お客様対応事例

「お墓に入っているお骨の数が、戸籍で分かる家族の人数と合わない」——いざ改葬の書類を書こうとして、はじめて気づく方は少なくありません。
誰が入っているのか分からない、骨壺の数が思っていたのと違う、そんなときに手続きを止めずに進めてよいのか、不安になりますよね。
結論から言えば、数が合わなくても墓じまいは進められます。
ここでは、実際にお寄せいただいたご相談をもとに、どう確かめ、どう書類を整えていくのかを具体的にお答えします。
※以下の事例は、お客様が特定されないよう地域名・金額の詳細などを伏せて一般化しています。

まず知っておきたい考え方

代々受け継いできたお墓では、何十年も前に納められたお骨が、名義人の方でも把握しきれていないことがあります。数が合わないのは決して珍しいことではなく、あわてて進める必要はありません。順番に確かめていけば大丈夫です。

  • 改葬許可の申請書は、原則として故人お一人につき1枚。はっきり分かる方を1枚目に、名前や情報が定かでない方は別紙に「分かる範囲」で記入する進め方ができます
  • 本籍や名前が書けない欄は、まず役所に「不詳と書いて受理できるか」を確認するのが先決です
  • 必要に応じて除籍謄本・戸籍を取り寄せ、ご親族の関係性を整理します。関係を示すために家系図を作ることもあります
  • お骨の数そのものが分からないときは、現地で石材店が実際に確認できます。開けてみて初めて数や状態が分かることも珍しくありません

実際のご相談から(5つのケース)

ケース1:ご自身で戸籍を調べ、数の食い違いを確かめた方

戸籍で把握していた人数と、現地の骨壺の数が合わないというご相談でした。ご相談者様はご自身で戸籍を取り寄せ、骨壺の中身がどなたのものかを丁寧にお調べになっていました。

らくサポからは、お調べになった事実をすべてお預かりし、最終的なお骨の人数を前提に見積りと手続きを整えていく、とお伝えしました。

対応結果:数の確定を起点に、お写真をもとにした見積りとご供養先の段取りまで、落ち着いて検討を進められました。

ケース2:申請書の本籍・名前の欄が空欄になってしまう方

受け取った改葬許可申請書を書こうとしたものの、故人の本籍も、幼くして亡くなったご親族のお名前も分からず、空欄ばかりになってしまうというご相談でした。「空欄で出して通るものなのか」とご不安をお持ちでした。

らくサポからは、まず役所に「不詳と書いて受理できるか」を確認していただくのが先で、難しい場合は除籍を郵送で取り寄せる方法があること、ご自身で取得できる範囲は無償でお手伝いできること、とお伝えしました。

対応結果:翌日に役所へ確認へ行かれる形で穏やかにひと区切りし、次の一手を落ち着いて決められました。

ケース3:分かる方を1枚目、他は別紙に整理した方

複数名が納骨されたお墓で、申請書を書き進めたものの「誰の欄をどう埋めればいいのか」が分からず、役所でも曖昧な回答しか得られなかったというご相談でした。

らくサポからは、情報が確実に分かる方を1枚目の申請書に書き、そのほかの方は別紙に分かる範囲で記入する形をご提案し、改葬理由や供養先ごとの書き分けまで一つずつご一緒に確認しました。

対応結果:書類が整い、完成後に役所で最終確認していただく段取りで、迷わず提出まで進められました。

ケース4:家系図を作りながら戸籍を集めた方

数名分の改葬で、直系でないご先祖様も含まれ、複数の役所への戸籍請求が必要になったご相談でした。古い記録はデジタル化されておらず取得できないものもあり、関係性を示すために家系図の作成まで必要になりました。

らくサポからは、戸籍ごとに必要な書類と取得先をご案内し、取得できない場合の代替の考え方、ご自身で作ってくださった家系図をどう手続きに生かすかまで、順を追って整理しました。

対応結果:時間はかかったものの、必要な書類が一つずつ揃い、改葬の許可を得て新しい受入先への手配まで進みました。

ケース5:お骨の数が分からず、現地確認から整えた方

「お墓の中の遺骨の数がはっきり分からない」という状態からのご相談でした。ご自身では確かめきれず、身元も一部しか分からないご状況でした。

らくサポからは、分からない部分は現地の石材店にお声がけしてお骨の数と状態を確認できること、そのうえで身元がはっきりしない分はまとめてご供養する方法があること、とお伝えしました。

対応結果:現地確認で数と状態が整理でき、供養先の選定・改葬許可の準備・取り出しの立ち会いまで、無理なく一つにまとまりました。

具体的にできること

  • 改葬許可申請書の書き方(1枚目+別紙、不詳欄の扱い)を一緒に整理します
  • 役所に確認しておくべきこと(不詳での受理可否など)を、あらかじめ洗い出します
  • 除籍・戸籍の取り寄せ先をご案内し、ご自身で取得できる範囲は無償でサポートします
  • お骨の数や身元がはっきりしない場合は、現地の石材店・管理者に確認します
  • 書類の提出だけの代行から、手続き全体の代行まで、ご希望に合わせて分担できます

まとめ

骨壺の数が戸籍上の人数と合わなくても、墓じまいは進められます。大切なのは、分かることと分からないことを切り分け、役所への確認と現地の確認を一つずつ整えていくことです。ご自身でできる手続きは正直に「ご自身の方が費用を抑えられます」とお伝えし、難しい部分だけをお引き受けすることもできます。「何が分からないのかも分からない」という最初の一歩から、一緒に整理させてください。お写真やお困りの点をお送りいただければ、次に何をすればよいかをお返しします。