お客様対応事例

お寺様の境内ではなく、昔から村や集落で使ってきた共同墓地にお墓がある。
いざ墓じまいをしようと思っても、そもそも誰に許可をいただけばよいのか分からない。
そんなお声を、実際によく頂きます。
お寺様の墓地であればまずご住職にご相談する、と道筋がはっきりしています。
ところが共同墓地は、看板も案内も出ていないことが多く、窓口らしい窓口が見当たりません。
ここでは「管理しているのがどなたなのか分からない」というところから、どう辿っていけばよいのかを、実際のご相談をもとにお答えします。
※以下の事例は、お客様が特定されないよう地域名・金額の詳細などを伏せて一般化しています。

まず「どなたが管理しているか」を確かめるところから

共同墓地の墓じまいでつまずきやすいのは、手続きそのものより「誰に話を通せばよいのか」という入口の部分です。共同墓地はお寺様が管理している場合もあれば、集落の方々で持ち合って管理している場合もあり、形はさまざまです。次のような手がかりから辿っていくと、管理している方に行き着きやすくなります。

  • 毎年の管理費や会費の集金があるか——集金や会計のお知らせが来ていれば、そのお相手が管理に関わっている方です
  • 区長さんや自治会の役員さんが関わっていないか——集落の墓地では、その年の区長さんや持ち回りの委員会の方が実際の窓口になっていることがあります
  • 近くのお寺様が関わっていないか——境内から離れていても、そのお寺様が管理に関わっている場合があります
  • お住まいの市区町村の窓口——墓地の届出を扱う課があり、その墓地をどこが管理しているか分かることがあります
  • ご親族の記憶や古い書類——お墓を建てたときの経緯を知っている方がいれば、それが一番の近道になることもあります

あわせて、お骨の移し先が決まったら市区町村へ改葬許可申請という手続きが必要になります。申請の様式や必要な書類、どの窓口で受け付けているか、書面で出すのか電子で出せるのかは、お住まいの市区町村によって扱いが異なります。ですから、管理している方を辿るのと並行して、まずお墓のある市区町村の窓口にお尋ねいただくのが確実です。窓口に伺えば、その墓地でどんな書類が必要になるかも教えてもらえます。

実際のご相談から(6つのケース)

ケース1:管理しているのは区長さんらしいが、まだ話していなかった方

集落の共同墓地にお墓があり、管理しているのは地元の区長さんだろうとは思うけれど、まだ墓じまいの話はしていない。費用の目安が分かってから動きたい、というご相談でした。

らくサポからは、費用のお見積りより先に、まず管理している区長さんに「墓じまいを考えています」と一言お伝えいただくことをおすすめしました。順番を逆にすると、あとから話が戻ってしまうことがあるためです。

対応結果:管理している方へ先にお伝えいただいたうえで、お見積りに進む段取りが決まりました。

ケース2:墓地の名前も番地も分からず、書類も残っていなかった方

お墓のある集落までは分かるものの、墓地の名前も番地も出てこない。関わっていた身内が亡くなり、書類も一切残っていない、というご相談でした。

らくサポからは、まず墓石に彫られたお名前、墓地の入口の様子や周りの目印などを教えていただき、こちらでも場所をお調べすること、あわせて管理しているのがお寺様なのか集落なのかを確かめるところから始めましょう、とお伝えしました。

対応結果:手がかりを一つずつ突き合わせて場所を絞り込み、管理している方を確かめる方向で進められました。

ケース3:隣のお墓との境と、周りのお宅へ伝える順番で迷った方

共同墓地の中でご自身のお墓と隣のお墓が向かい合っており、境がはっきりしない。隣の方と先に境を決めるべきか、それとも同じ墓地の他のお宅に先に伝えるべきか、順番が分からないというご相談でした。

らくサポからは、ご事情を詳しくお伺いしたうえで、その墓地の成り立ちによって順番の考え方が変わるため、確かめてから改めてご連絡しますとお伝えしました。分からないことを急いで断じるより、正確にお答えすることを大切にしています。

対応結果:ご状況を整理したうえで、順番の考え方を改めてお伝えする形になりました。

ケース4:遠方に住んでいて、管理している方に心当たりがなかった方

お墓は遠くにあり、お寺様の境内から離れた共同墓地。年に数回お参りするだけで、どなたが管理しているのか分からない、というご相談でした。

らくサポからは、共同墓地であれば管理を担う方や会計の担当がいらっしゃることが多いので、まずそのお相手に墓じまいをお考えである旨を一言お伝えいただくこと、あわせてご親族にも一言ずつお伝えしておくと後々おだやかに進みやすいこと、そのうえで市区町村への改葬許可申請に進む流れをご説明しました。

対応結果:誰に何を伝えるかという順番が整理でき、ご自身で進める道筋が見えました。

ケース5:市区町村の窓口に尋ねて扱いがはっきりした方

お骨はすでに別の場所へ納めており、残っている墓石を撤去したい。ただ、共同墓地なので誰の許可が要るのか分からない、というご相談でした。

らくサポからは、扱いは市区町村によって違うため、まずお墓のある市区町村の窓口にお尋ねいただくのが早いことをお伝えしました。お客様が窓口に確認されたところ、そのお墓についてはご本人で進めていただいて差し支えないとのご回答でした。

対応結果:窓口で扱いがはっきりし、迷いなく墓石の撤去と更地までのお見積りに進めました。

ケース6:魂抜きをどなたにお願いすればよいか分からなかった方

共同墓地でお寺様とのお付き合いがなく、お墓を撤去する前の魂抜きを、どなたにお願いすればよいのか分からないというご相談でした。

らくサポからは、昔からその地域でお世話になっているお寺様がいらっしゃればその方にご依頼いただけること、心当たりがない場合はこちらでお手配できることをお伝えしました。管理している方にお尋ねになると、地域のお寺様をご存じのことがあります。

対応結果:魂抜きをお願いする先の見当がつき、工事の日取りまで組み立てられました。

具体的にできること

  • お手元に残っている集金の案内・会計のお知らせ・古い書類を探す(管理している方に行き着く一番の手がかりです)
  • ご親族に「この墓地はどなたが見ているか」を聞いてみる
  • 区長さんや自治会の役員さんに心当たりがあれば、まず一言「墓じまいを考えています」とお伝えする
  • お墓のある市区町村の窓口に、改葬許可申請の様式と必要な書類を確認する(扱いは市区町村ごとに異なります)
  • 墓地の名前や番地が分からないときは、墓石に彫られたお名前・入口の様子・周りの目印をらくサポにお知らせいただく(こちらでも一緒にお調べします)
  • 隣のお墓との境や、同じ墓地の他のお宅への伝え方で迷ったら、着手前にご相談いただく

まとめ

お寺様ではなく村の共同墓地にあるお墓は、「誰に許可を取るのか」が見えにくいぶん、最初の一歩で止まってしまいがちです。手がかりは、毎年の集金や会計のお知らせ、区長さんや自治会、近くのお寺様、そして市区町村の窓口にあります。順番としては、管理している方に一言お伝えし、ご親族にもお話ししたうえで、市区町村へ改葬許可申請に進む形が落ち着いて進みます。墓地の名前も番地も分からない、というところからのご相談も承っております。お墓のほか、仏壇やご実家の片づけも含めて、段取り全体をご一緒に整理させてください。ご相談だけでも構いませんので、まずはお気軽にお声がけください。

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