
私たちらくサポが大切にしていること
私たち「らくサポ」が、毎日のご相談で大切にしていることがあります。
それは、「お客様にとっていちばん良い形を、お客様と一緒に考える」ということです。
仏壇のお片付け、お墓のこと、ご実家の整理——終活まわりのご相談は、人生のなかでも数えるほどしかない、誰にとっても初めての出来事です。
だからこそ「何から手をつければいいか分からない」「これくらいの規模で、いくらかかるものなのか想像もつかない」というお声を、私たちは毎日のように頂きます。
そんなときに心がけているのは、専門家として、ご要望をそのまま受け取るのではなく、本当に必要なことは何かを一緒に整理する ことです。
ときには「これはご自身でも十分できますよ」とお伝えすることもあります。
本当はご自身でできることまで、当社の売上のためにお引き受けすることはいたしません。
その代わり、私たちがお手伝いした方が良いと判断したご相談は、適正価格で、最後まで責任を持ってお預かりいたします。
担当する作業者の手配も、お寺さまや市役所とのやり取りも、お客様のご負担にならない形でお引き受けします。
本ページでは、実際にご相談いただいたお客様の事例をもとに、私たちがどのようにお話を伺い、どのようにご一緒に答えを見つけているのかをご紹介します。
同じようなお悩みをお持ちの方にとって、ひとつでも参考になれば嬉しく思います。
目次
- 1 はじめに
- 2 第1章:「墓じまいにかかるお金を姉弟で出し合わないといけないので」|山間部のお墓と、概算の難しさ
- 3 第2章:「8尺✕7尺です。それでも現地にみに来ますか?」|大きさだけでは概算が出せないお墓のお話
- 4 第3章:「ご相談者様は同行されますでしょうか?」|雪解けを待っての現地お見積り
- 5 第4章:「税込で35万円じゃだめですか?」|お見積金額のご案内と、当社の説明不足
- 6 第5章:「ご手配の石材店にお願いする事にしました」|ご姉弟でのご相談から、正式なご依頼へ
- 7 第6章:「骨堂に預ける事になったので名前彫りはしなくてもいいです」|永代供養石からご骨堂への切り替えと、最後のひと区切り
- 8 「税込・税抜」の前提は最初から。それが、らくサポが大切にしていること
- 9 墓じまいのご相談はこちら
はじめに
「じゃその時に35万円の他に税込が入りますって言って頂ければ良かったのにと思います。」
これは、お見積金額のご案内のあと、ご相談者様からLINEで届いたお言葉でした。
北海道浜中町にあるお母様のご実家のお墓を、ご姉弟で墓じまいしたい——そんなご相談を頂いたのは、2026年1月17日のお昼すぎのことでした。
お母様がお一人でお住まいだったご実家のお墓は、山間部の段にあり、墓石の大きさだけでは概算がお出しできない、現地見積りが必要なご事情のお墓でした。
私たちは、現地のお見積りに動き、ご相談者様にもお立会いいただいたうえで墓じまいのお見積金額をご案内しました。
ところが、お見積金額のご案内のなかで「税込」と「税抜」の前提が、ご相談者様には十分に伝わっていませんでした。
「35万円」とお聞きになっていたご相談者様にとって、後から「税込で38.5万円」と知らされたお話は、納得のいくものではありませんでした。
本記事は、ご姉弟で費用をお出し合いになるご事情でお墓じまいをご検討いただいたご相談者様と、当社の「税込・税抜」のご案内の不手際、そしてそこからご姉弟で改めてご相談くださって正式なご依頼へと進んでいただいた、約2か月半の全記録です。
事例の前提となる主な情報を整理すると、次のようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| お墓の場所 | 北海道浜中町(山間部の段状区画) |
| ご相談者様 | お母様のお墓を、ご姉弟でお出し合いになって墓じまいされたい方 |
| お墓の大きさ | 8尺×7尺(ただし大きさだけでは概算不可・山間部の重機・作業員費用が別途) |
| 特殊事情1 | 墓石の大きさだけでは数十万円単位で金額が変わるため、現地お見積りが必須 |
| 特殊事情2 | お見積金額のご案内で「税込・税抜」の前提が十分に伝わっておらず、ご相談者様にご不快を与えてしまった |
| 特殊事情3 | 永代供養石へのお名前彫り予定が、ご骨堂のご利用に変更となった |
| 期間 | 91メッセージ・約2か月半(ご相談から永代供養先のご手配確定まで) |
ご相談から正式なご依頼までの主な節目は、次のような流れでした。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 1月17日 | 初回ご相談・お電話で詳細をお伺い |
| 1月22日 | 現地の石材店ご手配のご連絡 |
| 1月30日 | ご相談者様より墓石の大きさ(8尺×7尺)のご共有・現地見積りのお打合せ |
| 2月6日 | お墓の正式住所のご共有・お見積りは無料の旨をご案内 |
| 3月12日〜23日 | 現地お見積りのお日にちのご調整(雪解けに合わせて) |
| 3月29日 | ご相談者様お立会いのもと、現地お見積り |
| 3月31日 | お見積金額のご案内・「税込・税抜」の前提のご指摘 |
| 4月1日 | ご姉弟でご相談のうえ、当社にご依頼を決定 |
| 4月5日 | 魂抜き法要・永代供養先の変更(永代供養石→ご骨堂)のご連絡 |
この記事のお話
- お客様のご事情:北海道浜中町にあるお母様のご実家のお墓を、ご姉弟で費用をお出し合いになって墓じまいされたいご相談。山間部の段にあるお墓で、墓石の大きさだけでは概算をお出しできないご事情
- らくサポがお伝えしたこと:墓石の大きさだけでは数十万円単位で金額が変わってしまうため、無料で現地お見積りに伺うご案内/お見積金額のご案内の際、「税込」と「税抜」の前提が伝わっていなかったことのお詫び
- LINEでのやり取りの結末:ご相談者様がお姉さまとご相談くださり、当社にご依頼を決めてくださった。永代供養石へのお名前彫りはご骨堂のご利用に切り替わり、当社ご手配の石材店と直接ご調整いただく形でお引き受け
第1章:「墓じまいにかかるお金を姉弟で出し合わないといけないので」|山間部のお墓と、概算の難しさ
最初のご相談は、2026年1月17日のお昼前。
ご相談者様は、LINEのご相談フォームから一通目を届けてくださいました。
実家の墓じまいをしたいと思いまして連絡いたしました。
——簡潔ですが、芯のあるご相談でした。
私たちの担当は、お電話番号もご共有いただいていたので、すぐにお電話を差し上げました。
ところがご相談者様はその時お忙しく、改めてLINEでのやり取りを通じて、ご事情を整理してまいりました。
ご相談者様からは、ご事情の核心が早い段階でご共有されました。
墓じまいにかかるお金の相談です 母は一人で実家に暮らして居ました 墓じまいにかかるお金を姉弟で出し合わないといけないのでどのくらい掛かるか見積もりをしたいです
——お母様がお一人でお住まいだった実家。
そのお家のお墓を、ご姉弟で費用をお出し合いになって墓じまいされたい、というご事情でした。
ご家族でお金をお出し合いになるからこそ、最初の段階で どのくらいの規模のお話なのか を見えておきたい——そんなお気持ちを、率直にお伝えくださいました。
ところが、ここでひとつ難しさが出てきました。
ご相談者様は、続けてこう仰いました。
墓の面積が分からないのですが?
——お墓の大きさが分からない、というお声でした。
墓じまいのお見積りは、本来、お墓の区画面積を起点に算出します。
区画の広さ・墓石の段数・お骨の数・お寺さまやお墓の管理者様とのお話の進め方によって、お見積りが大きく変わるお話です。
ご相談者様には、その日のうちに改めてお電話でお話を伺い、お墓の場所が 北海道浜中町 にあること、お墓のあるお区画が 山間部の段 にあることが明らかになってきました。
私たちの担当からは、こんなご案内をお送りしました。
ありがとうございます、今しがたお電話を差し上げましたが、お忙しい中失礼しました よろしければ詳しい内容をお電話にてお伺いしてもよろしいでしょうか?
お電話の終わりに、ご相談者様からは、お墓のご住所と、ご相談者様の携帯番号もご共有いただきました。
お電話とLINEを行き来しながら、お見積りに向けた事前情報を整えてまいりました。
そして、お見積りのご日程について。
ご相談者様のお住まいになる地域は、冬の間は雪が深く、墓じまいの作業は雪解けを待つご事情があります。
私たちの担当からは:
お見積り日については、追って調整させて頂きます 3月4月ごろでご都合が悪いお日にちなどございましたら事前にお伺いできればと思いますが、如何でしょうか?
——春の雪解けに合わせたお見積りでスケジュールを組ませていただきました。
その後、ご相談者様からはお名前のご共有(ご相談者様ご自身のお姓と、お母様のご実家のお姓)も頂きました。
お母様のお家とご相談者様ご自身のお家でお姓が違うため、ご共有いただきました。
私たちは、ご家族のご事情を整理しながら、お見積りのご準備を進めてまいりました。
第2章:「8尺✕7尺です。それでも現地にみに来ますか?」|大きさだけでは概算が出せないお墓のお話
1月30日のお昼すぎ、ご相談者様からこんなLINEが届きました。
お世話になります。
墓の面積がわかりました。
8尺✕7尺です。
それでも現地にみに来ますか?
——お墓の大きさが分かったので、これで概算は出せるのではないか、というお気持ちのご質問でした。
ご相談者様にとっては、お墓の大きさが分かれば、おおよその金額のイメージはつくはず——というご認識でした。
これは、お墓じまいに初めて向き合われる方の、ごく自然なご想定です。
私たちの担当からは、率直にこうお伝えしました。
ご連絡ありがとうございます ご相談者様のお墓の場合、区画面積の他に山間部での作業に必要な重機または作業員にかかる費用を計算する必要がございます
単純な面積での概算となりますと、数十万円単位で変わるざっくりとした金額しかお出しが出来ません よろしければ現地見積りをさせて頂きたく思いますが如何でしょうか?
——お墓の区画面積のほかに、 山間部の段にあるお墓特有の事情 があるのです。
平地のお墓であれば、墓石の解体工事に必要な重機や作業員の配置は、おおよその想定でお見積りができます。
ところが、山間部の段にあるお墓は、現場までの道のり・重機の搬入経路・人手のかけ方が、現場を見ないと正確に分からないご事情があります。同じ「8尺×7尺」の大きさのお墓でも、山間部か平地かによって、お見積りが数十万円単位で変わるお話——それを、率直にお伝えしました。
ご相談者様からは、率直なお返事を頂きました。
いいえありません そう言うことですね わかりました。
——「そういうことなのですね」と、ご事情をすっと受け止めてくださいました。
そして、こうもお仰いました。
よろしくお願いします。
——現地お見積りに来ていただいて構いません、というお気持ちでした。
「大きさが分かれば金額が出るはず」というご想定が、現地のご事情を伺ううちに「現地を見ないと分からない」という前提に変わる——お墓じまいのご相談では、こうしたご想定の組み替えが、ご相談者様にとっての最初の納得のステップになります。
数日後の2月6日、ご相談者様からはこんなご質問も頂きました。
現地をみに来るのに、主張代とか かかりますか?
——「出張代」のことを、ご質問くださっていました。
お見積りに来ていただく時の交通費・出張費が別途かかるのではないか、というご心配でした。
私たちの担当からは:
ご質問ありがとうございます お見積りは無料で対応しておりますのでご安心くださいませ
——お見積りは交通費も含めて無料、ということを改めてご案内しました。
ご相談者様からは:
はい。
ありがとうございます。
私たちの担当からは、お墓のより正確な場所のご共有もお願いしました。
見積り依頼の際に浜中町のお墓と伺いました 正式な墓地名か住所など分かればお願いします Googleマップの添付でも大丈夫です
ご相談者様は、すぐにお墓の正式な場所が分かるお写真をお送りくださいました。
お写真には、北海道浜中町の山間部にあるご家族のお墓の場所が記されていました。
私たちの担当からは、改めてお墓の建立者様のお名前のご確認も差し上げました(原文ではご家族の姓と建立者であるご故人様のお名前をご共有頂いておりましたが、本記事ではプライバシー配慮でお名前部分の引用を割愛しております)。
同じご区画内に同じ姓のお墓が複数あったため、建立者様のお名前のご確認が、お見積り対象のお墓の特定にあたって必要なお話でした。
私たちの担当からは:
いろいろ、ありがとうございます
——ご相談者様のご共有のおかげで、お見積りの事前準備が整いました。
第3章:「ご相談者様は同行されますでしょうか?」|雪解けを待っての現地お見積り
3月12日の午後、私たちの担当からこんなご連絡を差し上げました。
お世話になります お墓の見積りですが、石材から雪が解けたときにそろそろ伺うよていの連絡が入りました
ご相談者様は同行されますでしょうか?
同行されるようでしたら希望日をお願いします 石材店だけで大丈夫の、ようでしたらお天気の日に伺わせていただきます
——雪解けに合わせた現地お見積りのタイミングが、いよいよ見えてきたところでした。
私たちの担当からは、 ご相談者様にお立会いいただくかどうか を率直にお伺いしました。
山間部のお墓は、ご家族のご事情によって「自分も一緒に現地を見ておきたい」「現地は石材店さんにお任せして写真でご確認したい」と、お気持ちが分かれます。
私たちは、ご家族のご都合に合わせて、どちらの形でもお引き受けしています。
ご相談者様からは:
私も行く予定です 3月17日頃はどうでしょうか? こないだ雪がかなり降ったので 墓はまだ雪はあるとは思うのですが?
!
——ご相談者様は、ご自身も現地でお立会いになりたいご希望でした。
3月17日というご希望と、まだ雪が残っているかもしれないというご心配も、率直にお伝えくださいました。
その後、お見積りのお日にちは、ご相談者様のご都合と石材店のスケジュールをすり合わせて、 3月30日午後2時 に内定しました。
しかし、3月23日にご相談者様からこんなご連絡が。
あの30日って言う話でしたが、29日 日曜日に変更できませんか?
ご相談者様のご都合が、急きょ29日のご希望に変わりました。
私たちの担当は、すぐに石材店に確認し、ご日程の変更を進めました。
お待たせしました 29日の日曜日 午前11時になりました よろしくお願いします
——3月29日(日)午前11時に、現地お見積りのお日にちが確定しました。
そして3月29日、ご相談者様お立会いのもと、当社ご手配の現地の石材店が、北海道浜中町の山間部のお墓に伺い、現地お見積りを実施しました。
ご相談者様は、お母様のご実家のお墓と、ご自身のお目で改めて向き合われた一日になりました。
山間部の段に佇むご家族のお墓は、ご相談者様にとっても、お母様が長年お参りに来られていた場所の最後のお姿でもありました。
現地お見積りでは、お墓のご区画の広さ、墓石の段数、お骨の数、重機の搬入経路、作業員の配置などを、現地の石材店が一つひとつ確認しました。
第4章:「税込で35万円じゃだめですか?」|お見積金額のご案内と、当社の説明不足
3月31日のお昼前、ご相談者様から、お見積金額についてのこんなご相談が届きました。
お墓の解体にかかる費用なんですが もう少し安くなりませんか?
——率直なお気持ちのご相談でした。
私たちの担当からは、まずご相談者様のご想定の金額感をお伺いしました。
先日はありがとうございました 費用についてですが、ご予算としてはおいくらでお考えでしょうか?
ご相談者様からは:
20万円くらいですね 処分するのは、墓だけじゃないので なるべく費用をおさえたい。
——20万円ほど、というご想定でした。
お墓じまい以外にも、ご実家の整理に関わるご予算をご家族で分け合うご事情があり、できるだけ費用は抑えたい、というお気持ちでした。
私たちの担当は、現地お見積りの結果を、ご手配の石材店と確認しました。
山間部の段にあるお墓は、平地のお墓と比べて重機や作業員の手配が多くなり、20万円ほどでお引き受けすることは、率直に申し上げて難しいご事情でした。
私たちの担当からは、こんなご案内を差し上げました。
お待たせしております、石材店と打合せを致しましたのでご報告致します
結論を申し上げますと、38.5万円税込の価格は、当社と石材店、そしてご相談者様のお知り合い価格で提示させて頂いており、限界価格でございます これを下回ると赤字ラインとなりますため、ご理解頂きたく もちろん、他社様と比較して相場感を調べて頂いても結構です よろしくお願い致します
——「38.5万円税込」が限界価格、というご案内でした。
ところが、ご相談者様から返ってきたのは、こんなご質問でした。
35万って言われて 税込みが入って 38万円って事ですか?
38、5万円ってなんですか?
——「35万円」と聞いていたのに、いきなり「38.5万円税込」と言われてもよく分からない、というご当惑でした。
ここで初めて、ご相談者様が お見積りのご案内で「税込」と「税抜」の前提を取り違えていらっしゃった ことが分かりました。
3月29日の現地お見積りでは、石材店から「35万円」というお見積額が伝えられていたようでした。
ご相談者様は、それを「35万円ですべてが含まれる金額(税込)」と受け取られていました。
一方で、お見積金額の正式な内訳は「35万円+消費税10%=38.5万円(税込)」というものでした。
ご相談者様は、率直にお気持ちをお伝えくださいました。
税込みで35万円 じゃだめですか?
それ以上うちの方も出せません。
——20万円のご想定が、現地お見積りで35万円とお伝えされて、35万円までならお出しできる、というところまでご相談者様もご事情のなかでご整理くださっていました。
それでもなお「税込で35万円であれば、何とかお出しできる」というぎりぎりのご回答でした。
私たちの担当は、改めて石材店に確認しました。
石材店より、35万円+消費税と聞いておりますので、38.5万円税込でございます 税込35万円であれば即決でしょうか?
ご相談者様からは:
税込で35万円 だったら依頼をお願いしたいと思います。
それが出来なかったら、こちらも考えます。
——明確なご意思のお返事でした。
私たちの担当は、再度石材店に確認しましたが、結論として「38.5万円税込が限界」というお返事を頂きました。
担当からはご相談者様に:
石材店に確認して参りましたが、38.5万円税込がギリギリのようでした お力になれず申し訳ございません
そして、ご相談者様から、このような率直なお気持ちをお伝えいただきました。
じゃその時に35万円の他に税込が入りますって言って頂ければ良かったのにと思います。
姉と相談してから 又連絡致します。
——「税込が入りますって言って頂ければ良かったのに」——お見積金額をご案内する段階で、当社と石材店の側から「35万円は税抜の金額で、税込では38.5万円になります」と最初からお伝えしておくべきでした。
ご相談者様がご想定くださっていた「35万円」と、当社の側で前提にしていた「35万円(税抜)」のずれが、最後の最後で表面化してしまいました。
これは、 当社の側の説明不足 が招いたご不快であり、ご相談者様に取り違えていただいたお話ではありません。
ご相談者様のお気持ちは、ごもっともでした。
「税込・税抜」の前提が伝わっていない段階で、20万円のご想定から35万円までご家族で頑張ってお出しになる覚悟をされたお気持ちを思うと、当社の説明不足には率直なお詫び以外のお言葉が見つかりません。
ご相談者様は「姉と相談してから又連絡致します」というお言葉で、その日のやり取りを締めくくられました。
第5章:「ご手配の石材店にお願いする事にしました」|ご姉弟でのご相談から、正式なご依頼へ
翌4月1日のお昼すぎ、ご相談者様から、こんなご連絡が届きました。
お世話になります 姉とも話をして ご手配の石材店にお願いする事にしました。
費用の他に追加料金はかかりませんか?
——お姉さまとお話しされたうえで、 当社ご手配の石材店にお墓じまいをご依頼くださる というご決断でした。
「税込・税抜」のお話で当社にご不快なお気持ちをお感じになったあとも、ご姉弟で改めてご相談くださり、 38.5万円税込のお見積りでご依頼をお決めくださった ことに、私たちは深く頭を下げました。
私たちの担当からは、追加料金についてのご質問にお応えするとともに、書面のお見積書をお送りすることをご提案しました。
かしこまりました、内訳についてはお見積書をお送り致しましょうか?
追加費用など、作業内容に誤認のないようにご確認頂きたく思いますので
——「税込・税抜」のご不手際があったあとだからこそ、 書面でお見積書を改めてお手元にお届けし、内訳をご確認いただく ことを大切にしました。
同じお話を口頭でお伝えしても、書面でお手元にあるかないかでは、ご相談者様の安心感が大きく違います。
ご相談者様からは:
そうですね お願いします。
私たちの担当からは:
それでは、ご手配の石材店よりお見積りについてご連絡させて頂きます 今出先のようですので、戻り次第のご連絡となります
引き続きよろしくお願い致します
そして、ご相談者様から、お見積書のお送り先のご確認のご質問。
私の住所わかりますか?
私たちの担当からは:
お送り先については石材店より確認いたしますね 石材店から発送させて頂きますので
——お見積書のお送り先のご住所は、当社ご手配の石材店からお伺いし、石材店から直接ご発送する流れで進めました。
ご相談者様からは:
はい お願いします。
——当社の不手際にも関わらず、改めてご姉弟でのご相談を経て、当社ご手配の石材店に正式にお墓じまいをご依頼くださったことになりました。
ご姉弟でご相談されたあとに、改めてご依頼をくださるという流れは、私たちにとっても深い学びでした。 お見積りのご案内のなかで「税込・税抜」の前提を最初からお伝えする こと——たったそれだけの一手間が、ご相談者様のご家族でのご相談を、 「不快を残したままご家族で再検討する」のではなく、「気持ちよくご家族でご決断いただく」流れに変える はずでした。
私たちは、この事例を通じて、お見積金額のご案内の段階で、必ず「税込価格」と「税抜価格」の両方を、初回のご案内のなかで明示することを、現場の手順として徹底することにしました。
正式なご依頼までの主な流れを、改めて整理すると次のとおりです。
- 山間部の現地お見積り実施(3月29日・ご相談者様お立会い)
- お見積金額のご案内(3月31日・「税込・税抜」の前提の取り違えが表面化)
- ご相談者様がお姉さまとご相談(3月31日夜〜4月1日)
- 正式なご依頼のご決断(4月1日昼)
- 書面のお見積書のご送付(石材店から直送)
第6章:「骨堂に預ける事になったので名前彫りはしなくてもいいです」|永代供養石からご骨堂への切り替えと、最後のひと区切り
正式なご依頼を頂いてから数日後の4月5日、ご相談者様から、こんなご連絡が届きました。
お世話になります。
永代供養石に名前を彫るとの事ですが、骨堂に預ける事になったので 名前彫りは、しなくてもいいですって石材店に 連絡お願いします。
私の方から石材店に連絡した方がいいのでしょうか?
——お墓じまいの当初のご相談では、ご家族のお骨を 永代供養石 に納める予定で、永代供養石にご故人様のお名前を彫る予定になっていました。
ところが、ご家族でご相談されるうちに、お骨のお預け先が ご骨堂 に変わったため、永代供養石へのお名前彫りは不要、というご連絡でした。
「私の方から石材店に連絡した方がいいのでしょうか?」というご質問には、ご相談者様のお気遣いがにじんでいました。
当社を窓口にして石材店にお伝えするのか、ご相談者様から直接石材店にお伝えしてよいのか——ご相談者様は、最善の段取りをお気遣いくださっていました。
私たちの担当からは、こうお応えしました。
お手数ですが、石材店へ直接ご確認いただけますでしょうか よろしくお願い致します
——永代供養石へのお名前彫りという具体的な作業のご変更については、 当社ご手配の石材店と直接お話しいただくほうが、行き違いが少なくお伝えできるご事情 がありました。
当社を一段かませると、ご相談者様→当社→石材店、と伝言が増えるぶん、お名前のお間違いや作業ご変更のニュアンスの取り違えが発生する余地が出てしまいます。
ご相談者様からは:
はいわかりました。
——ご快諾を頂き、ご相談者様から直接、当社ご手配の石材店にご連絡くださることになりました。
お墓のお話・お見積金額のお話・正式なご依頼のお話、そしてお骨のお預け先のご変更のお話——ご相談者様は、お姉さまと一緒に、お母様のご実家のお墓に向き合われた約2か月半でした。
「税込・税抜」のお話で当社にご不快なお気持ちをお感じになったところから、 改めてご姉弟でご相談くださり、当社ご手配の石材店にご依頼をくださった こと。
そして、永代供養石へのお名前彫りからご骨堂のご利用への切り替えを、 石材店と直接お話くださる柔軟さでご対応くださった こと——私たちにとって、ご相談者様のご寛容なお気持ちのおかげで、ひと区切りまで進めることができた事例でした。
この事例の対応のポイント
- 山間部の段にあるお墓は、大きさだけでは概算が出せないご事情を、率直にお伝えして現地お見積りに動いた
- お見積金額のご案内で「税込・税抜」の前提が伝わっておらず、当社の説明不足としてお詫びを申し上げた
- ご相談者様がご姉弟でご相談されたうえで、改めて正式なご依頼をくださり、永代供養石へのお名前彫りからご骨堂のご利用への切り替えにも柔軟にご対応くださった
「税込・税抜」の前提は最初から。
それが、らくサポが大切にしていること
ここまで、北海道浜中町のお母様のご実家のお墓を、ご姉弟でお出し合いになって墓じまいされた、約2か月半の全記録を振り返ってまいりました。
要点を改めて整理すると、最初のご相談で 20万円ほどのご想定 をお持ちだったご相談者様に、山間部の段にあるお墓のご事情を率直にお伝えし、現地お見積りに動かせていただきました。
現地お見積りの結果は 35万円(税抜)・38.5万円(税込) で、「税込・税抜」の前提が伝わっていなかったことで、ご相談者様にご不快なお気持ちをおかけしてしまいました。
それでも、 ご姉弟でご相談くださり、正式にご依頼をいただいたうえで、永代供養石へのお名前彫りからご骨堂のご利用へという切り替えにも柔軟にご対応くださった ご相談者様のご寛容さで、ひと区切りまで進めることができました。
お墓じまいのお見積りは、ご家族のご事情のなかで、ご家族でお出し合いになるご予算で決まってまいります。
だからこそ、お見積金額のご案内の段階で、 「税込」「税抜」の前提を最初からお伝えする こと——たったそれだけの一手間が、ご相談者様のご家族のなかでのお話を、後悔のないものにします。
私たちは、この事例を通じて、初回のお見積りのご案内で、必ず「税込」と「税抜」の両方を明示すること、そして、ご相談者様が「20万円ほどで」とご想定をお伝えくださった段階で、 「現地お見積り次第ですが、山間部の段にあるお墓は◯◯円ほどになることが多いです(税込・税抜の別を明示)」というおおよそのレンジをお伝えする ことの大切さを、改めて噛みしめました。
もし、同じように「ご実家のお墓を、ご家族でお出し合いになって墓じまいされたい」「山間部や離島の段にあるお墓で、お見積りがどのくらいになるか分からない」「『税込』と『税抜』の前提を、最初からはっきりお聞きになりたい」というご事情をお持ちの方は、まずはお電話一本でご相談ください。
お電話が難しい方は、LINEからもお問い合わせ頂けます。
ガイドブックも無料でお送りしております。
墓じまいのご相談はこちら
らくサポでは、墓じまいのご相談を年中無休でお受けしています。
お見積もりは無料、何度でもご相談いただけます。
- お電話でのご相談:050-5794-7378
- LINEでのご相談
「ご家族でお出し合いになって墓じまいされたい」「山間部のお墓で見積りの目安が分からない」「お見積りの『税込・税抜』をきっちり確認したい」——どんなご事情でも構いません。
まずは状況を伺うところから、ご一緒に整理させていただきます。


