お客様対応事例

私たち「らくサポ」が、毎日のご相談で大切にしていることがあります。

それは、「お客様にとっていちばん良い形を、お客様と一緒に考える」ということです。

仏壇のお片付け、お墓のこと、ご実家の整理——終活まわりのご相談は、人生のなかでも数えるほどしかない、誰にとっても初めての出来事です。
だからこそ「何から手をつければいいか分からない」「これくらいの規模で、いくらかかるものなのか想像もつかない」というお声を、私たちは毎日のように頂きます。

そんなときに心がけているのは、専門家として、ご要望をそのまま受け取るのではなく、本当に必要なことは何かを一緒に整理する ことです。

ときには「これはご自身でも十分できますよ」とお伝えすることもあります。本当はご自身でできることまで、当社の売上のためにお引き受けすることはいたしません

その代わり、私たちがお手伝いした方が良いと判断したご相談は、適正価格で、最後まで責任を持ってお預かりいたします。
担当する作業者の手配も、お寺さまや市役所とのやり取りも、お客様のご負担にならない形でお引き受けします。

本ページでは、実際にご相談いただいたお客様の事例をもとに、私たちがどのようにお話を伺い、どのようにご一緒に答えを見つけているのかをご紹介します。

はじめに

「墓じまいをすることに障りはありますか?」

最初のご相談の最後に添えられた、一言のご質問でした。

愛知県一宮市にお墓のあるご家族。
亡くなったお父様のお墓を、京都の浄土宗の永代供養先へ納骨するかたちで墓じまいをご検討中。
再来月にはお嬢様の出産・里帰りを控えていて、できれば秋ごろに納骨を済ませたい——。

民間信仰のなかには、「家族の慶事や妊娠中にお墓を動かすのは避けたほうがよい」という考え方があります。
ご相談者様の「障りはありますか?」というお言葉は、そうしたご家族としての心配りから出たものでした。

ご相談から納骨完了まで約1か月、ご家族の慎重なご質問の一つひとつにお返しを重ねながら、ご一緒に進めていった事例です。私たちらくサポ側のミスや、複数回の請求書修正もありました
それらも含めてありのままにご紹介します。

この記事のお話

  • お客様のご事情:愛知県一宮市にお墓があり、京都の永代供養先へ納骨予定のご家族。再来月にお嬢様の出産・里帰りを控えていて、慎重に時期を選びたい
  • らくサポがお伝えしたこと:書類代行をご自身で進める選択肢のご提示/閉眼供養日の手違いをお詫びして再調整/請求書修正のたびに丁寧にお返し
  • LINEでのやり取りの結末:約1か月で閉眼供養と墓石撤去まで完了。最後にいただいたのは「細かい質問などご対応いただき感謝」というお言葉

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第1章:「墓じまいに障りはありますか?」|娘の出産を控えたご家族からの慎重なご相談

ご相談者様からの最初のご連絡は、夕方5時半過ぎ。

ご相談フォームから送られてきた内容には、状況がすでに整理されて記されていました。

項目 内容
お墓 1基、ほかにお地蔵様1体、名入れ石碑1台
納骨されているのは 亡くなったお父様お1人のみ
墓じまい後のご納骨先 京都の浄土宗の永代供養先
実施時期のご希望 秋ごろに納骨できれば
避けたい時期 再来月のお嬢様の出産・里帰り期間

そして最後に、こんな一言が添えられていました。

「墓じまいをすることに障りはありますか?」

民間信仰のなかには、ご家族の慶事や妊娠中にお墓を動かすことを避けるべき、という考え方があります。
お墓は故人とご家族をつなぐ場所であり、その大きな移り変わりは、ご家族の節目とも関わってきます。
ご相談者様のお言葉からは、ご家族のことを第一に考えながら、慎重に時期を選ぼうとされている姿勢が伝わってきました。

もうひとつ、ご相談者様は次のようにも添えてくださっていました。

「お手数ですが電話連絡は事前連絡のうえお願いします」

突然のお電話ではなく、事前に時間を合わせて——。ご家族のペースで進めたいという、率直なお気持ちです。
私たちらくサポは、こうした慎重な進め方を尊重する姿勢を、いつも大切にしています。

3日後、ご相談者様から現地の情報が届きました。
愛知県一宮市内のお墓、住所、目印、お墓の場所——必要な情報がきれいに整理されていました。
お写真も4枚添えてくださり、「現地周囲の道が大変細いのでお気を付けください」というご配慮までいただきました。

「お写真ありがとうございます、確認し見積りを進めさせて頂きます」——私たちの担当からはそうお返事し、現地の石材店に見積もりを依頼しました。

第2章:「役所書類等手配、手続きもおまかせで良いのでしょうか」|書類代行のご依頼と、ご自身で進められる選択肢のご提示

約2週間後、書面のお見積もりと請求書をご送付しました。
同時に、お寺様のご都合を確認した上で、閉眼供養(魂抜き)の日として5月24日をご提案しました。

その夜、ご相談者様からこんなご質問が届きました。

「役所やお墓の管理者宛の書類等手配、手続きについてもおまかせで良いのでしょうか。それらも含めた経費、謝礼についてはいかがでしょうか」

書類のことが気にかかる——というのは、よくいただくご相談です。
改葬(お墓の引越し)には市役所での「改葬許可申請」が必要で、慣れない手続きにご不安を感じる方は少なくありません。

私たちの担当からは、まず書類代行費が11,000円であることをお伝えし、修正した請求書を改めてお送りしました。

ところが、ここで私たち側から、もう一つ別のご案内をすることになりました。

ご相談者様の状況を整理してみたとき——お住まいは愛知県内でお墓もご近所、ご相談者様自身は窓口対応もご自身で動ける環境にある
そう判断できたからです。

私たちの担当からは、改めてこんなご案内を申し上げました。

書類代行は、基本的に改葬許可申請書の提出代行(お客様で書いたものを役所に届ける代行)です。
基本的に高齢のお客様や遠方で窓口対応が困難なお客様向けのサービスとなっておりますが、ご自身で対応されてもよろしいかも知れません。
代行料は11,000円に対し、ご自身でされた場合は数百円で済みます。

ご自身でできることまで、当社の売上のためにお引き受けすることはいたしません——私たちらくサポが、いつもお伝えしていることの一つです。

合わせて、一宮市のオンライン申請ページのURLもご案内しました。

「お布施に関してはこちらからお寺様へ納めますので、当日お立会の際もご準備は不要です(お作法などありますので)」——お寺様とのやり取りも、ご家族のご負担にならない形で進めさせていただきます。

ご相談者様からは、ご自身で書類手続きを進めるご返事をいただきました。

改葬許可申請をご自身で進める場合に必要な主な書類は、次のとおりです。

  • 改葬許可申請書(今のお墓のある市区町村役所に申請)
  • 埋蔵証明書(今のお墓の管理者様が発行)
  • 受入証明書(新しい納骨先が発行)

第3章:「お産を控えた娘夫婦が残念がるでしょうね」|閉眼供養日の急な調整と再設定

5月13日、私たちらくサポ側から、心苦しいご報告を差し上げることになりました。

「申し訳ありません。5月24日が手違いで予定が埋まっておりました。また予定日を連絡いたします、申し訳ありません」

5月24日の閉眼供養に向けて、ご相談者様はすでにご家族との段取りを進めておられました。
お産を控えたお嬢様ご夫婦も、その日を予定に入れてくださっていたのです。

ご相談者様からのお返事は、こうでした。

「24日ダメになったんですね。出席者に至急連絡しますが、お産を控えた娘夫婦が残念がるでしょうね」

責めるお言葉ではなく、ご家族の気持ちを思ってのお言葉でした。

私たちの担当からは、すぐにお詫びを申し上げ、代替日のご提案を始めました。

候補日 ご家族のご状況
5月23日 ご相談者様とご子息、お嬢様のご夫君がお仕事
5月24日(当初予定) らくサポ側の手違いで使用不可
5月28日(平日) 私たち側で空いている唯一の平日
5月30日 お産の予定日

——ご家族の予定との折り合いがつきにくい状況でした。

「平日は28日だけ大丈夫でした」とお伝えすると、ご相談者様は次のようにお返事くださいました。

「23日の時間はいかがでしょう。休みを取って都合をつける手配をしてみます」

ご家族で予定を調整してくださり、5月23日午前10時で再設定が決まりました。

私たちの手違いから始まったこのやり取りは、結果的にご相談者様にお手間をおかけする形になりました。
ご家族の段取りに迷惑をかけるようなことが起きたとき、私たちにできるのは、率直にお詫びをして、できるかぎり早く代替案をご提示すること——その姿勢で対応させていただきました。

第4章:「土の入れ替え30cm、写真3枚」|お墓の管理者様からの追加要件をご自身で確認

5月12日、ご相談者様自身がお墓の管理事務所に行って、埋蔵証明書を取得してくださいました。
そのときに、お墓の管理者様からこんな追加のご説明があったとのこと。

追加要件 内容
作業内容 墓石除去後、深さ30cm程度の土の入れ替えが必要
提出書類1 30cmの土を除去したレベル写真
提出書類2 砂を挿入作業中の写真
提出書類3 完成写真

お墓によっては、墓石を撤去するだけでは墓地返還の手続きが完了しないことがあります。土の入れ替え、写真の提出、お墓独自の規約——こうした要件は、現地のお墓の管理者様にお伺いしないと分からないものです。

ご相談者様は、それをご自身でしっかり確認してくださいました。
そして私たちにお知らせくださったお言葉が、こちらです。

「過去の事例でご承知いただいておりその分が含まれているのであれば問題ありませんが、念のため確認いただけますでしょうか。お手数をおかけしますがよろしくお願いいたします」

ご家族として、必要な情報をきちんと押さえる——その姿勢のおかげで、漏れなく作業内容を確定することができました。

確認の結果、土の入れ替え分はお見積もりに含まれていませんでした。
私たちからは、追加で33,000円が必要になる旨をお伝えし、修正した請求書をお送りしました。

事前のお見積もりに入れておくべき項目を、ご相談者様の確認で初めて発見した形です。本来は私たちの方で先回りしてご確認すべきところでした

第5章:「請求書の確認を何度もすみません」|書類のやり取りを丁寧に詰めた1週間

5月16日、修正版の請求書をお送りしました。

その夜、ご相談者様からこんなお返事が届きました。

「夜分失礼します。請求書確認しました。書類代行費が入っているようですが、書類関連はこちらで進めるという事で打ち合わせしていたと思うのですが…。今一度過去の打ち合わせをご確認いただき請求書を再送頂けますでしょうか」

ご自身で書類を進めるとお話を整理した後だったのですが、修正版の請求書には、書類代行費が再び入っていました
ご相談者様のチェックで気づくことができました。

私たちの担当からは、お詫びと修正版の請求書を翌朝お送りしました。

しかし、その請求書を確認されたご相談者様から、また別のご指摘が。

「請求書確認しました。振込先記載ありましたね、申し訳ありません。何度も誠に恐縮ですが、今度はご住職様へのお布施が入っていないようです。別請求になるのでしょうか?」

——お布施料の項目が、今度は抜けていました

私たちはまたお詫びをして、修正版を再送。
ご相談者様からは「ご連絡ありがとうございます」とお返事をいただきました。

請求書の作成・修正は、らくサポ側のお仕事です。
何度も修正をお送りすることになってしまい、ご相談者様には大変ご不便をおかけしました。
それでもご相談者様は、毎回丁寧に内容を確認してくださり、間違いがあればすぐにご指摘くださいました

「請求書の確認を何度もすみません」というお言葉は、本当はこちらからお伝えすべき言葉です。
ご相談者様の丁寧なご確認のおかげで、最終的に正しい請求書をお送りすることができました。

請求書の修正を重ねた今回の経緯から、私たちが改めて確認した対応の流れは次のとおりです。

  • 書類代行を「辞退する」方向でお案内した場合、その旨を請求書にも確実に反映する
  • お布施など、追加項目が発生したときは都度明示してから送付する
  • ご相談者様のチェックに感謝を伝え、修正後は速やかに最終確認を取る

この事例の対応のポイント

  • 地元にお住まいのお客様には、書類代行をご自身で進める選択肢を率直にご案内した
  • 閉眼供養日の手違いを率直にお詫びし、代替日候補を早急にご提示してご家族の段取りを支えた
  • 請求書の修正を重ねたが、ご相談者様の丁寧なチェックを「ありがとうございます」とお返しする姿勢でやり取りした
  • 慎重なお客様のご質問を「細かい質問」ではなく「当然のご不安」として受け止め、一つひとつ整理してお返しした

第6章:「らくサポ様には細かい質問などご対応いただき感謝」|京都の永代供養先への納骨を控えてお預かりしたお言葉

5月20日、ご相談者様から振込手続きが完了したとのご連絡。
翌21日、入金を確認しました。

5月22日、ご相談者様は役所への改葬許可申請も済ませてくださり、夕方にはこんなご質問をくださいました。

「明日10時より閉眼供養となります。雨の心配をしておりましたが今のところよさそうかなと思っております。墓前花と線香、ろうそくは準備しましたが、早めに行って準備を進めたほうが良いのでしょうか?所要時間はどれくらいだと推測されますか?高齢の母を同伴させるので…

石材店さまも同行されるとのこと、供養が終わって条件が良ければお骨を拾っていただきそのまま解体作業に入るという理解でよいでしょうか。どこまで立ち会うかとか、何をどうするということは、現地で石材屋さまと打ち合わせをするということになりますでしょうか。」

ご高齢のお母様を同伴される——そのお気遣いまで含めて、当日の流れを整理しておきたい、というご質問でした。

私たちの担当からは、「お花や線香はご住職様の指示に従ってご準備頂き、読経終了後5〜10分で骨出し作業に入りますので、その後の解体作業は立会い不要です」——とお返事しました。

そして翌5月23日、午前10時。

予定通りに閉眼供養(魂抜き)が行われ、お骨上げ、墓石撤去まで滞りなく完了。
ご相談者様からのご連絡が、夕方届きました。

「本日滞りなく法要を済ませる事ができました。お骨を上げていただき、墓石撤去作業もすすめていただけました。今後のお骨引き渡しについても打ち合わせできました。

らくサポ様にはこちらの細かい質問などご対応いただき感謝しています。あと何か対応することはありますでしょうか?」

私たちの担当からは、温かいお言葉へのお礼と、施工後のお写真をお送りしました。

請求書の修正を重ね、閉眼供養日の調整があり、土の入れ替え要件の追加もあった——平坦な1か月ではありませんでした
それでも、ご相談者様のお言葉が私たちにくださったのは、「細かい質問にご対応いただいた」というご感想でした。

ご質問にお返しすることが、らくサポの基本のお仕事です。
お墓じまいというのは、一生のうちに何度もあることではありません。
だからこそ、「これでいいのか分からない」というご不安が、当然のように生まれます

そのご不安を、一つひとつ丁寧に整理してお返しすることで、ご家族にとってご納得のいく結論にたどり着いていただく——私たちにできるのは、その伴走です。

これからご相談者様のご家族は、京都の永代供養先でお父様のお骨をお納めになります。
お嬢様の出産・里帰りを迎える前に、ひとつの大きなお役目を終えられることになりました。

墓じまいのご相談はこちら

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