからないことも含めて正直にお伝えします。
実際のご相談から(5つのケース)
ケース1:魂抜きをしてから御本尊も仏壇と一緒に手放した方
お仏壇を処分したいけれど、中の御本尊をそのまま手放してよいのか分からない、というご相談でした。
らくサポからは、御本尊は信仰の対象なので、まず閉眼供養(魂抜き)を済ませてから手放すのが基本であること、魂抜きがまだであれば供養(お焚き上げ)の手配もあわせてお引き受けできることをお伝えしました。
対応結果:魂抜きを済ませたうえで、御本尊も仏壇本体と一緒にご供養して手放され、心残りなくお見送りを終えられました。
ケース2:仏壇の中の掛軸・御本尊もそのまま引き取れるか確認された方
仏壇本体だけでなく、中の掛軸や御本尊、仏具もまとめて引き取ってもらえるのか、というご相談でした(魂抜きはお済み)。
らくサポからは、魂抜きがお済みであれば、掛軸・御本尊・仏具もそのままお引き取りできること、まとめてお預かりする形にすると二度手間になりにくいことをお伝えしました。
対応結果:御本尊や掛軸を含めて仏壇まわりを一度に整理でき、二度手間なくお見送りを終えられました。
ケース3:宗派で作法の呼び方が違い、お性根抜きの要否を確認された方
浄土真宗のご家庭で、宗派によって作法の呼び方が違うと聞いたが、御本尊の魂抜きは必要なのか、というご相談でした。
らくサポからは、浄土真宗では宗派の作法のうえでお性根抜きは要らないとされていることを正直にお伝えし、そのうえでお気持ちとして供養を望まれる場合は、引き取り後に供養へお出しする形もご案内しました。
対応結果:宗派の作法を確認したうえで、ご自身が納得できる形(供養を添える形)を選ばれ、安心して手放されました。
ケース4:御本尊を住職に拝んでいただいてから手放したいという方
手放す前に、御本尊を住職に拝んでいただきたいが、どう手配すればよいか、というご相談でした。
らくサポからは、ご供養には「ご自宅に住職をお呼びして拝んでいただく方法」と「お引き取り後に提携のお寺でご供養する方法」の2通りがあること、ご都合に合う方をお選びいただけることをお伝えしました。
対応結果:ご家族が立ち会える形か、日程を調整しやすい形か、ご事情に合う方を選ばれ、御本尊を丁寧にお見送りできました。
ケース5:宗派によっては御本尊を授与元へお返しするのが本来とされたケース
御本尊を一般の処分に出してよいのか、宗派ごとに扱いが違うのではないか、とご不安なご相談でした。
らくサポからは、宗派によっては御本尊をお寺や授与元へお返しするのが本来の形とされる場合があること、その場合はご自身でお返しになった方が費用もかからないことを正直にご案内し、ご本人が信仰を続けておられないなどのご事情がある場合は、一緒に扱い方を確認するとお伝えしました。
対応結果:宗派に応じた本来の扱いを確認したうえで、納得のいく形で御本尊を手放されました。
御本尊の扱いで、私たちにできること
事例からも分かるように、御本尊の扱いには「正解が一つ」ではなく、ご家庭の宗派やお気持ちに合わせた選び方があります。私たちは「とにかく契約していただく」ことを目的にしていないので、ご自身で進めた方がよいところは正直にお伝えします。
- 御本尊(仏像・掛軸)を、魂抜き(閉眼供養・お性根抜き)を済ませてから仏壇本体と一緒にご供養してお引き取りできます
- 魂抜きがまだの場合は、供養(お焚き上げ)の手配もあわせてお引き受けできます
- 御本尊だけをお寺にお返しになりたい場合など、ご自身で進めた方がよい部分はその旨を正直にお伝えします
- 宗派によって作法が異なる点も、分かる範囲でご一緒に整理します
まとめ
御本尊は仏壇本体とは分けて、魂抜きを済ませてからご供養して手放す・お寺へお返しする・まとめてお引き取りに出す、といった選択肢があります。宗派によって作法が違うため、まずは「どう扱えばよいか」の確認から一緒に始めさせてください。お電話でも、LINEからでも、ご相談をお受けしています。どうすればご納得のいく形で御本尊をお見送りできるか、一つひとつ丁寧にお答えします。
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