
私たちらくサポが大切にしていること
私たち「らくサポ」が、毎日のご相談で大切にしていることがあります。
それは、「お客様にとっていちばん良い形を、お客様と一緒に考える」ということです。
仏壇のお片付け、お墓のこと、ご実家の整理——終活まわりのご相談は、人生のなかでも数えるほどしかない、誰にとっても初めての出来事です。
だからこそ「何から手をつければいいか分からない」「これくらいの規模で、いくらかかるものなのか想像もつかない」というお声を、私たちは毎日のように頂きます。
そんなときに心がけているのは、専門家として、ご要望をそのまま受け取るのではなく、本当に必要なことは何かを一緒に整理する ことです。
ときには「これはご自身でも十分できますよ」とお伝えすることもあります。本当はご自身でできることまで、当社の売上のためにお引き受けすることはいたしません。
その代わり、私たちがお手伝いした方が良いと判断したご相談は、適正価格で、最後まで責任を持ってお預かりいたします。
担当する作業者の手配も、お寺さまや市役所とのやり取りも、お客様のご負担にならない形でお引き受けします。
本ページでは、実際にご相談いただいたお客様の事例をもとに、私たちがどのようにお話を伺い、どのようにご一緒に答えを見つけているのかをご紹介します。
目次
はじめに
2026年5月のある日の朝。
すでにご相談を重ねてきた墓じまいご検討中のご相談者様へ、私たちから一本のお電話を差し上げました。
「お寺さんはどうされますか? お伝えすることだけお伝えして、ご供養はこちらでお手配しておきますか?」
担当者の問いかけに、ご相談者様はためらいなくこうお応えくださいました。
「今までも、ずっと嫌だったんです。今回もう、これでサインしようかなって」
ご縁のあったお寺との関わりに、長年お気持ちを擦り減らしてこられたご様子でした。「最後まで気持ちよく見送れないのは申し訳ない」——そのお気持ちを抱きながらの、今回の墓じまいのご決断でした。
約7分のお電話のなかで、私たちはご縁のあったお寺へのお伝え方、ご供養の切り替え、改葬許可申請の進め方、そしてご自宅のご整理まで含めた全体の順番を、ご一緒に整理させて頂きました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ご相談の段階 | 墓じまいの実施決断後・段取り確認 |
| ご納骨者 | 三名様(ご両親世代を含むご家族) |
| ご縁のあったお寺との関係 | 長年ご負担を感じてこられた/離檀の意向 |
| ご供養のお手配 | 当社の共同供養(33,000円・税込) |
| 撤去工事の概算ご請求 | 携帯供養+三名様分のご納骨整理:6万円/共同供養:33,000円 |
| 行政手続き | ご相談者様ご自身で市役所窓口へ |
| ご自宅のご整理 | 並行してご検討 |
この記事のお話
- お客様のご事情:長年ご縁のあったお寺との関わりにお気持ちを擦り減らされ、墓じまいを決断。ご自宅のご整理も並行
- らくサポがお伝えしたこと:お寺へは「抜けること」だけお伝えする/ご供養はらくサポの共同供養(33,000円)でお手配可/改葬許可は市役所窓口で各市の流れを直接ご確認
- お電話の結末:夕方のご家族へのお伝えを待って、ご供養日とお見積りを整える形。手続きが整い次第、撤去工事はスピード対応
第1章:「今までも嫌だったんです」——ご縁のあったお寺との整理
お電話の冒頭、担当者はまずご相談者様にお伺いしました。
「お寺さんはどうされますか? お伝えすることだけお伝えして、ご供養はこっちでお手配しておきますか?」
ご相談者様のお言葉は、迷いがありませんでした。
「なんかもう、その今までのこうので、なんかもう……もうなんか嫌だなあって思ってまして。今までも嫌だったんですけど、できないじゃないですか」
「お任せすぎることでもないので、まあ二段化費用も払って、まあ、あればお願いするっていう流れとか、母たち父たちが作ってきたので」——代々のお付き合いとして引き継がれてきたご縁を、ご相談者様の代でついに整理する。
そのご決断でした。
「で、まぁ今回もう本当に、これでもうサイン、ぐらいで」
「最後の機会としても、嫌な思いをして、その方にご供養をやってもらうのもどうなのかなって、ちょっと考えがありまして」
ご相談者様のお言葉は、ご自身を責めるトーンも含んでおられました。
担当者は静かに受け止めながら、「そちらでね、あの普通の、普通の方にやっていただけるならもうそれでいいんで」というご意向を確認し、当社でご供養をお手配する方向でお話を進めました。
ご供養のお手配方法の選択肢は、おおよそ次のとおりです。
| ご供養のお手配 | 内容 | 目安料金 |
|---|---|---|
| ご縁のあったお寺にお願いする | 慣例的なお布施/関係性の維持 | お寺さまによって幅広い |
| 当社でお手配する(共同供養) | 当社ご手配・一律料金 | 33,000円(税込) |
| ご家族・ご親族でご対応 | ご親族の宗教者にお願いする等 | ケースバイケース |
ご相談者様のように、長年のお気持ちのご負担からお寺との関わりを整理されたい場合は、二つ目の「当社でお手配する共同供養」が、シンプルで進めやすい選択肢になります。
第2章:「抜けることだけは、お伝えしないと」——離檀のお伝え方
ご供養は当社でお手配する。
そう決まっても、もうひとつだけ、欠かせない一歩があります。
担当者はお伝えしました。
「ただ、抜けることだけは、お伝えしないといけないですね」
ご相談者様もうなずかれます。
「そうなんですね。今、奥様が出られたのかな、ご住所から。まあ夕方ぐらいしか私、ちょっと今から出ちゃで、(家族に)言ってあるので」
ご家族でお手分けをして、ご縁のあったお寺へ「抜けます」というご連絡を入れていただく。
そのうえで、ご相談者様は続けてこうお話しくださいました。
「あらかじめ……母が知ったきっかけで、もうちょっとこの家も処分するっていうこともちょっとお話しして、あらかじめのほん(話)も。あの、もうええと、まあ、あのトータルであの……お値打ちに、あのてくださる方がいるので、そちらにお任せしたいです、みたいな感じで」
つまり、お寺へお伝えするタイミングで「家の処分も含めて、全体としてお任せする業者さんが決まりました」とお話しする流れです。
これによって、ご縁のあったお寺の側にも「今後ご縁はそこで一区切り」というご理解を頂きやすくなります。
ご相談者様は、念のため確認されました。
「(先方が)納得されないってことはないですよね」
担当者は率直にお応えしました。
「ご性格的にどうなのかなって思いますけど、なんか一言、嫌味は言うかもしれませんけど。あ、それを、ぐっと我慢して」
「それはもう、いいかな」
その「一言の嫌味」をぐっと飲み込んで、礼を尽くしてお伝えする。
それで一区切り。
ご相談者様も、それで構わないと覚悟を決めていらっしゃいました。
離檀のお伝え方の基本は、次のとおりです。
- お電話やお手紙で「抜けることをお伝えする」一手間は省かない
- お伝えするタイミングで、墓じまいの全体(お墓・ご自宅等)も含めて、お任せする業者さんが決まったとお話しする
- 先方からのお言葉に、感情で応酬しない(ぐっと我慢して、礼を尽くす)
- 離檀料については、慣例として要求される場合もあるが、法的な義務はない
- 「最後まで気持ちよく」を、できる範囲で目指す
第3章:「33,000円のご供養と、6万円のご納骨整理」——お見積りのお伝え
お寺へのお伝え方が整理できたところで、担当者からご請求の概算をお伝えしました。
「こちらのご供養も、33,000円一律で決まっておりますので。ご供養はお寺さまで。なので、昨日の請求額には、携帯供養と三人分の60,000円と、ご供養が33,000円か、それだけですよね」
ご相談者様は「はい」とお応えくださいました。
お伝えしたお見積りの内訳は、次の通りです。
| 内訳 | 金額(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 携帯供養+三名様ご納骨整理 | 60,000円 | ご納骨されているお三方分のご納骨整理 |
| 当社ご手配の共同供養 | 33,000円 | お寺さまへのお布施に相当 |
| 合計概算 | 93,000円 | お見積り書・ご請求書は別途お送り |
なお、これに加えてお墓の撤去工事のお見積りが別途必要です。
撤去工事は現地調査でのお見積りとなる旨、お伝えしました。
ご自宅のご整理についても、「トータルでお値打ちに」とご相談者様自身がお望みでいらっしゃるため、後日改めてお見積りに含めてご提示する形でお話を進めました。
お見積り書・ご請求書については、こうお伝えしました。
「(夕方の)お返事を聞いて、ご供養を入れるかどうかで、お見積りとご請求書、またそれまでお待ちしておりますので、ね」
つまり、お寺へのお伝えが済んでご供養日が決まれば、その時点で正式なお見積り書・ご請求書をお出しする、という段取りです。先に書類を出してご依頼を取り付けるのではなく、ご相談者様の段取りが整ってから書類を整える——お客様の段取りに合わせる順番でお話を進めました。
第4章:「市役所には、お墓じまいと次の行き先を伝えて」——改葬許可申請の進め方
ご相談者様から続いて頂いたのが、行政手続きについてのご質問です。
「あの父のだけ、あの、昨日行ってたところ……あの私自身が動いて。なんか、しょしょ……証明書みたいなのが必要なんですよね、まず。受け、そのん。あのそちらに納骨させていただけるかっていうのは必要ですよね」
ここで話題に上がっているのは、改葬許可申請の手続きです。
担当者は順番をお応えしました。
「ええと、次のところのお申し込みみたいなのですね。受け入れ先になんかハンコをもらうのかな、改装許可書の。改装許可証の書類をもらって、それで次の受け入れ先の名前を書いて、そこにはんこがいるんじゃなかったかな」
ご相談者様は、ご自身でも事前にお調べになっていました。
「だからね、いろんなこうサイト見てるんですけど。大きい手順なのかなって。なんか自分があって」
「とりあえず、はい。役場の書類をインターネットでダウンロードして、ちょっと……」と担当者がお話を続けようとしたとき、ご相談者様は次のように仰いました。
「(インターネットでは)できないので、直接(市役所に)行ってみる」
「はい、それでいいですね。各市で必要な書類が違うものですから」と担当者はお応えしました。
「ああ、そうですか。まあ、あのお墓じめをしたいっていうことをお伝えして、そう」
「そうですね。市役所に行って、『お墓じまいをします、次の行き先も決まっています、何の書類が必要ですか』ということを、まずお聞きください」
「あ、そういうことですね」
改葬許可申請の進め方は、お住まいの地域や、お墓のある自治体によって流れが少しずつ異なります。インターネットの情報だけで進めるよりも、市役所の窓口で直接お尋ね頂く方が確実な場面が多いのが実情です。
「手続きさえすれば(ご供養は始めてしまってよいということですね)」
「そうです。本当は許可証が必要と申しますけれども、許可証ができる前にもう申請して、許可証はあとから手元に届くだけの話なんで」
「そういうことなんですか」
「で、それを今度持って行く、という形になります」
ご相談者様は、自分でもまず市役所に行く流れを、はっきりと整理されました。
「お寺さんにお話しして、市役所へ行って書類をもらって、提出してきて」
「そうそうそう」
「その流れを私はまずやればいい」
「そうですね。こちらはあと、ご供養の日が決まったら、もう工事なんて早くできちゃいますので」
改葬許可申請の窓口でお尋ね頂くポイントは、次の通りです。
- 「お墓じまいをします」とお伝えする
- 「次の行き先も決まっています」とお伝えする
- 「何の書類が必要ですか」と必要書類を直接お尋ねする
- 受け入れ先からのお申し込み書類・ご捺印が必要かを確認する
- 申請から許可証発行までのおおよその日数を確認する
この事例の対応のポイント
- 長年のお気持ちのご負担を尊重し、ご供養をらくサポの共同供養(33,000円)に切り替えるご提案をした
- お寺さまへの「抜けます」のひと言は省かずにお伝えするご案内をし、お伝えの仕方まで具体的に整理した
- 改葬許可申請は市役所窓口で直接お尋ね頂く流れをご提案し、地域差にも対応できる形にした
おわりに——お寺さんへのひと言を「最後まで気持ちよく」
ご縁のあったお寺との関わりに、長年お気持ちを擦り減らされてきた——そんなご相談を、私たちは少なくない頻度でお受けしています。
お墓は何代にもわたって受け継がれていくものですから、ご自身の代で「整理する」というご決断は、それだけで大きなお気持ちのご負担になります。
そのうえで、最後にお寺へ「抜けます」というひと言だけは、省かずにお伝えする。
この一手間が、ご相談者様ご自身の納得感にもつながると、私たちは考えています。
「一言、嫌味は言われるかもしれません。それを、ぐっと我慢して」——お電話のなかで担当者がお伝えしたこのひと言には、私たちの実務での実感が詰まっています。
気持ちよく送り出してくださるお寺ばかりではありません。
ですが、礼を尽くしてお伝えすれば、ご縁は静かに一区切りつきます。
そして、お寺へのお伝えが済んで、ご供養日が決まれば——撤去工事は早く進みます。
市役所への改葬許可申請は、ご相談者様ご自身で市役所窓口にお出向き頂き、その地域・自治体に合った流れをご確認頂く。段取りの主導権はお客様にお持ち頂きながら、私たちはご供養と撤去工事を確実にお引き受けする——この役割分担が、いちばんスムーズな進め方だと考えています。
ご相談者様は「夕方には返事をします」と仰り、お電話をお切りになりました。
私たちは、お返事を頂いてからお見積り書とご請求書を整える形で、静かにお待ちしました。
墓じまいのご相談はこちら
らくサポでは、墓じまいのご相談を年中無休でお受けしています。
お見積もりは無料、何度でもご相談いただけます。
- お電話でのご相談:050-5794-7378
- LINEでのご相談
「お寺さんとの関わりを整理したい」「離檀のお伝え方が分からない」「改葬許可申請の流れを知りたい」——どんなご事情でも構いません。
まずは状況を伺うところから、ご一緒に整理させていただきます。


