
私たちらくサポが大切にしていること
私たち「らくサポ」が、毎日のご相談で大切にしていることがあります。
それは、「お客様にとっていちばん良い形を、お客様と一緒に考える」ということです。
仏壇のお片付け、お墓のこと、ご実家の整理——終活まわりのご相談は、人生のなかでも数えるほどしかない、誰にとっても初めての出来事です。
だからこそ「何から手をつければいいか分からない」「これくらいの規模で、いくらかかるものなのか想像もつかない」というお声を、私たちは毎日のように頂きます。
そんなときに心がけているのは、専門家として、ご要望をそのまま受け取るのではなく、本当に必要なことは何かを一緒に整理する ことです。
ときには「これはご自身でも十分できますよ」とお伝えすることもあります。本当はご自身でできることまで、当社の売上のためにお引き受けすることはいたしません。
その代わり、私たちがお手伝いした方が良いと判断したご相談は、適正価格で、最後まで責任を持ってお預かりいたします。
担当する作業者の手配も、お寺さまや市役所とのやり取りも、お客様のご負担にならない形でお引き受けします。
本ページでは、実際にご相談いただいたお客様の事例をもとに、私たちがどのようにお話を伺い、どのようにご一緒に答えを見つけているのかをご紹介します。
同じようなお悩みをお持ちの方にとって、ひとつでも参考になれば嬉しく思います。
目次
はじめに
「お話をお聞きしてから、個人情報をお伝えしたいのですが、よろしいでしょうか?」
最初にいただいたメッセージは、こんな慎重なご質問から始まりました。
金沢市にお墓があり、現在は滋賀県にお住まいのご家族。遺骨は5体、ご自身が遠方住みで立ち会いは難しい、最終的には共同墓または散骨での永代供養をご希望——。1月のご相談から3月の納骨完了まで、約2か月かけてご一緒に進めさせていただいた事例です。
ご家族で慎重に話し合いながら、ご質問を一つひとつ丁寧に投げかけてくださったご相談者様。
やり取りの最後にいただいたお言葉は、「こちらの会社の口コミがなくてとても困りました」というものでした。そのお言葉まで含めて、ありのままにご紹介します。
この記事のお話
- お客様のご事情:金沢市にお墓がある、遠方住みのご家族。
共同墓または散骨での永代供養をご希望 - らくサポがお伝えしたこと:費用内訳の正直な開示・ご家族のペースに合わせた丁寧な対応
- LINEでのやり取りの結末:約2か月で納骨完了。
最後にいただいたのは「口コミがなくてとても困った」というお声
第1章:「お話を聞いてから個人情報を」|慎重に始まった最初のご相談
ご相談者様からの最初のメッセージは、夜10時半過ぎ。
ご相談フォームに進む前に、まずはお話だけ聞いてもいいかというご確認でした。
終活まわりのご相談は、人生のなかでも数えるほどしかない大きな出来事です。突然のお問合せで個人情報をお伝えすることへの慎重さは、ごく自然なことだと私たちは考えています。
「もちろん、ご相談からでも結構です」とお伝えし、まずはどのようなお悩みかをお聞きすることから始まりました。
ご相談者様からご共有いただいた状況は次のようなものでした。
- 金沢市が運営するお墓がある
- 面積は約5平方メートル、芝生洋風の区画
- 遺骨は推定5体
- ご自身は遠方にお住まいで、遺骨の移動・お墓の解体ともに立ち会いが難しい
- 改葬(お墓の引越し)手続きはご自身で行いたい
- 墓石の処理時に遺骨を取り出し、受け入れ先に郵送、最終的には共同墓か散骨を希望
ご質問の最後には「これらの場合の費用など、抜けている事などあれば教えて頂きたく思います」とありました。
ご自身で進められる部分と、ご相談したい部分を明確に分けてくださっている——この時点で、ご家族としてしっかり方針を持っておられることが伝わってきました。
私たちからは、まず「ご希望いただいている遺骨の取り出し・郵送・共同墓および散骨の手配すべて対応可能でございます」とお伝えし、おおよその費用感を概算でご案内しました。
最初のご相談から、ご返信までの間にお伝えしたのは、各工程の概算費用と、現地調査が必要な部分の説明だけです。
「家族と相談した後、またご相談させて頂きたく思います」とのお返事をいただき、その日のやり取りは終わりました。
第2章:「家族と相談したい」|骨壺の数・無宗教・お布施への一つひとつのご質問
翌日から、ご相談者様からのご質問が一つひとつ届くようになりました。
最初のご質問は、共同墓と散骨の費用についての確認でした。
「場所の指定をしない場合、お骨1霊あたり22,000円で手配して頂けるのですか?散骨であれば粉骨や海に撒くところまで込みの値段になりますでしょうか?」
ご家族で見積もり内容をご検討いただくにあたり、内訳を正確に把握したいというご質問です。
私たちからは、粉骨料も込みであること、送料は当社にお任せいただく場合でもお客様にお渡しする場合でも必要になること、お骨の数が多いため郵送料はご相談させていただくことをお伝えしました。
その上で、合計でかかるおおよその費用を改めて整理してご案内しました。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| お墓の撤去およびお骨の取り出し | 20〜40万円程度(現地見積もりで超える可能性あり) |
| 閉眼供養(魂抜き)のお布施 | 33,000円 |
| 散骨または共同墓 | 1霊あたり22,000円 × 5 |
| お骨の郵送料 | 1霊あたり2,200円 × 5 |
| 合計 | 約35〜55万円 |
ご家族で話し合うための材料として、内訳と総額のレンジをお伝えできる形にしました。
このあと、ご相談者様からのご質問は次のように続きました。
- 共同墓・散骨の場所はどちらになる予定か
- 個人で調べた費用より安くなっている理由は何か
- 千葉県の永代供養先の名称は教えてもらえるか
- 共同墓の場合、永代供養管理費は別途必要か
- 無宗教だが、宗教への加入を求められることはあるか
- 骨壺の数が分からない場合、どうカウントされるか
- 申請書を「ご先祖代々」とまとめると、改葬先で不都合は出るか
- 数の相違があった場合の対処は
それぞれに対して、私たちは事実に基づいて回答しました。
たとえば「個人で調べた費用より安くなっている理由」については、「お客様の他に沢山のお申込みを頂いておりますためボリュームディスカウントができること」「当社の理念にご賛同頂ける宗教法人様の価格設定」を理由としてお伝えしました。
「無宗教だが宗教への加入はあるか」というご質問には、「無宗派の方でもどなたでもご利用頂けますが、その際檀家への加入や勧誘は一切ございませんのでご安心ください」とお答えしました。
骨壺の数の問題は、終活まわりのご相談ではとてもよくあるテーマです。
市役所に問い合わせたところ「古すぎたり届出がされていないとわからない場合がある」と言われた、というご相談者様に対しては、「改葬許可申請を届出されるお骨の数をカウントします。お客様が確認できるお骨(故人様のお名前)が、共同墓に埋葬されるお骨の数となります」とお伝えしました。
その後、ご相談者様が改めて市役所に確認されたところ、お墓の中の遺骨は「ご先祖代々」とまとめてよい、ということが分かりました。
最終的に5体の遺骨を「代表者1霊分」として供養するかたちで進めることになりました。
第3章:「削れる部分はありませんか」|ご家族で話し合われた末の見積もり相談
ご家族で話し合われた後、ご相談者様から正式なお見積もりのご依頼をいただきました。
現地の情報をお伝えいただき、その情報をもとに私たちは現地の石材店に見積もりを依頼しました。
1月末、お見積もりが出来上がり、お電話でご報告したあと、書面でもお送りしました。
書面のお見積もりは次の通りです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| お墓撤去・更地・お骨上げ | 21.5万円 |
| 閉眼供養(魂抜き) | 3.3万円 |
| 改葬(お墓の引越し) | 1霊あたり2.2万円 × 5 |
| 郵送費 | 1霊あたり2,200円 × 5 |
| 総額 | 369,000円(税込) |
このお見積もりを受け取られたご相談者様から、こんなご質問をいただきました。
「まずは寒く、遠いところまでお見積りに行ってくださりありがとうございます。家族に今頂きましたお見積もりを共有しまして、契約についてお話しさせて頂きたく思います。たくさんこちらのためにと考えて、お見積もりを出して頂きありがとうございます。確認と可能なのであれば…という気持ちで聞かせて頂きたいのですが、このお見積もりで削れる部分はありませんでしょうか?」
ご家族で話し合われた末の、率直なご質問です。
私たちはこのとき、安易な値下げをご提案することはしませんでした。「らくサポは安い業者ではない」というのは私たちの基本姿勢です。
値引きを先回りでご提示してしまうと、お客様にとっても、当社にとっても、長期的によい関係にはつながらない——そう考えています。
ただ、ご相談者様の「家族で話し合ってきた末の確認のお声」には、私たちも丁寧に向き合いたい。
そこで、お電話でご相談を承る場をご提案し、後日改めてお話しさせていただくことになりました。
お電話でのご相談を経て、最終的にはお見積もり総額369,000円をご了解いただきました。
同時に、ご相談者様からのご要望で「前金50%・後払い50%」という、当社では通常行わない異例の分割対応をとらせていただくことになりました。
これは、ご家族で慎重に話し合いを進めてこられたご相談者様だからこそのご提案でした。ご納得いただいた金額で、ご納得いただいた進め方で、最後まで一緒に進める——ここがらくサポにとってもいちばん大事にしたい部分でした。
第4章:「これで合っていますか」|市役所のやり取りも一緒に確認しながら
2月に入り、契約書と請求書を郵送する段階に進みました。
このあたりから、ご相談者様からのご質問は手続きの細部にわたるようになりました。
「改葬証明書に千葉の埋葬場所の住所を書く欄がある」「契約書をもって工事開始というのは、雪の時期はどうなるか」「千葉への受け入れ申請はどちらが行うのか」「解体工事の施工届、墓地返還届は施工会社が出してくださるのか」——。
それぞれのご質問に対して、私たちは項目別に整理してお返事しました。
- 契約書・お見積書の発行:埋葬先の住所を明記した正式な書面を郵送
- 前金のお支払い:書類到着後、内容をご確認いただいた上でご入金
- 千葉の埋葬証明書:現在ご遺骨は金沢市にあるため、千葉ではなく金沢市の埋葬証明書のご準備をお願い
- 改葬先の受入申請:当社で対応
- 解体工事の施工届:当社で対応
- 墓地返還届:金沢市が運営するお墓のため、改葬許可申請と一緒に手続きいただくとスムーズ
- 施工時期:雪解けの時期を想定。
契約書をもって、重機や作業員の確保・資材調達などの準備を開始
整理してお伝えすると、ご相談者様からは次のようなお返事をいただきました。
「では契約をよろしくお願いします。許可証の送付先は一宮市のらくサポ提中様宛でよろしかったでしょうか?」
少し進んだところで、また新しいご質問。
それを一つひとつ整理してお返しする——というやり取りが続きました。
このやり取りの中で、私たちが心がけていたのは「ご質問の意図を取り違えないこと」でした。
たとえば「永代供養証明書の発行タイミング」について、私たちは「お骨がお寺に到着した後に発行」と一般論をお伝えしました。
すると、ご相談者様からは「改葬許可証のコピーをお送りした時に確認は可能かと思うのですが、都合が悪いのでしょうか?」というご返信。
ご家族にとっては「順番が前後すると不安」というお気持ちなのだと、改めて読み解きました。
そこで「前金50%・後払い50%」という分割対応をとらせていただいている経緯も含めて、改めて整理してご説明しました。
書類の郵送を待たずに、改葬許可証のお写真をいただいた段階でお寺側と最終確認を取れる、特例の進行をご提案したのです。
ご相談者様からは「なるほどそうだったのですね、無理を言ってすみません。分からないことに詳しくご回答頂き助かりました」というお返事。
慎重に進めるご家族と、項目別に整理してお返しする私たち。やり取りを重ねながら、少しずつご納得いただける形を一緒に作っていきました。
第5章:「写真ありがとうございます」|立ち会えないご家族へお送りした完成写真
2月13日、契約書類が当社に届きました。
2月16日、ご入金確認。
同時に、千葉県内の永代供養先のご案内もお伝えし、工事日の調整に入りました。
工事日程は次のように確定しました。
- 3月5日 午前9時:閉眼供養(魂抜き)および解体着工
- 3月6日〜3月9日の間:お骨の郵送
ところが、3月2日に予期せぬご連絡をいただきました。
「先程、お墓の管理事務所の方から〔担当の石材店〕がお墓の解体にいらっしゃったが、正しい情報ですか?という電話が私の夫にかかってきました」
実はこの日、現地の石材店は「施工届の提出」のためにお墓の管理事務所に伺っていました。
当日すぐに解体工事を行ったわけではなく、届出の受理に伴う管理事務所からの確認電話だったのです。
しかし、ご相談者様にとっては、突然管理事務所から電話がかかってくることが想定外でした。
「いつ届け出をして、いつ解体をするのか、また電話にて対応しなければならないことが分かりませんでした」とのお声。
私たちと石材店との間で、事前のご案内が不足していたことが原因でした。
ご相談者様からのご連絡を受けて、すぐにお詫びを申し上げ、状況の確認をいたしました。
その日のうちに、当日の状況・今後の解体および供養スケジュール・お骨の郵送予定までを整理してご報告しました。
「私共と現地の石材店との間での共有が徹底できておらず、事前のご案内が不足しておりましたことを深くお詫び申し上げます」——率直にお伝えしました。
3月5日、予定通り閉眼供養(魂抜き)と解体工事を実施。お墓の撤去・お骨の取り出し・更地化が完了しました。
同日、完成写真を私たちからLINEでお送りしました。
「お墓の整地、ご丁寧にありがとうございました。石材店、ご住職にも御礼をお伝えください。お写真もありがとうございます。お骨もありがとうございます、あとは〔永代供養先〕に到着を待つのみですね」
立ち会えないご家族にとって、完成写真は安心の材料です。
「現地で何が起きているか、見えない」というご不安を、写真と進捗のご報告で埋めていく——私たちにできることの一つでした。
その後、3月17日に千葉県内の永代供養先から永代供養証明書を受領。
同月23日、書面でご相談者様のご自宅に郵送しました。
第6章:「口コミがなくて困った」|お役目を終えていただいたご家族のお言葉
3月23日、私たちからご相談者様にこんなメッセージをお送りしました。
「金沢の現地工事および納骨まで、すべての工程がこれにて完了いたしました。大切なご供養が無事に執り行われ、私共も安堵しております」
それに対して、ご相談者様からいただいたお返事がこちらです。
「届きましたら、速やかにお支払いしお知らせいたしますのでお待ちください。お墓の解体から納骨まで無事に完了して頂き、本当にありがとうございます。
書類が手元に届き、送金し、確認して頂きましたらぜひ口コミを書かせて頂きたいです。大変お世話になったこと、こちらの会社の口コミがなくてとても困ったことが理由です。
ネット上に書きたいと思いますが、HPに書く場所はありますか?」
——「口コミがなくてとても困った」。
このご相談者様は、ご家族で話し合いを重ねながら、慎重に慎重に進めてこられた方です。
1月に「お話を聞いてから個人情報を」と最初におっしゃったのも、ご納得いただける相手かどうかを見極めたいというお気持ちからだったと思います。
そんなご家族が、お役目を終えた最後に「口コミがなくて困った」とおっしゃる——。
これは私たちにとって、課題そのものでした。
終活まわりのサービスは、一生に何度もあるものではありません。
だからこそ「実際に頼んでみた人がいるか」「どんな対応だったか」を知りたい——というのは、ご相談者様にとって自然なお気持ちです。
このお声をきっかけに、私たちは「対応事例集」を始めることにしました。
都合の良い事例だけを並べるのではなく、実際にご相談いただいたお客様の事例を、ありのままに掲載する。
ご家族の不安・ご質問・私たちのお返事・うまくいったこと・行き違いがあったこと——すべてを含めてご紹介する。
このページが、同じように「初めての墓じまい」「初めての終活」で迷われているご家族にとって、ひとつの参考になれば——そんな思いで始めています。
3月24日、ご相談者様から最後のメッセージが届きました。
「ありがとうございました。とても困っておりましたところ、助けて頂きましてありがとうございました。またご縁がありましたらよろしくお願いいたします。それでは失礼いたします」
約2か月のお役目が、こうして完了しました。
この事例の対応のポイント
- 慎重なご相談者様にも、安易な値下げではなく事実に基づくご説明で向き合った
- 「前金50%・後払い50%」という異例の分割対応で、ご家族のお気持ちに寄り添った
- 立ち会えないご家族へ、完成写真と進捗のご報告でご不安を埋めた
- 自社の不手際も含め、ありのままを公開することが信頼につながる
墓じまいのご相談はこちら
らくサポでは、墓じまいのご相談を年中無休でお受けしています。
お見積もりは無料、何度でもご相談いただけます。
- お電話でのご相談:050-5794-7378
- LINEでのご相談
「何から手をつけたらいいか分からない」「これくらいの規模で、いくらかかるのか想像もつかない」——そんな段階でも構いません。
まずは状況を伺うところから、ご一緒に整理させていただきます。


