
「見積もりまで出してもらったのに、断ったら申し訳ない……」——そんな気持ちから、見積もりの依頼そのものをためらってしまう方は少なくありません。結論から申し上げると、見積もり後にお断りいただくのは、まったく問題ありません。実際に、見積もりをご覧になったうえで見送りを選ばれた方や、他社に決められた方のご連絡を、私たちは日々そのままお受けしています。ここでは、そうした「断られた事例」も包み隠さずご紹介しながら、この不安にお答えします。
※以下の事例は、お客様が特定されないよう地域名・金額の詳細などを伏せて一般化しています。
見積もりは「判断するための材料」であって、契約の約束ではありません
私たちは「とにかく契約していただく」ことを目的にしていません。見積もりは、進めるか・見送るかをご家族で話し合っていただくための材料だと考えています。ですから、次のことを安心して前提にしてください。
- 見積もりを受け取っても、依頼する義務は生じません。断ったからといって費用を請求されることもありません
- 相見積もりは歓迎です。他社の方が安ければ、そちらでお進めいただいて構いません
- お断りの連絡は一言で十分です。理由の説明も必須ではありません
- 費用が相場よりかなり高くなりそうな場合は、私たちの側から「見送りもご検討ください」とお伝えすることもあります
まずは費用の目安をご自分で知りたい方へ
いくつかの質問に答えるだけで、墓じまい費用の概算が分かる「墓じまい費用シミュレーター」をご用意しています。ご予算と照らし合わせてから相談するかどうかを決めたい方は、こちらをどうぞ。
実際のご相談から(5つのケース)
ケース1:ご家族で検討し、費用面で見送りを連絡してくださった方
墓じまいと海への散骨をあわせてご検討で、見積もりをお伝えしたご相談でした。ご家族で話し合われた結果、「費用の面で折り合いがつかず、今回は見送らせていただきます」とご連絡をくださいました。
らくサポからは、お見送りのご連絡は言い出しにくいものと承知のうえで、まずお礼を申し上げ、差し支えなければ後学のためにご事情を伺いたいとだけお願い とお伝えしました。お寺経由の見積もりの方が安かったことなどを率直に教えていただき、サービス見直しの学びとして持ち帰りました。
対応結果:お断りのご連絡をそのままお受けし、無理な引き止めは一切せずにご相談を結びました。
ケース2:相見積もりの結果、他社に決めて「お断りします」と伝えてくださった方
山の中にあるお墓の撤去で、高額になりそうだからこそ複数社の見積もりを比べたい、というご相談でした。
らくサポからは、他社の見積もりの方が安ければそちらでお進めいただいて構わないこと、金額だけでなく見積もりの内訳もあわせて比べていただきたいこと とお伝えしました。
対応結果:後日「他社の方が安価でしたので、今回はお断りさせていただきます」とのご連絡をいただき、そのままお見送りとなりました。比較のうえのご判断を、私たちは大切に受け止めています。
ケース3:ご予算と相場の差がその場で分かり、「もう少し探してみます」となった方
お電話でのご相談で、ご予算を伺うと、概算でお伝えした費用の幅より少し低い金額をお考えでした。
らくサポからは、ご予算内に収まる可能性もゼロではないものの、「おそらく他の業者も同じ水準をお伝えすると思います」と、相場感を隠さずそのまま とお伝えしました。
対応結果:「もう少し色々探してみます」と、その場で気まずさなくお電話を終えられました。短い電話でも、断りづらい空気にならずに済んだ事例です。
ケース4:らくサポの側から「見送りもご検討ください」とお伝えした方
お墓の管理者の決まりで施工できる石材店が限られており、費用の試算が相場よりかなり高額になってしまうご相談でした。
らくサポからは、「正直に申し上げて、この金額はあまりにも高額です。ご家族とお話し合いのうえで、墓じまい自体を見送ることも含めてご検討ください」と、高額になる理由とあわせて率直に とお伝えしました。
対応結果:ご相談者様のご判断にお委ねする形でひと区切りとなりました。契約をいただくことより、お客様にとって良い形を優先した事例です。
ケース5:最初から「金額によってはやめるかもしれません」と伝えてくださった方
山あいの地域墓地の墓じまいで、見積もりの金額次第ではご相談自体を見送る可能性がある、と最初の段階で率直にお話しくださいました。
らくサポからは、そのご意向のままでまったく問題ないこと、費用を抑えられる進め方を優先して見積もりを整えること とお伝えしました。
対応結果:「金額を見てから決める」という進め方のまま、気兼ねなく見積もりに進んでいただけました。
具体的にできること
「断りにくくなるのが心配」という方は、次のような進め方をすると、最初から気持ちが楽になります。
- ご予算の上限を先に伝える——合わない場合は早い段階でお互いに分かります
- 「金額によってはやめるかもしれない」と最初に言っておく——その前提のまま見積もりをお出しできます
- 相見積もりを取る——金額だけでなく内訳まで比べると、納得して判断しやすくなります
- お断りは一言の連絡で十分——「今回は見送ります」だけで問題ありません。理由は、差し支えがあれば添えなくて大丈夫です
- 縁のある相手に決めるのも自然な選択——もともとお墓を建てた石材店に依頼することにした、というご連絡もそのままお受けしています
実際に、「検討の余地がなくてすみません」という一言だけのお断りにも、「ご確認いただきありがとうございます、承知いたしました」とお返事してご相談を結んでいます。断り方に気を使いすぎる必要はありません。
まとめ
見積もり後のお断りは、まったく問題ありません。見積もりは契約の約束ではなく、ご家族で「進めるか・見送るか」を話し合うための材料です。まずは費用シミュレーターで目安を確かめて、ご予算と照らし合わせてみてください。そのうえでのご相談も、比べた結果のお見送りも、どちらも歓迎です。「断ってもいいのかな」という遠慮は脇に置いて、まず費用感を知るところから、一緒に始めてみませんか。

