
墓じまいを進めたいけれど、かかるお金をごきょうだいや親族でどう分ければいいのか分からない、という声をよく頂きます。
お墓は一人のものではなく、代々受け継いできたものですから、費用の話をどう切り出せばいいのか迷われるのは自然なことです。
ここでは、実際にお寄せいただいたご相談をもとに、費用の分け方を考えるときの手がかりと、話し合いを進めやすくするためにできることをお伝えします。
なお、どの分け方が正しいということはありません。ご家庭ごとに事情は違いますので、決めるのはご家族です。
※以下の事例は、お客様が特定されないよう地域名・金額の詳細などを伏せて一般化しています。
分け方を決める前に、まず「総額」をはっきりさせる
費用の話がまとまりにくいのは、金額が見えないまま話し合いを始めてしまうことが多いためです。総額が分からないと、それぞれが違う金額を思い浮かべたまま話すことになり、話が進みません。ですから私たちは、分け方を考える前に、まず全体でいくらかかるのかをはっきりさせることをお勧めしています。
- 総額を先に出す——お墓の大きさ・立地・作業の内容で金額は変わります。お電話やメッセージだけでは幅のある概算にとどまるため、正確な金額は現地でのお見積りでお出しします
- 内訳を分けて見る——撤去、お骨の取り出し、その後の供養、行政の手続きなど、作業ごとに分けて見ると「どこまで頼むか」を家族で選びやすくなります
- ご自身でできる部分を知る——行政の手続きなどをご自身でされると、その分は費用を抑えられます
- 費用を出す人と、手を動かす人を分けて考える——お金だけが分担ではありません。連絡役やお寺様とのやり取りを引き受ける形もあります
そのうえで、均等に分ける、お墓を継ぐ方が多めに持つ、お住まいの近い方が手続きを担うかわりに費用は他の方が持つなど、分け方はいくつも考えられます。どれが良いかはご事情次第ですので、私たちから「こう分けてください」と申し上げることはありません。判断の材料になる金額と内訳を、分かりやすい形でお出しすることが私たちの役割だと考えています。
話し合いの前に、費用の目安を知っておきたい方へ
いくつかの質問に答えるだけで概算が分かる「墓じまい費用シミュレーター」もご用意しています。
実際のご相談から(5つのケース)
ケース1:ごきょうだいで出し合うため、まず金額を知りたかった方
ご実家のお墓を片づけたいが、かかるお金をごきょうだいで出し合うことになるので、まずどのくらいかかるのかを知りたい、というご相談でした。
らくサポからは、区画の広さだけでは幅のある概算しかお出しできないこと、山あいなど作業のしかたで金額が変わること、現地でのお見積りは無料で承っていることをお伝えしました。
対応結果:正確な金額をもとに話し合いを進めていただけました。
ケース2:ご自分だけで決められず、持ち帰って相談したかった方
お話は前向きに考えたいけれど、自分一人の判断ではすぐに返事ができないので、ごきょうだいと話してから決めたい、というご相談でした。
らくサポからは、お急ぎでなければゆっくりご検討いただいて構わないこと、判断に必要な資料をお渡しできること、ご不明な点は何度でもお答えすることをお伝えしました。
対応結果:ご家族で話し合う時間を取ったうえで、納得して進め方を決めていただけました。
ケース3:費用の出し方が家族の中でそろわず悩んでいた方
ご自分一人で負担するのか、ごきょうだいで分けるのかが決まらず、どう進めればいいか分からない、というご相談でした。
らくサポからは、まず金額と内訳をはっきりさせると話し合いの土台ができること、別の会社のお見積りをお持ちであればその内容も一緒に拝見できること、どこまでお願いするかによって金額の調整ができることをお伝えしました。
対応結果:費用の全体像と選べる範囲が分かり、ご家族で相談する材料が整いました。
ケース4:支払う時期を作業ごとに分けたかった方
お墓の作業と仏壇の整理を続けて頼みたいが、支払う時期を分けたい、というご相談でした。
らくサポからは、作業ごとにお見積書を分けてお作りできること、お支払いの時期についてもご事情に合わせて調整できる場合があることをお伝えしました。
対応結果:お見積書を分けてお渡しし、ご都合に合わせた進め方で承りました。
ケース5:話し合いの結果、別の進め方に決まった方
ごきょうだいで話し合った結果、当初考えていた進め方とは別の方法にすることになった、というご連絡を頂きました。
らくサポからは、ご家族で決められたことがいちばん大切ですのでそのまま進めていただいて構わないこと、また迷われることがあればいつでもご相談いただけることをお伝えしました。
対応結果:ご家族が納得できる形で落ち着き、気持ちよくひと区切りとなりました。
話し合いを進めやすくするためにできること
- お墓の場所とお写真をお送りいただければ、現地でのお見積りの手配ができます。お見積りは無料です
- 内訳の分かるお見積書をお出しします。ご家族に見せる資料としてお使いいただけます
- 作業をいくつかに分けてお見積りすることもできます。どこまで頼むかを家族で選びやすくなります
- ご自身でされたほうが費用を抑えられる部分は、正直にお伝えします
- ほかの会社で取られたお見積りと見比べていただいて構いません。相見積もりは歓迎しています
- お支払いは前払いを基本としていますが、ご事情に応じて調整できる場合がありますので、お申し込み前にご相談ください
- お見積書やご請求書の宛名にご希望があれば、お申し付けください
- ご家族と相談するお時間が必要なときは、そのままお待ちします。こちらから返事を急かすことはありません
まとめ
墓じまいの費用の分け方に、決まった正解はありません。ご家庭ごとに事情が違いますから、最後に決めるのはご家族です。ただ、金額が見えないまま話し合うと、なかなか前に進みません。まずは墓じまい費用シミュレーターでおおよその目安をつかみ、そのうえで内訳の分かるお見積りをお手元に置いてから話し合われることをお勧めします。お墓のことだけでなく、仏壇やご実家の片づけまで含めた段取り全体のご相談としても承ります。「どう切り出せばいいか分からない」という段階でも構いませんので、まずはお気軽にお声がけください。ご家族で納得できる形を、一緒に整理させてください。

