お客様対応事例

仏壇を処分すると決めたとき、「魂抜き(お性根抜き)は必ずしなければいけないのだろうか」と迷われる方は少なくありません。
気持ちの問題なのか、それとも決まりとして必ず行うものなのか、お電話でもこの点をそのまま尋ねられることがよくあります。
信仰やご家庭の考え方に関わることですので、私たちから「こうしなければいけません」と申し上げることはいたしません。
ここでは、実際にお寄せいただいたご相談をもとに、魂抜きがどういうものか、行う場合・行わない場合でどのように進むのかを整理してお答えします。
※以下の事例は、お客様が特定されないよう地域名・金額の詳細などを伏せて一般化しています。

決まりというより、お別れの区切りとして行う方が多いことです

魂抜き(お性根抜き)は、長くお参りしてきた仏壇に対して、お祀りしてきた区切りをつけるための供養です。手続きのように「これを済ませないと処分できない」という決まりがあるものではありません。

  • 実際にご相談くださる方の多くは、ひと区切りとして供養をしてからお引き取りに進まれます
  • 一方で、特に供養は行わずお引き取りだけを選ばれる方もいらっしゃいます。ご宗派やご家庭の考え方によって異なり、どちらが正しいということはありません
  • お引き取りの現場では、供養を済ませたお仏壇としてお預かりする進め方が基本になっています。そのため、まだ供養をされていない場合は、お引き取りと合わせて供養の段取りもご一緒にご案内しています
  • 仏壇を新しくお迎えして移し替える場合と、仏壇をお持ちになるのをやめる場合とで、供養の意味合いは変わりません。いずれもその仏壇に対しての区切りです

供養をご希望の場合、進め方は大きく二通りあります。ひとつはお仏壇をお引き取りしたうえで、お寺様でまとめて供養していただく形。もうひとつはお引き取りの前に、ご自宅で供養していただく形です。ご自宅での供養はご住職様のご都合に合わせた日程調整が必要になります。いずれの場合も、供養料は処分の費用とは別にかかりますので、内訳は先にご説明します。

ご宗派についてのご質問も多く頂きます。特定の作法にこだわりがない場合は、お寺様でまとめて供養していただく形で承っています。ご縁のあるお寺様の作法で行いたいという場合は、そのお寺様にお願いいただく形になります。まとめて供養していただいた場合は、供養が済んだあとに供養証明書をお渡しできます。お寺でのご供養のため、お写真はお渡ししておりません。

実際のご相談から(6つのケース)

ケース1:気持ちの問題なのか、決まりなのかを知りたかった方

仏壇の処分を考えており、お経のようなものをあげてもらう必要があるのか、それは気持ちの問題なのか、それとも必ずやらなければいけないものなのかを知りたい、というご相談でした。

らくサポからは、お引き取りは供養を済ませたお仏壇としてお預かりする進め方が基本になっていること、実際にご依頼される方のほとんどが区切りとして供養をされていること、そのうえでどうされるかはご本人のお考えで決めて頂いて差し支えないこととお伝えしました。

対応結果:供養の位置づけが分かり、仏壇の寸法を測ったうえで改めてご相談いただく形で、落ち着いて検討を進めて頂けました。

ケース2:長く箱に入れたままだった仏壇をそのまま引き取ってほしかった方

梱包したまま長年置いている仏壇があり、魂抜きは必ず必要なのか、そのまま持って行って供養まで任せられるのか、というご相談でした。

らくサポからは、箱に入れたままの状態でもそのままお引き取りできること、ご自宅での供養をされない場合は、お引き取りしたうえでお寺様でまとめて供養していただく形をご用意していることとお伝えしました。

対応結果:開封やご自宅での準備をしないまま、お引き取りと供養までを一度にお任せいただける段取りが決まりました。

ケース3:供養について何も考えていなかった方

処分したいという気持ちだけで、供養については何も考えていなかった。した方がよいのだろうか、というご相談でした。

らくサポからは、しなければならない決まりではないこと、ただお引き取りの段取りとしては供養を済ませてから進める形が基本であること、お引き取りだけの場合と供養を付ける場合の両方の進め方があり、それぞれの費用の考え方をお伝えしました。

対応結果:二通りの進め方と費用の考え方を把握したうえで、ご家族と相談してからお決めになる形でひと区切りとなりました。

ケース4:中が空で位牌もなく、ご本人の意向が分からなかった方

建物の片付けに伴って仏壇を回収してほしいが、中は空で位牌もなく、お祓いのようなことをした方がよいのかも分からない、というご相談でした。お品物の持ち主であるご本人が、そのままにするのは気が進まないというお気持ちをお持ちでした。

らくサポからは、中が空の状態でもそのままお引き取りできること、供養をご希望であればお引き取りしたうえでまとめて供養していただく形で承れること、その場合は処分の費用とは別に供養料がかかることとお伝えしました。

対応結果:ご本人のお気持ちを大切にしたいというご意向に沿って、供養を付けた形でお引き取りの段取りを進められました。

ケース5:お祀りを始めたときの経緯が分からず迷った方

身内がずいぶん以前に求めた上置きの仏壇で、お祀りを始めたときにお寺様に来ていただいたのかどうかも分からない。それでも供養はした方がよいのか、というご相談でした。

らくサポからは、始まりの経緯が分からなくても差し支えないこと、仏壇の中にもとから納められていた掛軸なども一緒にお引き取りできること、お引き取りと合わせてまとめて供養していただく形をご案内し、お伝えした金額に処分と供養の両方が含まれ後からの追加はないこととお伝えしました。

対応結果:内訳と総額をその場でご確認いただき、ご希望の日程の候補からお引き取りの日取りを決めるところまで進みました。

ケース6:ご宗派の作法を気にされた方

供養はお願いしたいが、宗派は関係ないのか、決まった作法で行う必要はないのか、というご相談でした。

らくサポからは、特に作法のご希望がない場合はお寺様でまとめて供養していただく形で承っていること、ご縁のあるお寺様の作法で行いたい場合はそのお寺様にお願いいただく形になること、まとめて供養していただいた場合は供養が済んだあとに供養証明書をお渡しできることとお伝えしました。

対応結果:ご自身の考え方に合う形をお選び頂き、納得のうえでお引き取りに進まれました。

具体的にできること

私たちは「とにかくご契約いただく」ことを目的にしていません。供養についても、どちらかをお勧めすることはいたしません。ご判断の材料をお渡しして、ご自身で選んで頂けるようにすることが役割だと考えています。

  • 供養をするかしないかは、ご本人・ご家族のお考えで決めて頂けます
  • 供養をご希望の場合は、お引き取りしたうえでお寺様でまとめて供養していただく形をご案内できます
  • お引き取りの前に、ご自宅で供養していただく形もあります(日程はご住職様のご都合に合わせた調整が必要です)
  • ご縁のあるお寺様の作法で行いたい場合は、そのお寺様にお願いいただく形になります
  • 箱に入れたまま・中が空・位牌がない、といった状態でもそのままご相談頂けます
  • 仏具や掛軸などが残っている場合も、合わせてお引き取りできる場合がありますのでご相談ください
  • 供養料は処分の費用とは別にかかります。内訳は先にご説明します
  • まとめて供養していただいた場合は、供養が済んだあとに供養証明書をお渡しできます

まとめ

魂抜き(お性根抜き)は、必ず行わなければならない決まりではありません。同時に、しなくてよいと言い切れるものでもありません。長くお参りしてきた仏壇とのお別れにひと区切りをつけたいというお気持ちから、供養をしてから進める方が多くいらっしゃる、というのが実際のところです。どちらをお選びになっても、私たちから良し悪しを申し上げることはいたしません。仏壇の高さと置かれている場所、中に残っているお品物の有無をお電話やメッセージでお知らせ頂ければ、供養を付ける場合と付けない場合の進め方を、それぞれ分けてご説明します。お墓や実家の片付けを合わせてお考えの場合も、段取り全体のご相談として承ります。「必ずやらなければいけないのか分からない」という最初の迷いから、どうぞお気軽にご相談ください。

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