
私たちらくサポが大切にしていること
私たち「らくサポ」が、毎日のご相談で大切にしていることがあります。
それは、「正解は一つではなく、お客様自身の考え方を一緒に整理する」ということです。
墓じまいのご相談で多いのが、「解体や撤去はわかった、でもその後の遺骨はどうすればいいの?」という疑問です。
自宅で手元に置く方、海洋散骨を選ぶ方、永代供養でお寺様に引き受けていただく方——同じ「墓じまい」でも、遺骨の行き先はご家族の数だけ違います。
大切なのは、「何が一般的か」ではなく、「自分がどうしたいか」を落ち着いて考えること。
私たちはその思考の整理をお手伝いすることを、何よりも大切にしています。
目次
はじめに
「墓じまいをしようと思っているんですが、お墓をなくした後、みなさんどうされているんでしょう?」
2026年5月、担当者のもとにこのような電話がありました。
お客様は65歳の女性で、ご両親をはじめ複数の方のお骨が入ったお墓の管理について悩まれていました。
通話時間は約5分。
最終的なご依頼にはならなかったものの、「墓じまいを検討している方がまず何を知りたいのか」が凝縮された内容でした。
本記事では、この事例をもとに、墓じまい後の遺骨の選択肢と、終活としての永代供養の考え方をご紹介します。
この記事のお話
- 墓じまい後の遺骨の行き先として「散骨・自宅保管・別の場所へ移す」の3つを紹介
- 永代供養を将来的に考えている場合の「つなぎ期間」の過ごし方
- お墓がなくなっても年忌法要は続けられるという事実
お客様の状況:お墓はあるが管理に限界を感じていた
現在の状況
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ご年齢 | 65歳(健康面に不安あり) |
| 墓の状況 | 先祖代々の遺骨が複数名分 |
| 直近の法要 | ご両親の三回忌・十五回忌が近い |
| 今後の方針 | 墓じまいしてお墓をなくしたい |
| 遺骨の希望 | 永代供養をお寺様にお願いしたい |
| ご自身の死後 | 火葬後そのまま同じお寺様に預けたい |
お客様は「自分が亡くなった後、子供たちに何回忌・何回忌と続けさせるのは大変」と感じており、なるべく子供たちの負担を減らしたいというお気持ちが強くありました。
悩みの核心
お客様が最も迷われていたのは、「墓じまいをしてお墓がなくなった後、遺骨をどこに置いておけばいいのか」 という点でした。
- 散骨(海洋散骨)という方法があると聞いていた
- 自宅保管という選択肢もあることを初めて知った
- ご自身が亡くなった際に永代供養でまとめてお寺様に預けたい
- それまでの「つなぎ期間」をどうするかが不明だった
「お墓もなく、永代供養もまだ先の話。その間どうすればいいのか」——この疑問が、今回のお電話のきっかけでした。
墓じまい後の遺骨はどうなるの?
3つの選択肢
墓じまいでお墓を解体・撤去したあと、中に入っていた遺骨をどうするかは、ご家族の考え方によってさまざまです。
担当者がお伝えした主な選択肢は以下の3つです。
選択肢1:別のお墓や納骨堂へ移す(お墓のお引越し)
別の納骨堂やお墓の場所を新たに契約し、遺骨を移す方法です。
形としてはお墓が残るため、引き続きお参りの場所を持ちたい方に向いています。
ただし、移転先の費用や手続きが別途必要になります。
選択肢2:散骨(海洋散骨など)
遺骨を粉状にして海や山に撒く方法です。
「自然に還りたい」「お墓を残したくない」という方に選ばれています。
費用は業者によって異なりますが、比較的リーズナブルに済む場合が多いです。
選択肢3:自宅保管(手元供養)
遺骨を自宅で保管する方法です。
法律上の制限はなく、手元で供養を続けたい方が選ばれています。
小さな骨壺や手元供養専用のアクセサリーなど、さまざまな形があります。
| 選択肢 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| お墓のお引越し | お参りの場所が残る | 移転先の費用が必要 |
| 散骨 | 費用が抑えられることが多い | 粉状にする処理が必要 |
| 自宅保管 | すぐに移動不要・手元で供養できる | 次世代への引き継ぎを考える必要がある |
「つなぎ期間」の考え方:今すぐ決めなくていい
今回のお客様が悩まれていたのは、「自分が亡くなるまでの期間」の遺骨の扱いでした。
「まだ永代供養の契約はしていないけれど、いずれはお寺様に」と考えているとき、その間の遺骨をどうするかは意外と見落とされがちなポイントです。
よくある「つなぎ期間」の過ごし方
- 自宅保管する: 小さな骨壺に移して仏壇の近くに置く方法。
法要のたびにそこへお参りできる - 一時的に納骨堂を借りる: 月額数千円程度で預かってもらえる施設もある
- 散骨と組み合わせる: 一部を散骨し、残りを自宅保管するというご家族も
担当者からは「どんな形でも、本人の考え方が一番大切ですよ」とお伝えしました。
「正解」はなく、ご自身とご家族が納得できる形を選ぶことが一番重要です。
遺骨の扱い方、3つの主な選択肢
- 別の霊園や納骨堂へ移す(お墓のお引越し)
- 海洋散骨など自然に還す散骨という方法
- 仏壇の近くで手元保管しながら供養する方法
法要はお墓がなくても続けられる
今回のお客様が「お墓をなくした後も、法事はお寺様に来ていただきたい」とおっしゃっていた点も、多くの方が疑問に思われることです。
結論:お墓がなくても法要は行えます。
三回忌・五回忌・三十三回忌などの年忌法要は、お寺様をお呼びして自宅やホールで行うことができます。
遺骨の行き先とは別に、法要を続けることに制限はありません。
- お墓がある場合:法要後にお墓参りをするのが一般的
- お墓がない場合:法要後に手元の遺骨にお参りしたり、仏壇に向かってお参りするご家族が多い
「お寺様との関係を続けながら、お墓だけをなくす」という選択は、近年では珍しくありません。
何から始めるか迷ったときでも、まず話せる場所があります。
それが、らくサポが大切にしていること
今回のお客様は「まだ具体的には依頼しないけれど、一般的なことを聞きたい」というご連絡でした。
このような「まず知りたい」という段階のご相談も、私たちは大歓迎しています。
墓じまいを考え始めたとき、すぐに業者を決める必要はありません。
まずは選択肢を知り、自分がどうしたいかを整理することが、後悔のない判断につながります。
今回の事例で整理した主なポイントをまとめます。
墓じまい後の遺骨の選択肢は「別の場所へ移す」「散骨」「自宅保管」の3つが主流です。
永代供養を将来的に考えているなら、それまでの「つなぎ期間」の方針も考えておくとよいでしょう。
お墓がなくなっても法要(年忌法要)は続けられます。
そして、子供への負担を減らしたいなら、生前に遺骨の扱いを決めておくことが大きな安心につながります。
らくサポでは、墓じまいに関するご相談を随時承っています。
「まだ迷っている」「情報だけ聞きたい」という段階でも、どうぞお気軽にお問い合わせください。

